カーオーディオ

ツイーター設置場所と角度【車内の高音がうるさい問題を解決!】

高音がキンキン!シャカシャカ!うるさく感じるというのは、ツイーターを設置した人の共通の悩みだと思う🙄

高音がハッキリしてボーカル曲はリアルに綺麗に感じるけど、ロックなどを聴くととたんに音量を下げないとうるさくて聴いてられないという経験はぼくもある。

ツイーターの高音がうるさくない設置方法、ポイントは3つ

ツイーター設置3つのポイント

リスナーの耳からウーファーまでの距離と、ツイーターまでの距離を同じにする

なるべく耳の高さに近く、左右の距離を離せるポイントに設置する

バックミラー下端2cmぐらいの場所に向けて左右の角度を合わせる

ウーファーまでの距離とツイーターまでの距離を合わせる方法

リスナーからウーファーまでの距離とリスナーからツイーターまでの距離は原則等距離にしよう。

ドアスピーカー

まずドライビングポジションをとり、右耳から右ドアスピーカーまでの距離をメジャーで測ろう。

仮に120cmだとする。

次に

右耳のポイントは固定したまま、そのままメジャーを上に弧を描くように持ち上げていく。

その時、同一円周上のポイントにツイーターを設置できるか?それをイメージしながらメジャーを動かしてみよう。

その時うまいことドアミラー裏が同一円周上にあたるとしたら、そこにツイーターを設置するのがベストだ。

とはいっても、そんなに上手くツイーターが設置できる場所にポイントが重なるとは限らない。

だから多少の誤差はOKだよ。

いちばん遠回りしてしまうのは、こういう手順を全く無視して、ダッシュボードの奥にいきなり設置してしまうとかだ。

※ダッシュ奥がダメとは言わない、車種によってはそこが等距離ということもある。

また純正ツイーター位置がそこにある場合もある。

えいが子
えいが子
えっ!じゃあそこがいちばんいいに決まってんじゃん!
プロが設計してるもん!ってかあんた誰よ!
くろかわ
くろかわ
必ずしもそうとは限らない、純正はデザインも重要だし、純正ツイーターと社外ツイーターでは特性も違うからね

なるべく耳の高さに近く、左右の距離を離せるポイントに設置する

さて、ウーファーとなるべく等距離で設置できそうな場所が見つかったら、なるべくツイーターの左右の距離が広くなるように位置決めをしよう。

その理由は、LRのツイーターの距離を離すことで、目の前の音のステージを広くして、ステレオ感や音の広がりを良好にするためなんだ。

そもそも運転席に座ると左右のスピーカーとの距離差がかなりある。ワイドを広くとることでその比率と角度を緩やかにすることができる。

理想はAピラー内に埋め込み、それがいちばんワイドを広く取れる。

が、通常のピラー埋め込み設置はあとから角度の調整ができないか、できてもほんの少しの調整幅しかないというデメリットもあるので慎重に決めよう。

さらに耳の高さに合わせられればベスト!

ツイーターが

耳の高ささよりやや高め

耳の高さよりやや低め

のいずれかになる場合はやや低めのほうがいいよ。

ボーカルが足元で鳴る感覚が嫌で、セパレートスピーカーを選ぶことで、音場を上に持ち上げたいという気持ちはわかる。

しかし、一方でツイーターはなるべくウーファーに近いほうが音が自然でまとまりやすい。

あまりにも高い位置にツイーターをつけてウーファーから遠ざけてしまうのはおすすめできない。

バックミラー下端2cmぐらいの場所に向けて左右の角度を合わせる

ツイーターはルームミラーの下にフォーカスを合わせる。

最後にこれまた重要なツイーターをどこに向けるか?という角度の問題。

まず、最初に試してもらいたいのは、バックミラー下端2cmぐらいの場所に向けて左右の角度を合わせるのがおすすめだ。

実際に合わせてみると、

写真のように、ドライバーから見て右のツイーターがこんな感じに見える。

ツイーターの理想的な角度。ドアミラー裏設置。
なるべくドライバーの耳の高さで、車室内ギリギリいっぱいのワイドを確保し、ドアスピーカーと等距離の配置はぼくの車ではこの場所。
インストール技術ゼロだからコンクリパテでガチ固定してる。
取り外すときはハンマーで(笑)

厳密には想像以上に高音は乱反射を繰り返している。この角度だと間違いなくフロントガラスの反射の影響を受けているが、この角度は経験則として聞きやすく音が広がる可能性が高いんだ。

試しに、左右のツイーターを自分の耳に向けて、直撃させるような角度に合わせてみよう。一瞬音の鮮度が上がったように錯覚するが、少し聞くと違和感があると思う。そして特定の音が刺さるというかキツイ。

そして再度ぼくが推奨する角度に戻してみよう。こちらのほうが自然なバランスの音が鳴っているはずだ。運転しながら聞き疲れないし、音の定位感もいい。

ツイーターのキツい高域が改善しない場合のチェックポイント

音響は全体のバランスが大切。

高音がうるさいのではなく、そもそも中音低音が、ツイーターが出す高音に対して十分にでていない場合に音が溶け合わないから、結果ツイーターばかり目立つ結果になることもある。

10インチサブウーファー

ツイーターはそのままに、ドアのデッドニングや、サブウーファー追加で中音域、低音域が出るようになりツイーターとバランスが取れるケースも多い。

ツイーターだけに原因を求めると、安易にアッテネーターなどで-6㏈などして本来出すべき音まで消してしまうことになる。

ツイーターのネットワーク
これが付属のネットワークのアッテネーター。
マルチアンプで個別にボリューム調整できるシステムでなければ
このアッテネーターでボリュームを下げることはできるが…
厳密には位相もズレていくので初心者には耳で聞いて判断は難しい。
ぼくは0dB 正相でここはいじらない。

ぼくは、ツイーターのネットワーク付属のアッテネーターは使わない

退屈な、眠たい音になるからだ。

これやり始めるとみんな-6dBとかいちばん低いボリュームにしがち。

「まだうるさい…、うーん、まだ刺さるなぁ… -6dB以下はないのか…」

もうわかると思うけど、根本的に方向性が間違っている。

これならツイーターなど使わず、質のいいコアキシャルや、フルレンジスピーカーでいいじゃん!と思う。

アッテネーターを通した音は、マイルドとか聞きやすい音とは違うんだ。

確実に鮮度が落ちるから余計なモノは通さないほうがいい。

すぐに音量でコントロールは最後の一手。*マルチの場合はOK。ボリュームは立派な調整だ。

ツイーターの振動版の素材にも注目!これはスピーカーを選ぶときに少し意識してほしいんだけど、

ぼくは、ただでさえ反射地獄で音がうるさく聞こえがちなカーオーディオのツイーター素材は、ソフトドームとかシルクドームという柔らかいタイプがいいと思うんだ。

逆にハードドームとかメタル(金属系)の素材でできた振動版は避けたほうがいい。

因みに僕が10年以上使い続けているアルパインのミドルクラス(2~3万)のシリーズ、これもソフトドームのツイーターで、ボーカルが上質。

ちゃんと調整決まるとオーディオの音がするから気に入ってる。

これは最新型↓記事写真のモデルは1つ前の世代かな…

ツイーター角度はミリ単位で鬼調整しよう!

角度をミリ単位で動かしてみて、車内の音の反射と格闘する。奇跡のポイントはあるよ。

ずーっと、減衰した音を聞いている人は、逆に思い切ってしっかりだしてみるというのもヒントになる。

「うるさいからといって、ずーっと控えめに設定していたけど、改めてしっかり出してみると、空気感が違う、こんなにキラキラしていたのか…でも、やっぱりうるせー(笑)」

と感じるはずだ。

車種によって音響は違うのと、人の好みもいろいろだから音響のサイトってどこまで言っていいのか、途方に暮れることがある。

カーオーディオに悩んだら、ホームオーディオや、サラウンドもヒントになる。

ぼくは3つのジャンルを全て趣味でやっている。

基本の2chステレオの基準となる音のバランスを耳に叩き込んでおくとカーオーディオ調整も上手くできるようになる。

要領悪いから、今回紹介したような設置や考え方に至るまで20年ぐらいかかった(泣)

そんなに思いどおりいかないからやりがいあるよ、カーオーディオ!
焦らず好みの音質探す旅、見つけたら奇跡(^^)/

カーオーディオって楽しい!

ぼくの愛機アルパインのシリーズの最新版↓低音ドスドス、音圧とかの人は他のにしよう!あくまでも品のいい音が特徴だ。女性受けもいい(^^)/