ホームシアター

ホームシアターは同じスピーカーで揃えなきゃダメ?

「ホームシアターで5.1chサラウンドを構築するとき、同じスピーカーを5個使うべきなのか迷う…🤔」

えいが子
えいが子
これスゴく気になるよね
くろかわ
くろかわ
ここは重要な部分、ネット上でも見解が別れてる
えいが子
えいが子
センタースピーカー不要論と同じくらい謎…
くろかわ
くろかわ
🔰これからサラウンド始めるなら、スピーカーを買う前に読んでほしい

この疑問って2つのパターンがあって…

ほんとに初めてサラウンドをやろうとして、どのスピーカーを買おうか?いろいろ調べているうちに、

「あれっ?スピーカーって全て同じほうが音いいのかな…小型のサラウンドセット商品も同じものが多いし…」と立ち止まるパターン。

または、

趣味で本格オーディオを持っていて、お気に入りの立派なスピーカーが既にある人がホームシアターもやろう!となって、

「でも待てよ!JBLの4311あと3つ揃えると100万かかるな…フロント以外はもっと安いのでもいいよね?」というパターン。

もちろんこの記事は前者のために書いてるよ(^^)/

後者のお金持ちの世界は、ぼくには語る資格もないが、庶民のホームシアターは任せてくれ。

なるべく出費を抑えて映画館に迫る感動の音をめざしてるオタクだ。

🔰最初は同じスピーカーで揃えるのが無難。これは間違いない。

例えば↓の動画は、「同じスピーカーを4つだけでもドルビーアトモスや5.1chを楽しめるよ!」という動画。

これホントに聞かせてあげたいぐらい良好なサラウンドになる。

だけど、だんだん自分の音の好みがわかって、調整もできるようになると、最終的にはバラバラで構築するようになるのがサラウンド愛好家の間では一般的なんだ。

オーディオ好きだと、どうしてもメインのフロントスピーカーはその時点で最高のものを使いたい!という思いがそうさせるのだよw

因みに違うインピーダンスのスピーカーがシステムの中に混在してもOK。

くろかわ
くろかわ
結論を言うと、全く同じスピーカーじゃなくても大丈夫、メーカーも違って大丈夫。メーカーを揃えないと音色が…は気にしなくてOK!、でもなんでもいいわけではないよ!この実験をスピーカー選びの参考にしてくれ。

※参考動画、現在のぼくのシステム👇

ホームシアターのフロントスピーカーだけ変えると音はどう変化する?

まず、前に3つ、FOSTEXのP650Kを並べる。

後方のサラウンドスピーカーにもP650K

中華製激安ゲーミングチェアの背もたれに、耳から30cmの距離でだんすぴkit(段ボールのスピーカーBOX、ペア680円)を取り付けてある。

えいが子
えいが子
ちょ!箱が段ボール!でも中身はP650Kなのね

サブウーファーはオットマンを兼ねてこの場所

サブウーファーがオットマン替わり

以上、和室の庶民の5.1ch(システム計2.5万円)にて実験を行う、わりと近距離と超コスパに特化して研究しているから、もしあなたが大きな15畳以上の広いリビングでサラウンドを考えている場合は他のサイトも参考にするといいかも。

使用機材

AVアンプ ONKYO TX-NA609

サブウーファー DENON SYS-2020

サラウンドスピーカー P650K

ゲーミングチェアの5.1ch

1.5メートル以内の超近距離5.1chサラウンドに特化して解説

それでは実験にうつる。主にフロントをいろいろ繋ぎ変えて検証してみよう(^^)/

5個のFOSTEX P650Kを用意した。ニアフィールドのサラウンドで使いやすい万能スピーカー。
サラウンド初心者には、これをセンタースピーカー、サラウンドスピーカー、アトモスの天井スピーカーとして使うと、安くて音も悪くない。
参考価格1500円+BOX

FOSTEX FE83EN ぼくが個人的に惚れこんだスピーカー。
特に女性のボーカルものは異常な色気を放つ。
自作スピーカー界隈では名作のひとつ。
参考価格5000円+BOX(現在は販売終了していて後継機のFE83NVが同じく使える)

YAMAHA NS-A327 アメリカで販売されていたようで、詳細不明の謎のスピーカー。アメリカでは超コスパとのレビューがちらほら。サラウンドスピーカーとして流通しているみたい。音はYAMAHAらしくスッキリ真面目。
参考価格30ドル?(ペアだとしたら激安の部類だが、恐らく1個の価格かなぁ🙄)
激安スピーカーの聖地ハードオフでペア1980円(中古)で購入。

YAMAHA NS-C210 これはAmazonで最安値(3000円以下)で買えるセンタースピーカー。

老舗メーカーYAMAHAがセンタースピーカーとして世に送り出しているだけあって安くても臨場感はある。

ダブルウーファー+45khzまで再生できるツイーターの組み合わせ。

弱点はセリフの質感。

低価格ツーウェイだから贅沢は言えないけど、声の輪郭がP650Kと比べてしまうとボケる感じ…軽くエコーがかかってるような。

人の声がもう少し綺麗な声で聞こえると最高なんだけどコスパは圧倒的だ。

上記4機種を適当に入れ替えて比較検証をする。

えいが子
えいが子
実験好き!クソ高いやつはやめてよ~どうせ買えないから
くろかわ
くろかわ
だいじょうぶ、持ってない!

5.1chホームシアター、全て同じスピーカーの場合

まずは基準となる5個のスピーカーが全て同じ場合(P650K)のサラウンド音響は…

サラウンド感    ★★★★☆

自然な音のつながり ★★★★☆

スピーカーを同じもので揃えるサラウンドのメリットは自然な音のつながりと、同じの使ってるという精神的な安心感。

最初、「そんなの聞き分けられるか?スピーカーの音ってほぼ一緒じゃない?」と思っていた。

サラウンドにおいては音色の差というか…「音が溶け合う」か「いまいち馴染まない」かの2択という感じなんだよ。オーディオは常に自分の好きなほうを選択して進むしかない。

くろかわ
くろかわ
音色の違いを聴こうとしたらぼくはわからない、基本的に同じようなスピーカーなら同じ音に聴こえるよ

だから言葉でニュアンスが伝えにくい。

自分の中でお気に入りの映画のお気に入りのシーンをスピーカーを変更して再生して音を確認するしかない。

あからさまにサラウンドスピーカーから音が出てるように聞こえたり、スピーカーの存在を感じたらサラウンドがズレてるよ。

いちばんいいのはサラウンドっぽく聞こえるのではなく、「今この世界の中にいる…」という感覚になること。

安価なP650kでも最低4本揃えて適正な配置をすれば、自然に音がつながる立派なサラウンドになる。

映画サラウンドは、前方の空間の音をそれらしくするのは、わりと簡単

前列の3つのスピーカー同士の繋がりは、センタースピーカーは必要か?の回で解説しているのでここでは省く。

問題は横~後方にかけてスムーズに繋がる自然な包囲感を作れるか?

これを実現するには、「フロントとサラウンドは同じスピーカーを使っています」だけじゃ不十分だ。

ぼくは同じスピーカーを使っても、スピーカー配置のコツがわからない頃は全然上手くいかないときは沢山あったよ。

でね!

同じなら、スピーカーはなんでもいいよ(^^)/とは言えない。

やはり適したものはある。

ぼくがP650Kを使う理由は、

6.5cmウーファーの音の広がりが1m~1.5mのコンパクトなサラウンドにマッチしてる。

小型フルレンジスピーカーだから定位感が抜群(映像内のモノと音響の位置がピッタリ重なる音が出る)

1300円/個ぐらいと安価。5つ揃えても6500円。別にBOXは必要だけど。


写真のようにサラウンド用は段ボールで十分。軽いし音も予想以上だよ(^^)/

小型軽量で設置が簡単。特に前面に置く場合、中型以上だと映像の視界を遮ったり、圧迫感がある。

意外とセンタースピーカーとしての適性が高い。セリフが明瞭で聞き取りやすい。映画にセリフのリアリティは超重要

映画はセリフシーンが非常に多いからだ。

これが退屈な音だともったいない。

デメリットもある。あくまでも比較してわかることだけど…
現実感のある音が出ない。

音の移動感はわりと正確に再現するんだけど、リアリティがもうちょっと欲しいと感じるシーンもある。

一言でいうと少し音が籠る。ツーイーターがない、パルプ(紙)のウーファーが原因だろう。

上等なホームシアターを持っている人が聞いたら、低音域が特にチープに感じるかもしれないが、通常のステレオ再生に比べたら、これはまぎれもなく映画の音だ。

総予算2~3万円で始められるから、まずはこのあたりからスタートしてみよう

小型フルレンジの名機 FOSTEX FE83EN の場合

次はFOSTEX FE83ENだ。

ぼくのお気に入りスピーカー。

ステレオでBGMを流して作業するのに疲れなくて優しい音がするところがお気に入り。

センターはP650Kのままにする。

サラウンド感  ★★★☆☆

自然な音の繋がり★★★☆☆

今はもう終売している製品。相場的には5000円くらい。今から新品買うのはプレミアム価格で一万円近いかも…

8cmとなってるけど、実際のウーファー部はかなり小さくてP650Kより一回り大きい程度。

えいが子
えいが子
なんか…評価いまいち?

このスピーカーは低音があんまり出ないんだよ。

160hzも厳しいというレベル。

このスピーカーの低音が出ないことは超有名。

低音は割り切ってサブウーファーに任せればいい。

小型スピーカーで構成する5.1chホームシアターは、サブウーファーと120~180hzの周波数でクロスオーバーさせてもいいと思ってる。

FE83ENがぼくの心を捕らえて離さないのは、人間の声や女性ボーカルの表現がとても色っぽい。

これは世界に誇れる…

えいが子
えいが子
中森明菜の声が、世界一
せつなく再生できるスピーカーなんでしょ?それ100回聞いた…

昔ホームシアターの掲示板みたいなところで、

「FOSTEXはサラウンド向きじゃない。」という書き込みがちらほらあった。

当時はそれでも高域再生に強いモデルならいけるだろうと思ってたけど…

先輩達のおっしゃる通りだった。

これだって実験して初めてわかること。FOSTEXがダメというより FE83ENが個性的なんだよね。まぁ、くやしいけど「音が紙臭い!」とか言われる…
たしかにそんなんだから、小型フルレンジはガラスが割れる音とか、車の排気音とか、街の喧騒の表現とか、小型2ウェイスピーカーにはリアルさでかなわない

でもね、普通の家庭で映画を観る音響レベルと考えたらとてもいいものだよ。

そこは誤解のないように。P650kと比ベてしまうと、音のつながりがやや気になって、YAMAHA NS-A327と比べるとリアルな音の表現やサラウンド感で劣る印象だ。

この実験、12時間ぐらいかけて全部アンプも調整して聞きこんで記事書いてるからね(爆)

FE83Enは今回の実験では最も上等なスピーカーで、中高域の音色も綺麗。

しかし、実験結果を受け入れ、フロントスピーカーに使うのはやめる決心がついた。

高音域も30㎑とツイーターのように伸びるのに、なぜかサラウンドになると実力を出し切れずやや残念。

かなりの高音域まででるけど、その音質が実在感(リアリティ)を表現しにくいようだ。これはスペックだけ見てもサラウンドで鳴らしてみないとわからない好例だと思う。

ステレオ再生が素晴らしい大好きなスピーカーを所有しているとフロントに使いがち

オーディオ愛が邪魔して理想のサラウンドにたどり着けないことがあるので注意

その後センターで使うのがセリフも綺麗でいちばんという結論になり、現在は後継機のFE83NVとNS-C210を気分で入れ替えてセンタースピーカーとして使っているよ。

YAMAHA NS-BP110(中古ペアで2000円ちょい)と合わせてお気に入りの音になってる。

ハッキリいって細かい音は再現できてない!
しかし、圧倒的な声の美しさが捨てがたい…
フロント3台NS-BP110にした方が繋がりがいいし、
音の迫力と、リアルな細かい音が聞こえる
映画館に近いのはこっち。
でもセリフの質は FE83NVのほうが好み
えいが子
えいが子
良質な同モデルの2WAYブックシェルフをフロント3台置きは、設置のハードルは高いけど間違いないチョイスだね
くろかわ
くろかわ
本音はこれやってほしい、でもさ、これから始める人に同じスピーカー2セット買ってとは言いにくい。ハードルが高くなっちゃう!液晶テレビユーザーだとこんな設置できないし。

FE83ENについてさらに詳しくはコチラ⇒

YAMAHAの小型2ウェイスピーカーが予想以上に高評価!

小型ツーウェイ、YAMAHA NS-A327

これが予想以上に良かった(^^)/

サラウンド感  ★★★★☆

自然な音の繋がり★★★★★

フロントをフルレンジからツーウェイ変えると、明らかに音がリアルになったな~と実感する。

特に圧倒的な差を感じたのは、ピットでタイヤ交換シーン。ドリルの音。鳥肌モノだ!

フォーミュラ1ピットイン画像

引用:NETFLIX「フォーミュラ1栄光のグランプリ」

近距離で聞きやすい小型フルレンジスピーカーを、フロント左右とサラウンド左右の4個揃えて4.0chや、好みのセンター、サブウーファーと合わせて5.1chサラウンドを構成するのは理にかなっている。

しかし、少し不満が残るとしたら高音再生と、そのリアリティだ。

ツイーターがないせいなのか金属音とか風の音や空気感がぱっとしない。

高音域はサラウンドの感じ方、具体的にはその映画の場面に自分も立っているという感覚。これにかなり影響がある。

リスニングポイントから約1メートル以上距離が取れるフロントに、スピーカーサイズ10cmほどの2ウェイスピーカーを使うことができれば、サラウンドのフルレンジスピーカーとの繋がりの良さはそのままに、リアルな音質をプラスできるというイメージになる。

これは狙ってやれるものではないが、うまくいくとぐっと映画館に近づける。

今回はたまたま NS-A327と P650k の相性が良い事例だ。

後方から走ってきた車が脇をかすめて前方に走り去るとき、その移動がウルトラスムーズ。

一切の違和感がなく移動していくように感じるから、かなり設定がキマッてる。

フロントとサラウンドが同じフルレンジスピーカーの時より、フロントツーウェイとリアフルレンジの組み合わせのほうが映画らしいド派手な表現になりやすいよ。

これなどは同じスピーカーでなければいけないということではないという典型的なケース

庶民のホームシアター、まずは同じスピーカーで揃えてみる

フロントスピーカー

まずは5つ同じスピーカーで始めて、バランスのいいサラウンド環境を作る。少し耳が慣れたら、次のステップとして、小型2ウェイで臨場感を高めるというステップアップは変化が楽しめるのでオススメ。

えいが子
えいが子
フロントいいのに交換したら、スピーカーが2つ無駄になっちゃうじゃん!
くろかわ
くろかわ
大丈夫、アトモスの天井スピーカーとして有効活用できる未来がある
くろかわ
くろかわ
ぼくの映画館の記事を読めばコスパ良くサラウンド環境を作れるよ

まとめよう、ホームシアターは同じスピーカーで揃えなければいけないのか?という質問の答えは、

「揃えなくてもだいじょうぶ。しかし、なかなか個人でスピーカーの聞き比べ比較して、最適なものを選ぶというのも難しいだろうから、最初は同じスピーカーで揃えるのがオススメ。そうすればとにかくサラウンド調整しやすい」

さらに調整機能が最低限の頼りないAVアンプだとよけいにスピーカーは揃えたほうが安全。

直接音が多くて音質の調整、ごまかしがきかないから。

🔰例えば、P650K×5個を同時購入して、中古AVアンプ(1万円で買う方法)と中古サブウーファーの組み合わせならいきなり本格的なホームシアターを楽しめる。

それに対して、

高性能なAVアンプを持っているなら違うスピーカーでもぜんぜん大丈夫

お金に余裕のある人、最新の高性能なAVアンプを所有している人はこだわりのスピーカーをフロントに、同等クラス以上のセンターを揃えよう。

メーカーとかバラバラでもAVアンプの高度な自動補正機能でちゃんとサラウンドが決まるはず。

後方のサラウンドスピーカーは、前3つに比べたら何でもいいと言ったら語弊があるけど、いいものを使っても差がわかりにくいという感じ。

えいが子
えいが子
そうだよ!あんたなんか段ボールだもんね!それで鳥肌とかいってるのもどうかと思うけど…

視聴位置からサラウンドスピーカーまでの距離は2メートル以下の場合がほとんどだと思うから、最大でも8cmのスピーカーを使うのがいい。

ぼくが現在メインシステムに使っているサラウンドスピーカーはこれ↓

くろかわ
くろかわ
炎上覚悟で言うと、一般家庭のホームシアターにこれ以上のサラウンドスピーカーはオーバースペックだと思う、ムリにスピーカーのモデルを全て揃えなくていいから、全員これにしたらいいのに…
えいが子
えいが子
でもこれ1台3000円じゃん、こんな安価なモデルを例にあげてオーバースペックとか言われてもにわかに信じがたいよw

欲張って10cm以上のサイズのスピーカーを使うと音質以前の問題として、音が広がりきらないから詰まったサラウンド感になる。

最後にオーディオ界の名言をここに記して終わりにしよう。