ホームシアター

【サブウーファー設定】高い周波数でフロントスピーカーとクロスオーバーさせてはダメ?

これはわりと有名な話だから、知ってる人も多いのではないかな🙄

結論を言うと、クロスオーバー値200hzぐらいまでは調整しだいでどうにかなる。

というかそれぐらいでクロスさせないと、ぼくのような小型スピーカーシステムではバランスのいい音響はつくれない。

世の中に氾濫するサブウーファー調整情報の多くは、

50hzぐらいまで良質な低域が出せるスピーカーに対して、サブウーファーをどうあわせていくか?

このアプローチについて解説されていることが多い。

だから50~80hzあたりでクロスとか、ホームシアターならラージ設定でそもそも単独で鳴らすことを推奨してる。

鳴らすというより、文字通りサブ。一番低いところをちょっと補う、添えるという感じ。

でもそんな立派なシステムばかりじゃなくたっていいんだよ。

ぼくみたいに低音域苦手な小型スピーカーのシステムなら、サブウーファーにも少し頑張ってもらわないと映画音響の土台がしっかりしない。

自分のやりたいシステムが小型(6.5~10㎝)なのであれば、やりかたも変わってくるということ。

クロスオーバーって言葉は難しそうだけど、そこまで神経質にならなくていいと思ってる。

くろかわ
くろかわ
おおらかに楽しめばいい、一番重要なのは音楽性だ。

聴いていてリズムを取りたくなるグルーヴ感があるかを大切にしたい。

実際のぼくの小型フルレンジ+16cmサブウーファーのシステムの低音域のバランスを聞いてみてほしい👇

えいが子
えいが子
スマホで再生するとよくわからん …ヘッドホンで聞いてよ

音楽なら、そもそもサブウーファーを使わず多少低音が物足りなくても、2CHステレオでスッキリ聞きたいという人もいるだろう。

でも映画音響については小型スピーカーで構成する5.1chを120hz~200hzでクロスオーバーさせて堂々と楽しめばいいんだよ。

なぜ高い周波数でクロスオーバー設定してはいけないといわれるのか?

「なるべく80hz以下で、フロントスピーカーとサブウーファーをクロスオーバーさせましょう」

これよく聞くよね。

特に🚐カーオーディオとかの世界では強く推奨されてる。

で、その理由というのが、

①「80hz以上の音になると人間は方向性を感じるようになるから」

②「高めでクロスするほど低音のキレが悪い、ドスン!という重い音がでない」

ん?どういうこと?

例えば①、カーオーディオの場合わかりやすい。

運転席足元の16cmフロントスピーカーと、トランク設置のサブウーファーを200hzでクロスオーバーさせたとする。

するとトランクのほうから低音がドンドン聞こえてくるように感じてしまう。

これは80hz以上の音が後ろのトランクから鳴っているから、脳が方向を感じて、音がそちらに引っ張られるという現象。

後方で、しかも低い位置に聞こえる。

でもドライバーからしたら、なるべく目の前のステージ上で音が合成されて低音だって足元から鳴るのではなく、適正な高さで自然に響いてほしいわけ。

ただでさえ、車はドアスピーカーが一般的だからけっこう低い位置にスピーカーがある。

だからカーオーディオで高音質というと、ドアミラー裏にツーイーターを設置したりして音場を上げようと必死。

実際にリスナーの耳の高さにステージが展開したほうが気持ちいい。

②については、ホームシアターのAVアンプのマイク測定による自動調整機能を使うとよくわかる。

ぼくの持ってるスピーカーの低域再生能力が弱いのを接続して測定すると…

自動にするとね、200hz以上でクロスオーバーされたりする時あるのよ(笑)

なかなか人間ではいきなりその設定できないからね~

スピーカーの仕様って10cmぐらいの小型スピーカーでも周波数レンジ60hz~20khzとか書かれている製品あるけど、サブウーファーと組み合わせたとき60hzクロスでしっくりくることはほとんどないよ。

低音がどこまで出るかの下限であって、聴覚上心地よく響く低音はどこまでかはスピーカーによって全然違う。

よっぽどタイトな音が好みなら別だけど、普通の小型スピーカーなら映画音響の土台をしっかり支える低音の量感や響きのために120hz以上でクロスさせないともの足りないと思う。

※注 ちょっとショックな時もあるが、基本的にアンプのマイク測定は間違ってはいない。ぼくのクソ耳より遥かに優秀だからそれは計算上最適なのだろう。

でね、この高クロス設定…

量感たっぷりなのはいいんだけど、聴いてみると少し低域がボワンボワンする。 おそらく映画館っぽい迫力を演出してくれてるんだけど、暫く聞いていると…

音が軽い。しまりのない音。かっこよくない音という感じ。

さらに250hzクロスとかになるとサブウーファーも質の良い音は出せない。ぼんやりした音になる。

つまりサブウーファーのクロスを上げすぎると、低音域が苦手な小型スピーカーに任せるより、量感は増すけどしまりのない音になる。(ぼくの好みではフロントで150hzまで、サラウンドで200hzぐらいが映画らしい音の限界だと感じてる)

こちらはぼくのお気に入りの小型スピーカー
センター8cm、フロント10cm
このNS-BP110は奇跡的に60HZクロスが成立する低音の響きを持っている
エンクロージャーの奥行がメチャ長いでしょ?
このシステムでは👇の設定値にしてる。
くろかわ
くろかわ
というわけで、

高い周波数でクロスオーバー設定しないほうがいい。

メインスピーカーはなるべくしっかり低音がでるものを使う。

というのが理想みたいになっているわけだけど、庶民の小型ホームシアターでは真面目にこれに従う必要はない。

ぼくはこの2点が特にクローズアップされすぎているような気がするんだ。

そうすると…

こういう小さなスピーカーは全てダメな、ホームシアターには使えないスピーカーということになっちゃう。

普通の箱に入れて鳴らした場合、カタログ値で150hzぐらいまでしか低域が出ないことになってるからね。

サブウーファーとクロスオーバーさせようとすると180hz~200hzでクロスになる。*クロスってそこでバッサリ切れるわけではなくて、お互いのスピーカーの音量が徐々に減衰していくから、ダブって鳴る部分をイメージしよう。

慣れてないと、とんでもない設定に感じてしまうでしょ?

ところがたいしたことじゃない。

このクロスオーバー設定で音楽も映画も楽しめる。

その理由をみていこう。

ホームシアター、高めのクロスオーバー設定の秘密その1~サブウーファーの設置場所

例えば机の前にこのようなレイアウトで6.5cmの小型フルレンジスピーカーを配置してるとする。

低音が出ないから、AVアンプの周波数のクロスオーバー設定は180hz~200hzクロスだ。

次にサブウーファーの配置なのだけど…

サブウーファーの設置場所を部屋の角にしたり、遠く離れた所に置いたり、後方に置いたりしない。

視聴位置正面のセンターか、少なくともフロントLRの間のどこかには置くようにすることが大切。もし、サブウーファーの音が遅れて聞こえるというセンスがわかる人は定在波など調べてみればいいけど、ぼくみたいによくわからない人はとりあえず角置きをやめるだけで最悪の状態は回避できるよ。

「低音は指向性(音の方向感)がないからどこに置いても変わらない」という記述をよく見かけるけど、これはスピーカーが中型以上(13cm~)で80hz以下でクロスできるような場合の話。

小型スピーカーと組み合わせる場合は必ずリスナーの前方に置く。

因みにぼくの場合、サブウーファーをちょうどゲーミングチェアーのオットマンとして使っているから一石二鳥なのだ。

あえてオットマン無しのゲーミングチェアを買った話⇒

オットマンとして楽チンだし、サブウーファーからの音が多少主張したとして、前方センターだから大きく音場が乱れる感じはない。

これがひとつめのポイント

ふたつめのポイントはAVアンプのDSP機能を活用するというもの。

2.1CHホームシアターのクロスオーバー設定のヒミツその2~AVアンプのDSP機能を使う

これだけだと意味わからないから、実際の映画のシーンを例に挙げると、エックスミッションという映画のオープニングシーン。

サラウンド音響調整に使える映画⇒

ヘリコプターが頭上を旋回するシーンがわかりやすい。

ここで2.1chの場合は180~200hzの高クロスオーバー設定の弱点がモロに出る。

ヘリコプターが頭上を旋回する音と同時に足元からも「ブロブロッー」と盛大に音が鳴るのがわかる。

天地で音が分離するのはかなりの違和感…
(2.1ではなく5.1CHのリアルサラウンドにすると違和感は少なくなる)

こういう状態があるから、高い周波数でクロスオーバーしちゃダメ🙅となるんだろうね。

で、ここからが重要だ!

今、2.1chステレオ再生した。

違和感があった。

次に、AVアンプのDSPを使ってみる。

ちなみにぼくはONKYOのONKYO TX-NA609というAVアンプを使っている。

2011年製。

YAMAHAとかONKYOとか主要メーカーのAVアンプはだいたい独自のDSPを搭載してる。

DSPというのはデジタルシグナルプロセッサーの略かな?

とにかく劣化を最小にしながらデジタルサラウンド処理をしてくれる。

ぼくのお気に入りはONKYO独自のシアターディメンショナルだ。

これは5.1chやステレオソースを2.1CH、もしくは3.1chでサラウンド感があるように、あたかも後方にスピーカーが配置されたリアル5.1chであるかのように再生してくれる機能。

上手く使えば、映画館の音響っぽくなる。

詳しくは上の関連記事を読んでもらいたいんだけど、

シアターディメンショナルをオンにすると先ほどのヘリコプターの天地の音の分離がほとんど気にならない。

これは実際に試してもらうとわかりやすい。

小型ホームシアターでは200hzぐらいまでサブウーファーに任せても大丈夫!

p650eの画像

ふたつのポイントを紹介したわけだけど、

異論、反論もあろうかと思う。

また、そのような音が好みではないというのもあるだろう。

ぼくが大切にしてるのは、それぞれの音域を、無理せずに得意なスピーカーにちゃんと任せること。

「安いサブウーファーだからちょっとしか鳴らさない。音質悪くなりそうだから」とか考えない。

サブウーファーも高級品、新品の必要はない、映画がコスパよく楽しめる1万円クラスで始めてみよう👇️ハードオフの中古でもOK!ぼくのサブウーファーは中古で2980円だったけど、まったく問題ない。

カーオーディオを26年ぐらいそれなりにやってきた。まだまだ下手クソだけどね(^^)/

最初は無理してフロントとサブウーファーを60hzとかでクロスさせていた。当時それがカッコイイとされていた(笑)

でもね、車のドアスピーカーは17cmとかウーファー口径がある程度あったところで、プロショップの施工でもなければ、良質な低音は出せなかった。

むしろ80hzや100hzぐらいで無理せずクロスさせてサブウーファーに任せたほうが、気持ちいい音楽が聞けた。

だからセオリーはセオリーとして確かにあるけれども、

人の目は気にせず、自分が感じるエモーショナルな部分を大切にしてもらいたい。

フロントスピーカーとサブウーファーのクロスオーバーの設定の基本は…

得意なスピーカーに任せる!

ということなんだ。

最後に大切なことを…

くろかわ
くろかわ
というわけでクロスを切り替えて試行錯誤を楽しもう。そしてサブウーファーは最後の微調整がいちばん難しい。
えいが子
えいが子
えっ!?あんまり神経質にならなくていいって…言ってたじゃん
くろかわ
くろかわ
サブウーファー調整はクロスやスロープにこだわるより、実はボリューム調整が最大のポイント

👆これ見て!多くの場合、ボリュームの範囲はせいぜいこの範囲でキマる。

えっ、システムの組み合わせによって変わるのでは?と思われるかもしれないけど、ぼくの経験上、ホームシアター設定はほとんどセンター付近(カーオーディオのアンプゲインは別)

AVアンプの自動調整機能を使うときはツマミをドセンターにして測定。

自動調整機能がない場合もまずはドセンターから始めればいいよ(^^)/

必要なら、そこから前後2~3ミリの範囲内で微妙に動かして好みの音量に合わせる。この範囲内でも大きく印象が変わるのを感じることができればしめたものだ。

低音の音量バランス調整は普段一番よく聴く音量で行おう!音量を下げるとと人間の耳に聞こえてくる低音はより聞こえにくくなる傾向があるよ(^^)/

サブウーファーツマミは0.1ミリ単位で動かす!

まさに微調整(^^)/

もっと詳しく!小型スピーカーP650kの具体的なシステム紹介→

庶民の映画音響について興味があったら是非読んでくれ👇(^^)/

最後まで読んでくれてありがとうございます。
また、映画サラウンド音響レビューで会いましょう(^^)/
⭐映画のある人生をもっと楽しく⭐

2021年~お部屋で映画やYouTubeを楽しむには【ドルビーサラウンド】がいいよ👇️

このサイトのレビューで使っているAVアンプはこちら👇️

VODはいろいろあるけど、サラウンド5.1ch配信が実用レベルなのは次の2社だけ!

ディズニープラスがサラウンド対応したら加入予定だけど…まだかなぁ🙄