ホームシアターファンなら誰もが気になる存在、ドルビーアトモス。
今回はAVアンプと8個のスピーカーで5.1.2chのシステムを作ったら、その費用は最安値でいくらかかるのか?その疑問を解決するよ!
ドルビーアトモスに対応したお手軽な製品の代表的なものが、サウンドバー、アトモス対応ヘッドフォン、ハイエンドスマホ(イヤホンで聞く)。
ソニーのブラビアのように高級大型液晶テレビなんかも画面から音が出てアトモス対応とかまぁすごいことになってる。
でも調べてみると、スピーカー2個の疑似ドルビーアトモスだったりする…
ここでは、スピーカーを8個配置してAVアンプで鳴らす、本格的なドルビーアトモスのホームシアターを作るのに必要な費用の最安値を考えてみた。
目次
小型でも本格音響のドルビーアトモスシアターを作ろう

シンプルに自分の部屋にデスクトップ環境があるとしよう。
例えば23インチモニター、パソコンデスク、ゲーミングチェア。
これだけ。
パソコンなくてもいいよ。そのかわり液晶テレビかプロジェクターなどの画像を映せるものがあればいい。
ここから「ドルビーアトモスやるぞ!」となったときに必要な費用を加算していく。
ドルビーアトモスの総費用と内訳

でもアトモスって絶対10万円以上かかるイメージはあったよね?
最安値というテーマで費用を算出した訳だけど、メルカリやハードオフのジャンクコーナーなどを漁ればもちろんこれ以上安く構築することも可能だ。
でも運に左右される中古商品の価格ばかり並べても、再現性がないからね…
なるべく全国の人が同じく手に入れられる情報にしたかったから、サブウーファー以外は全てAmazonだけで買えるよ。
これで、リアルドルビーアトモス5.1.2チャンネルの構築には最低でもこのくらいかかるという目安は示せたはずだ。
ここからは、それぞれの詳細にについて解説するよ。
ドルビーアトモスの再生デバイスにかかる費用5000円~1.5万円
この再生デバイスの理解をあやふやにすると、ドルビーアトモスよくわからない!怖い~となってしまう。
1番わかりやすいドルビーアトモスの再生デバイスはBlu-rayプレーヤーだ。
これなら怖くないよね?普通にDVDプレーヤーとか昔使ったでしょ?TSUTAYAで借りて
でね、Blu-rayの最高規格、4K画像+ドルビーアトモスが高品質で楽しめるUltraHDブルーレイという規格がある。
これでドルビーアトモス対応の映画ソフトを1本再生する時の費用が…
UltraHDブルーレイ プレーヤー2万円
UltraHDブルーレイソフト1本5000円
まぁ、少し大袈裟だけど、UltraHDブルーレイだとそれぐらいかかる。4K画像じゃなくて、ドルビーアトモス再生だけが目的なら従来のBlu-rayでもドルビーアトモスに対応してるソフトはある。
中古PS3でBlu-rayを見るアトモス環境なら総額68,700円と最安値かもしれない(^^)/
でね、
ディスクメディアは、コレクターや、同じ映画を繰り返し楽しみたい人にはいいんだけど、ぼくみたいな庶民には毎回Blu-rayを買うのはコスパ的に辛い。
そこで次に考えるのがVODだ。
最近は映画を見る人のほとんどがVODといっても過言ではない、アニメ、韓流なんかまさにその典型だ。
そこで、今回の費用計算ではVODサービス(定額制動画配信)を利用する前提でも計算してみた。
この場合の再生デバイスはFireTVstickがおすすめ!
VODサービスってこういうやつね↓
NETFLIXとAmazonプライムビデオとディズニープラスはぼくも契約してる。合わせて3000円/月ぐらい
VODで5.1chサラウンドのホームシアターを始める人はこの3社から選べば問題ない。
問題はドルビーアトモスだ!
※2022年1月現在の状況。
前置きが長くなったけど、VODのドルビーアトモス再生をしてるのは3社。
⭐NETFLIX
⭐ディズニープラス
⭐Amazonプライムビデオ(作品数は少ない)
まぁ、ぶっちゃけ、VODでアトモスが実用的な作品数に増えてきたのはディズニープラスとNETFLIXだけ!
意外な落とし穴として Fire TV Stick4Kは製品仕様でドルビーアトモス対応と書いてあるけど、NETFLIXのドルビーアトモスには非対応。ディズニープラス、Amazonプライムには対応してるよ。
最新型の4KMaxは完全対応してるから安心してほしい。


ということで最安値のアトモス再生デバイスはこれ👇
予算が上がるけど、2万までだせる人や、iPhone・Apple勢ならApple TV 4Kという選択肢もある。
最新ファイヤースティックでNetflixを見るアトモス環境も総額68,700円と最安値
ドルビーアトモスのAVアンプにかかる費用4.5万円
Denon AVR-X1600Hの新品価格がAmazonで45000円。(2021年5月)たまたま中古でもう少し安く買えたらラッキー!ぐらいの感覚。
ドルビーアトモス対応、最新のオーディオパススルー対応となると、中古でも程度が良ければ4万円はするだろうから、まぁ予算としては4.5万円見ておこう。
Denon AVR-X1600Hのスペックはこれからのエントリークラスのアトモスアンプの基準となっているから、これにたいして比較検討するといいよ。
総額から考えると、ドルビーアトモス環境を作るときに、費用の半分はAVアンプということになるね。
VOD視聴を満喫するなら、まだまだ主流の5.1chアンプをとりあえず1万円で買っておいて、後にステップアップも実はオススメだったりする。スピーカーはそのまま使い回せるからムダがない。
👇の記事も参考にしてほしい。
ドルビーアトモスのスピーカー8個の費用1.5万円


なるべくコスパよくいい音がでるスピーカーとしてP650Kと段ボールスピーカーだんすぴの組み合わせとした。
P650Kは6.5cmの小型フルレンジスピーカー。
ぼくはP650Kを5個使って5.1chをやっていた。スピーカー同士の繋がりも自然、台詞も明瞭に聞こえて映画鑑賞には適しているよ。
近距離の小型サラウンドやるには最適だ。しかしある程度広いホームシアターをやるならフロントだけでもツーウェイのスピーカーを使うと音はもっとリアルになる。
ユニット単体の製品だから別にスピーカーBOXが必要になる。


上で紹介した「だんすぴkit」と合わせて使うことでコスパとお手軽さ、さらにDIYも楽しめる💪
めんどくさいという人はP650-Eという木製BOXも販売されている。フロント、センターだけでもこれにするとさらに高音質になるよ。
スピーカー7個全部P650Kにすると、
1280円×7=8960円
だんすぴKitはペアなので4セット購入で8個作れちゃうけど…
680円×4+送料650円=3370円
それに中古サブウーファー3000円
合計 15330円がドルビーアトモスに使うスピーカー8個分のスピーカー購入費用。
もうすでにフロントスピーカーは手持ちのものをつかうなら、サラウンドはNS-B210を強くオススメする↓
サブウーファーはコスパを考えると断然中古をオススメする。


最初はハードオフやメルカリで3000円~4000円ぐらいで手に入るもので十分だよ。
次に、オーディオアクセサリー類だけど、高いものを買う必要はないよ。
ドルビーアトモスに必要な費用の内訳で「同軸デジタルケーブル700円」とあるのは、AVアンプとサブウーファーを接続するために使うものなんだ。
上の写真のサブウーファーにも挿さってるこれ👇
昔ながらのRCAピンケーブルでも大丈夫だけど、もしこれからそろえるなら、同軸デジタル接続できるケーブルを買っておこう。
いろいろ使いまわしがきくからね(^^)/
最安値のスピーカーケーブルの基準は100円/1m
ぼくの庶民のホームシアターはこれ👇を使ってる。使いやすいよ(^^)/
映画配信のドルビーアトモス対応タイトルが増えるのを待とう!


ぼくの実感として、VOD各社のメジャー作品のドルビーアトモスの対応は別途料金体系を設けないと無理なんじゃないか?という気がしてる…
だから、しばらくはBlu-rayプレイヤーとの併用が、ドルビーアトモスを自宅で楽しむ現実的な選択肢ではある。
2021年1月現在のドルビーアトモスの現状は記事にしたから、興味ある人は合わせて読むことで理解が深まると思う。
庶民のお財布にやさしいVODサービスに、ドルビーアトモスの時代早く来ないかな~😆
実は今ドルビーアトモス環境を構築すると、AVアンプに【ドルビーサラウンド】という神機能がある、下の記事を読んだらたぶんアトモスやりたくてしょうがなくなるよ~⬇️