ちょっとオーディオをかじると、わりと早い段階でくっそ高いスピーカーケーブル、電源ケーブル、インシュレーター等信じられない価格のオーディオアクセサリー類と出くわす。
ぼくも、いいスピーカーケーブルに変えると音が良くなるのかぁ…
って真剣に悩みまくって、いろいろ試した🤔
音を少しでも良くするためなら全部ヤル!という情熱はあって当然だからね。
特にぼくはカーオーディオもやってたから、ゲージが太い電源ケーブルじゃないとダメとか、シールドがしっかり施された高級品でないとノイズが乗る(車は特に)とか、いろんな情報の中で常に不安だったのがもう25~30年前だ。
お金もないのに無理して高いのをギリギリの長さで勇気を振り絞って買って、繋いでみたら長さが足りないという…
みんなも最初はそんな感じだと思うんだ。
この記事を読むとケーブル類やアクセサリーで悩まないオーディオライフが送れるようになるよ。
無視できる範囲だ
50万円、100万円以上というシステムの世界はぼくには想像もつかないが、少なくともぼくのサイトの庶民のホームシアターレベルでは無視できる範囲と断言する。
全く変わらないとは言わないが、無視できる差でしかない。
庶民が無理して高いスピーカーケーブルにしなくていい理由
スピーカーってこんなターミナルに接続するんだけど、
スピーカーケーブルはここで終わりじゃないのさ、
中はこんな感じでスピーカー本体に繋がってる。
これ60円/mのスピーカーケーブルでスピーカー本体とターミナルを中継してる…接続は数回捻っただけだ。
さらに上流を見てみると…
こんなアンプにケーブルを繋げるわけだが、アンプ内部で音声がデジタル⇒アナログ変換されてからスピーカーケーブルのターミナルに到達するまで、基板やら何やらを通ってくる。
庶民が使うような2万円前後の製品の音響パーツの品質ってどうなんだ?という疑問は残る。
つまり…
このような360万円のスピーカーケーブルで途中をつないだとしても…
ガンジス川を50m泳ぐ⇒四万十川を5km泳ぐ⇒再度ガンジス川を50m泳いで、恋人に抱き付いて「清流の四万十川を泳いできたから綺麗さ!」というぐらい無理がある。
高いスピーカーケーブル、アクセサリーには、そもそも洗脳されやすい魅力がある
プロダクトのデザインって大事だ。
あとブランドの持ってる歴史や物語も音を楽しむには必要だと思う。
例えば、ベルデンというメーカーは特別高いブランドではない。むしろ安いというか、質実剛健という印象でそこがまたカッコイイ。
これ使ってると、よーわからんけど、最低限音響わかってる感じするじゃん(^^)/
ぼくみたいに余裕のない予算で高音質も求めると、スピーカーケーブルとかオカルトチックな価格のオーディオアクセサリーなんか買ってる場合ではないのよ。
でも 余裕で大人の趣味としてクールに決めたい人にはけっこうおすすめなんだよね。
ジャンルとしてはお洒落とか粋とかファッションの範疇になってくるんじゃないかな?裏地に凄い刺繍が入ってるスーツのような…
オーディオテクニカなんかも知的な感じある。メガネをかけた理系の匂いがする(^^)/
余裕のある人はプレミアムスピーカーにお似合いのケーブルを合わせる粋を楽しもう。
だからいたずらに否定するものではないんだ。しかし、厳しい言い方をさせてもらうと、やはり音響を良くするという観点ではコスパは最悪という事実からは目を背けてはいけないと思う。
正直に言うけど、ぼくは音の違いが判らないよ。
オーディオケーブル、アクセサリー全般、よほどの粗悪品でない限りはブラインドで聞き分けてくださいと言われたら…あなたはできるだろうか。
庶民におすすめのスピーカーケーブルは?
これ60円/mぐらいなんだよ。
ぼくはこれを愛用している。理由は…
安い。取り回しがよく、加工しやすい太さ。+-の目印のラインが入っている。Amazonで買える。音質も問題なくきれいな音。
1180円で20mあるんだけど、コンパクトな5.1chサラウンドシステムならこれで十分賄える。
インシュレーターは25円/1個のを愛用
これでもインシュレーターの基本的な働きをしてくれる。まずは、お金をかけずにやれることをやってみよう。
まずお金を投ずるべきはスピーカーだと思うよ。ただ高価なものより、好きな音が出るものを見つけたいね(^^)/