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5.1chスピーカー配置【近距離サラウンドの具体例を公開】

5.1chサラウンドシアターを自宅で楽しむ時、スピーカーをどう配置すればよいのか?

くろかわ
くろかわ
結局みんなこれが知りたいんだよね?
えいが子
えいが子
上の写真のように、リスナーから1メートル以内のせま~い近距離サラウンドに特化して解説だよ

一般的に5.1chサラウンドで推奨してるスピーカー配置

これがお馴染みのヤツだ!

ドルビー公式サイトhttps://www.dolby.com/jp/ja/home/index.htmlから引用

世の中のほぼ全てのサイトはこんな図を示して、これが理想ですよ。各スピーカーはこう配置するように心がけましょう。と言ってくる。

でも、庶民の家のリビングで真面目に再現しようとすると…

えいが子
えいが子
そんなとこにスピーカー置かないでよ!掃除機かけられないじゃんバカ!終わったら片付けてよ!

けっこうキツイ(笑)

くろかわ
くろかわ
家族の理解を得られないまま、こそこそ突き進むのが男のロマン

距離は諦めて、全てのスピーカーを自分に向けて設置してと…。

えいが子
えいが子
ちょっと!見えるところにスピーカー置かないでよ!

みんな真面目に、この通りにはできないにしても、なんとなくイメージを似せて必死に配置しようとする。

だから

「あれ?これでサラウンドできてる?でも賑やかな音になったからたぶんサラウンドなんじゃん?後ろから音がするし…🤔」となる場合が多い。

フォーカスの合わない不自然なサラウンドになっちゃうのはしかたないんだ。

専用の音響測定マイクを立てて、AVアンプの自動音場調整機能を使ったんだから間違いないはずと思っちゃうけど…なかなか満足する音にならない。

ぼくも、最初はそんな悩みがあった🙄ドルビーデジタル5.1chサラウンドってこんなもん?と拍子抜けしたのを覚えてる。

その後、ムキになって、ドルビーが推奨する置き方を正確に再現した。

ITU-R 5.1ch

ITU-R配置というのは、とことん正確に測量して設置してみると、やっぱりけっこういい感じになるね(笑)

この音を体験しておかないと、いつまでも「全てのスピーカーの距離と高さを正確に合わせたらもっといい音になるかもしれない…」

という淡い幻想を抱いたまま、今の自分のサラウンドの音にずーっと納得できなくなっちゃう可能性がある。

1度試してみるといいよ。いろんな意味で納得できるし、その後の自分のサラウンドの方向性が合っているのかを知ることができる。

常設はできなくても、1度は試して、正座して聴いてみよう(笑)

ここではITU-R配置の詳しい問題点などは伝えきれないから、気になる人は下の記事を是非読んでほしい。けっこう重要な部分だと思う。


ITU-R配置に近い設置が可能で、その音響が気に入ればなによりだ。

ところが、そう思えない人や、設置スペースに制限がある人にヒントになるような配置をこれから紹介するから続けて読んでくれ(^^)/

でね、

5.1chは、フロントからサラウンドスピーカーまで全てのスピーカーを同一円周上の等距離に配置することに拘ると、かなりの広さが必要になる。

そこで、自然な音の広がりが成立するギリギリまで全てのスピーカーを接近させたい…

ITU-R配置だとリスナーからの距離を90cmにしても、約6帖間のスペースが必要になるけど、その半分以下のスペースでサラウンドできないか…。

いろいろ試行錯誤してたどり着いた考えが…

くろかわ
くろかわ
省スペースお一人様専用シアターなら理想に近づける!

ぼくは貧乏でも、部屋が狭くても、本格的なサラウンド音響を楽しめるリアル5.1chを夢見てた。

そして完成した幅1.2m×奥行1.8mスペースの超コンパクト配置がこれ!

超近距離5.1chサラウンドのスピーカー配置

この角度を目に焼き付けておくれ(笑)

えいが子
えいが子
サラウンドだけスピーカーの高さちゃうやん!いいの?

すまん!分度器とかないから正確な角度はわからん、この写真を撮影した時のサラウンドはバッチリ決まっていたからこれを完コピしてもらうのもありだ。

パソコンデスクの下にはサブウーファー+座布団!

これが絶妙なオットマンとなっている。中華製の激安ゲーミングチェアーをリクライニングさせたときに足を乗せると極楽だ!

このサブウーファー兼オットマンの二度美味しい使い方がプロの技👍

フロントの3つのスピーカーの真下という、まあまあ理想的な位置関係。

サブウーファーは床に直置きがしっかりしてていい。

家族に怒られないなら、ホームセンターなどで御影石みたいなしっかりした石材を買って下に敷くと、ソリッドな低音が出るような気がする…
サブウーファーからリスナーの耳までの距離は実測で120~150㎝ぐらい。
部屋の角にぴったりつけるのはNG。

低音がボワンと膨らみ強調されすぎる感じになるよ。

サブウーファーは指向性がないといっても、.1ch(LFE)は~120hzまで出る。

さらにぼくみたいに低音を180~250hzまでサブウーファーに任せるシステムにしてると…

つまり、ほんの僅かではあるけれども音が出てる方向をリスナーが意識してしまう。

だからリスナーより前、フロントLRの間のどこかに設置するようにすると音の定位と繋がりがいい。
これは真似してみてよ。

オットマンサブウーファーはアクション映画の爆発の臨場感とか足に伝わってきて楽しいよ。

まさに全身で感じる音響👍

ただし、普通のシーンや音楽を聞くときはダメだ。

足に振動が伝わると、奮醒めしてしまう。

せっかく映画の世界に入り込んでいたのに、サブウーファーが震えた瞬間!

えいが子
えいが子
ただ和室でマッサージチェアに腰かけてるオヤジじゃん…

ぼくはこんな感じで吸音材を下に敷いてから座布団をのせてる。今はほとんど響いてこないけどね✨気になる人はこれも真似してみて。

音響だけのシステムの合計予算は中古品をメインに3万円以内。(ぼくが今愛用してるシステムは2.5万円ぐらい)

このシステムでのサラウンドスピーカーは真横や斜め後ろではない。

後方斜め上方から耳の上辺りを狙うようなイメージだ。

サラウンドスピーカーは横後方というイメージあるけど、この場合は、もはや7.1chのサラウンドバックに近い位置関係になるよ。

これで良好な5.1chサラウンドが成立するのは、やはり近距離の小型フルレンジスピーカーというのが影響しているのだと思う。

画像のように真似して配置してもらえば、あとはAVアンプの微調整でサラウンド感が出せるはずだ。

この配置で成立しているのは6.5cmの小型フルレンジスピーカーを使っているから。

12cmスピーカーや、ツーウェイスピーカーではサラウンド感がでない。

さすがにこれより近距離はもう厳しい感じだ!

逆に1メートルを越えるなら、フロントスピーカーはツーウェイスピーカーを使ったほうが音はリアルになる。

横幅と後方に余裕があるなら、サラウンドスピーカーについては、左右後方に角度を慎重に試しながら、拡大させればより音場の広い良好なサラウンドが実現しそうだね。

5.1chフロントスピーカーの配置は高さを揃えて正三角形にしよう!

フロントは高さを揃えて正三角形

リスナーからセンタースピーカーまでの距離は80㎝ちょいぐらい。フロントスピーカーまでもほぼ同じ距離。

つまり、フロントは完全に横並びではないんだ。

これはフロント配置。
センターはやや奥まってるのわかるかな?
映画のセリフのあるシーンで、人物の口から声がするポイントに調整しよう。
一直線に並べると画面より少し手前で声がする。好みもあるけど、その辺りをポイントにゆっくり動かしながら聞いてみて。
これはP650Kを3つ揃えたフロント配置。
同じシステムでもスピーカーが変わると設置位置や、内振り角度も変わる。


モニターの高さ調節
スピーカーは同じ高さに配置できた!
でもディスプレイはどうだろうか?
スピーカーの音場の高さと、ディスプレイの高さの差を、少しでもなくすようにする。
センタースピーカーに干渉して画面の下端が少し隠れてしまうなどの場合もあるよね。
この写真は2cm厚のベニヤでディスプレイの高さを上げて、センタースピーカーとのバランスをとるようにしてる。
小さな積み重ねが圧倒的な臨場感に繋がるよ。
妥協しないセッティングが貧乏オーディオには求められる。

※最後は微調整必須!センタースピーカーについては↓

音の広がりや移動感、自然な感じなどをバランスさせてから測定してみたら、たまたま正三角形に近くなっていた。

スピーカーのフロント正三角形の理論は音響界隈では有名だがこの結果に驚いた👀‼️

先人達の知恵は恐るべし…

次にスピーカーの内振りの角度が悩みどころだと思うんだ🤔

この写真を見ると完全フラットなのがわかるかな?

ここに結論を出すことはできない。スピーカーの特性によって変わるから。

くろかわ
くろかわ
いちおうセオリーはあるけど、断言はできない。

以下、ぼくの感覚だけど、参考にしてほしい↓

わかりにくいかな?軽く内振りにしているよ。

耳の穴を直撃するイメージでフロントスピーカーを大きく内振りにすると実在感が増す。

角度をつけず、フラットにしたほうが全体にスッキリしてステージも広く感じるが、中央で動く人物や乗り物が軽く感じる。

内振りのほうが低音と程よく融合した重さを伴う音になり、正しい映画っぽい迫力が再現される。

内振りはフォーカスが上手く合わないとステージが狭くなるように錯覚するけど、フォーカスがしっかり合った瞬間、映画本来の空間の広がりがでるから粘り強く調整しよう。

この要素は相反するのでちょうどいいバランスを見つけよう。

もちろん後方のサラウンドスピーカーの内振り角度や、上下の設置角度も影響してくるから、4つのスピーカーをミックスさせたベストバランスを探るイメージだ。

近距離でスピーカー口径が大きい場合は角度つけたほうがいい結果になることが多い。

近距離でスピーカー口径が小さい場合は完全フラットも試そう。

センタースピーカーありの3.1chはフラットがいい気がする。

フロントLR+サブウーファーの2.1chの場合は軽く内側に振るといい。*LRの距離も関係するが…

映画の5.1chなどのサラウンド音源は最大30度以内で内振りが基本。(完全に好み)

ステレオ音楽ソースは基本フラットか、やや内振り5度以内が綺麗に聞こえる。

…迷うところだけど、自分の好みを楽しんで見つければいいよ。

サラウンド映画再生と、ステレオ音楽再生を1つのセッティングで最高に聞けないという、オーディオファンを悩ませるやつだ🙄

これが、よく言われるサラウンドとステレオ音楽が両立しない問題

基本的に映画を楽しむというコンセプトだからサラウンドセッティングをデフォルトにしてるけどね。

次にサラウンドスピーカーの合わせ方を見てみよう。

サラウンドスピーカーからリスナーの耳までの距離は約40cm。

点音源といわれる小型フルレンジでも、30センチ未満の距離はおすすめしない。

どうしてもスピーカーが鳴ってるという感覚が消せなくなる。

フロントと同じく、内振り角度についても疑問に思うよね?

まずは写真のように素直に真っすぐ鳴らしてみてくれ、そこからやや内振りぐらいの範囲でいいところが見つかるはずだ、変にわざとらしく角度をつけすぎるとぼくの場合はうまくいかなかった。

リスナーに向ける上下の角度は、耳を直撃で狙う角度ではなくて、耳より少し上を狙うイメージで調整してみてほしい。音の広がりが変わってくるよ。

世界最小?5.1chを目指したから、サラウンドスピーカーの間隔は50cmと狭いけど音はかなりイケてる。、もちろんフロントLRよりサラウンドのLRのワイドがやや広い方が音の広がりと繋がりに余裕があるし自然。

でも実際はこれ以上椅子からはみ出すと、めちゃくちゃ邪魔(笑)

このあたりが生活と趣味のベストバランスだと思うよ。

サラウンドスピーカーに使用している段ボールの箱に入っているスピーカーは、6.5センチのフルレンジスピーカーP650K

音が自然に広がるから、サラウンドにはおすすめのスピーカーだ。安いから買いやすい。

えいが子
えいが子
なんで段ボールなんか使ってるの?音悪そうだよ…
くろかわ
くろかわ
まずはこれを聞いてみてくれ

えいが子
えいが子
これ衝撃なんだけど…

軽いから高所の設置も怖くないよ👇

だんすぴ
くろかわ
くろかわ
さらに夢の天井設置もオススメ!工事不要で手軽にアトモスできる

ゲーミングチェアに段ボールスピーカーを固定するのにスマホクリップみたいなの使ってるけど、これどうやるの?という人も是非読んでくれ!詳細にやり方を解説してる。


※写真はサイドにサラウンドを配置してた頃のバージョンだね。好みもあるけど、ぼくは後方高めから設置のほうが好み。

この配置で5.1chサラウンドのスタートラインに立てた!

ドルビーデジタル5.1chサラウンドのスピーカー配置についてはこれでOK。

しかし、最高のサラウンド実現のために、スピーカー配置と同じレベルで重要なことがあるんだ。

えいが子
えいが子
どこかで読んだんだけど、5.1chって5個同じスピーカーで揃えなきゃダメなの?
くろかわ
くろかわ
いいところに気が付いた!次の記事は重要!できればスピーカー購入前に読んでくれ!

スピーカーの組み合わせが決まり、設置も済んだら、最後はAVアンプの調整機能を使ってとことん音を追い込んでいこう。

調整にはネットフリックスのXミッションのオープニングのバイクのシーンがおススメだ。映像のバイクの位置と、音の位置が合っているかをポイントに調整するといい。

あんまり昔の作品は調整用には向かない。そもそも音の移動感などが不自然なものもあるので、なるべく新しい、音響の優れたもので調整しよう。

一つの判断材料として、サラウンドスピーカーの一つから音が鳴ってるように聞こえているうちはまだ音が溶け合っていない。

AVアンプの詳しい5.1CHサラウンド調整方法については次の記事で解説する↓

ぼくの映画館で使ってるコスパ最高の神機はこれ👇️

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