2021年までは対応コンテンツが増える気配があんまりなかったが、2022年を前にディズニープラスがほとんどの作品をアトモス配信したりNETFLIXのアトモス作品連発を見て確信した
アトモスは2022年からも確実に対応作品は増えていくから大丈夫。
因みにAmazonミュージックも空間オーディオという名のヘッドホン視聴に特化した2chアトモス配信をしてる
先日こんなツイートをした
このように、これからホームシアター始めたいけど、いきなりドルビーアトモスはちょっと不安…という人に向けて書いた。
2022年のホームシアターは…
⭐予算に余裕のある人は、Ultra HD Blu-rayを購入して4K+ドルビーアトモス、4K以上のテレビかプロジェクターでNETFLIX、ディズニープラスの4K+アトモスで試聴。
⭐コスパ重視の庶民はBlu-rayや、NETFLIX、Amazonプライム、ディズニープラスなどのVOD配信サービスでフルHD+5.1ch。
自宅で映画を楽しむ時のサラウンドの主流は、一部の音響マニアを除いて、いまだに5.1chのまま。
つまり、そんなに急いでドルビーアトモス対応させていないということなんだ。
ただし、趣味がホームシアターで、これからAVアンプを購入するというなら、アトモス音声を再生する機会が少なくても、天井にスピーカー設置できなくても、アトモス対応AVアンプを使うのを強くオススメする。
その理由は記事の後半、ドルビーサラウンドのところに書いた。
目次
対応作品が少ないドルビーアトモスの現状
VOD配信ではNETFLIXとディズニープラスしかまともにアトモス配信していない。
TSUTAYA等のレンタルDVD店舗がどんどん閉店している今、映画館以外での映画視聴を引き受けているのはどう考えてもVOD(定額制動画配信)サービスだろう。
Amazonプライムビデオ、U-NEXTは、
「うちもドルビーアトモス対応してます」とホームページに記載するために数個あるだけで本気でやる気はない。
健闘してるNETFLIXはオリジナル作品を中心にアトモス対応させてる感じ。
それでもドラマ作品やシリーズもののクオリティはとても高い。4K配信されているコンテンツは、フルHD環境で再生しても凄く綺麗だ。現代の最先端の技術で製作されている感じがビシビシ伝わってくる。
特に「フォーミュラ1~栄光のグランプリ」のアトモス音響で聴くF1マシーンのエンジンサウンドは鳥肌もんだ。
定位感がハッキリしてるから画面外に駆け抜けて行った先の音まで聞こえる。音場が広い。
たまに、配信のアトモスはドルビーデジタルプラスだから、音が良くないのでは?という質問をみかけるけど、作品次第だね。
この作品のように元の製作のクオリティが高いと、「配信のアトモスぜんぜんオッケーじゃん!」と思うよ。
他にアップルユーザーにはお馴染みのiTunesもアトモスで配信してる作品があるけど、こちらはセル、レンタルという形式をとっているからお金かかるんだよね。
かといってUltra HD Blu-ray を購入して観るのはお金がかる
*Ultra HD Blu-rayはブルーレイの後継規格。画像は4k、音響は主にドルビーアトモスで収録。もちろん最強スペックだけど高価 (プレーヤー2万、ソフト5,000円)
例えばこんなの👇
プレイヤーと映画1作品買ったら大げさに言うと25000円!(汗)お金持ち限定プランです(^^)/
従来のBlu-rayでも音声がドルビーアトモスで収録されている作品はけっこうある。
とくにこれ音響いいよ👇️
ディスクメディアはVODに比べて、一作品、一作品揃えると お金はかかるけど、アトモス対応作品数は豊富。
有名な話かもしれんけど、Blu-rayを買うならAmazonだ。
新品が1枚1000円以下で買えることが多い。ハードオフなどで中古を買うより安いことさえある。どこで買うにしても必ず比較して買うようにするといいよ。
アトモス対応機器を普通に揃えると10万コース
まず、ドルビーアトモス対応のAVアンプだけで4.5万円。メーカー推奨のスピーカーなどで揃えると、軽くトータル10万円は越える。
とにかくコストを抑えて部屋に本格アトモスを作りたい人必見👇
最安値!68,700円でアトモス…
3万円のサウンドバーでドルビーアトモス対応という製品や、アトモスのロゴがついた超高級液晶テレビは疑似サラウンドだから本格的にホームシアターしたい人は間違えないようにしてよ。
アトモスはスピーカー設置のハードルが高い
👆️ぼくの天井スピーカー、こんな感じで最低2個つけたい。
最低でも5.1.2chだ。つまり多くの人が大変と感じる5.1chシステムに加えて、さらに2つのスピーカーを設置する必要がある。
しかもその場所が天井…🤔DIY得意なオッサンなら楽しいかもしれないけど、一般的な映画好きの女性とかだと、かなりハードル高いよね。
高価なドルビーアトモス対応アンプを買って、サブウーファーを1台買って、スピーカーを7個買わなければならない。
さらにVODをアトモスで楽しむなら再生デバイスが必須。
現行のファイヤースティックはノーマルもMaxもcubeもドルビーアトモス対応してるから安心してくれ。
ドルビーアトモス対応のスマート液晶テレビならファイヤースティックなどは不要だけど、テレビ内蔵のステレオスピーカー+上方向に飛ばして天井に反射させるビームタイプのシステムで再生するバーチャルアトモスでというのがもったいないんだよなぁ。
よくウィンドウズ10でドルビーアトモスできるという記事をみかけるけど、あれはヘッドフォンとイヤホンでしか再生できないアプリの紹介だからね。
リアルアトモスを出力できる無料アプリみたいなのはまだないようだ。
ドルビーアトモスの初タイトルは2012年デビュー、約10年でこの普及率…🤔
これどうなんだろうね?
本格的なホームシアターでドルビーアトモス環境を構築してる人はものすごく少数派だよ。
あと簡易的な疑似ドルビーアトモス機器も増えている。サウンドバーでとりあえずアトモスのロゴが入っています!みたいなやつとかスマホとか…スマホでアトモス対応って何?と思ったら、ヘッドフォン、イヤフォン出力の場合。
スピーカーを配置する、リアルサラウンドのドルビーアトモスの本格普及は2021年以降といわれていきたけど、この10年の歳月を考えると簡単ではないだろう。
映画館のドルビーアトモスと家庭用AVアンプのアトモスは別物
映画館のドルビーアトモスの音声は128トラック64チャンネルを制御できるらしい。オブジェクトオーディオという革新的な仕組みがウリ。だから単純に高さの概念がプラスされるだけという次元ではない。
しかし、ぼくたちが買えるような家庭用のAVアンプの場合、5.1ch+高さの表現という感じで合成されて表現される。絶対的なチャンネル数も映画館に比べて少ない。
また、VODのドルビーアトモス配信は、ドルビーデジタルプラスアトモスという圧縮の音声フォーマットだ。
対して、Blu-rayはドルビーTrue-HDフォーマットというロスレス(圧縮していない音源)、音質だけならホームシアターのドルビーアトモス再生はBlu-rayが最強。
5.1chからドルビーアトモスへの移行はとても簡単
おススメの流れはこうだ。
5.1chシステムからドルビーアトモスにするのは案外簡単。
もちろんアトモス対応には、追加費用はかかるけど、多くのモノはそのまま使えるからムダがない。
ぼくみたいにサラウンド好きなら、いきなりこれ買ったほうがいい👇
ぼくと一緒のモデル(^^)/
どうしても予算が…という場合、アトモスには非対応でも5.1chや7.1chアンプの中古を1万で買えるとしたらどうだろう?
1万で中古AVアンプを購入してフロント、センター、サラウンド、サブウーファーの計6つのスピーカーを揃える。
とりあえず5.1ch環境で映画を楽しむ。
3万以下でやれる方法もあるから参考にしてね。見た目ダサいが音は本格的だ
世の中のドルビーアトモス対応コンテンツが増えるのを願って待つ!
でもね、やはり多くの方が言ってるようにドルビーアトモスは根本的にリアルさの次元が違う。
近距離の小型スピーカーで構成するアトモスなら、天井スピーカーは段ボールの手作りスピーカー2つで安価に実現する(^^)/
オーディオメーカーが作る「だんすぴkit」ならBOXにかかる費用は1000円以下だ。それにFOSTEXのP650kというフルレンジユニットならペアで総額3500円ぐらい。
いつかNetflixやAmazonプライムビデオでドルビーアトモス配信が主流になる日が来るのを信じて待ってるよ。
その頃になると対応AVアンプと対応デバイスの価格もこなれてくるはずだから。
導入コストが高いドルビーアトモスは、まだ普及してないことの証明でもあるんだね。
ぼくは、庶民の娯楽である映画を愛してる。
みんなが手に届きそうな金額で、映画を最高に楽しめるシステムを作る方法を研究中。
「ぼくの映画館」をいろいろ覗いて映画ライフを満喫してくれたら幸せだ。
この記事でアトモス音源の普及についてさんざん文句を言ったけど、アトモス環境を構築すれば、すべてのサラウンド収録の過去作品が美しくアトモス風にアップミックスできる機能が最新アトモスアンプには備わっている。
2021年~新しい映画のサラウンドの楽しみ方を紹介してるからぜひ読んでね(^^)/👇