ホームシアター

ドルビーデジタルプラスとドルビーデジタルの違いを聴き比べてみた【音声フォーマットについて語る】

ドルビーデジタルプラス

細かな数値の話ではなく、実際に映画を楽しみながら聴き比べた時、ドルビーデジタルプラスはどう感じる?

多くの人が体感できるほどの高音質?

結論からいうと、大きく変わらない。

ホームシアターの場合、ドルビーデジタルでも映画は十分楽しめる!

もちろんたまたまドルビーデジタルプラス環境があるなら、それで楽しめばいい。

でも、現在何かの理由でドルビーデジタルプラスに対応していないとしても、それだけの理由で機器を新規で買い換える必要はあんまり感じない。

まぁ、そのコストにもよるけどね。何かのついでとか、故障なら話は別だけど。

今回はそこらへんのことについて報告する。

ドルビーデジタルの音声フォーマット

ドルビーデジタルプラス48khz

ドルビーデジタルにも進化してきた歴史がある。

細かくはもっとあるんだけど、だいたいこんなイメージ

ドルビーデジタル(1992年バットマンリターンズが初の5.1ch)

ドルビーデジタルプラス(2005)

ドルビーtrueHD(2005年オペラ座の怪人DVDリリース)

ドルビーアトモス(2012)

どんな人でも、できればより高音質なもので映画を楽しみたいと思うじゃん?

そうすると…

「やっぱりドルビーアトモスだな!」

「ただのドルビーデジタルは音がショボいんじゃないかな?せめてドルビーデジタルプラスにしよう」

となるわけ。

でもアトモス以外で聴き比べたり、実際に毎日映画を観てるぼくの本音は

とりあえず、低予算でホームシアターをやるならドルビーデジタルでいいんじゃないかな?

が本音。

その理由を語ろう!

ドルビーデジタルだからといって悲観することはない!その理由

ドルビーアトモスのロゴマーク

まず、ドルビーアトモスは対応してる映画がない!

ないと言い切ると怒られちゃうかもしれない。

でもあえて断言したいほど、対応する映画コンテンツが絶望的に少ない。

2020年春の段階でもね…

現在のホームシアターは

そもそもVOD(ビデオ・オン・デマンド)で映画を見るのが前提だと思うんだ。

アトモス対応作品
Netflixのアトモス対応作品の一部。
メジャー作品ではなく、オリジナル作品の比率が高いからけっこう微妙…

そうした場合、VOD各社の空気はこんな感じ

「あっ、アトモス?!大丈夫ですよ!ウチはもちろん対応済みです」

「…いえ、全部ではないんです…というかむしろ対応作品が50作品ぐらいで…」

「今月リリースですか?…今月のは今のところ…アトモス対応作品ありません😭」

こんな感じ😔

今、アトモス対応の環境をお金をかけて構成しても、

「それで…見たい作品ありますか?」

というのがVOD各社のドルビーアトモス対応の実情なんだね。

一部の作品はアトモスに対応してます。とアナウンスできればいいレベル。

そして、もうある程度時間もたっているんだけど(発表は2012年)、ぼくの予想よりアトモス対応作品が増えていかないんだよね。

何でなのかな?やっぱり、一般家庭では揃えるのきついよね…

アトモス対応ヘッドフォンとか、バーチャルサラウンド(サウンドバーみたいにテレビの前に1台設置、複数の内蔵スピーカーで疑似的にサラウンドを出す)は伸びてるようだけど…

うーん…ぼくはリアルアトモスが夢だな!実際にスピーカーを上にも配置したい。

さらにアトモス対応のAVアンプはまだまだ中古で1万円というわけにもいかない。

5.1chでも設置に苦労してるのに、さらにスピーカーを追加しなくてはいけないしね。

ぼくは貧乏シアター専門だから、そこまですると、もう専門外になっちゃう。

お金に余裕のある人はとことんまでやったらもちろん楽しいんだろうね😆

次にドルビーtrueHDについて。

これはBlu-rayで映画を見る人にはお馴染みのマークだとおもう。次世代光ディスク用のフォーマットということでスタートしたみたいだからね。

これは音いいよ。ぼくはブルーレイって最初は、画像が奇麗!と思ったけど、最終的には音がいい!って思ったからね。中古のBlu-rayプレイヤー(100%じゃないけど、対応してる製品はけっこう多い)や、AVアンプ(2012年以降は100%)でも基本的に対応してるし、再生ハードルは高くない。7.1chが標準だけど5.1ch環境があればダウンミックスして再生されるから楽しめるよ。

ただし、ぼくもそうなんだけど、もうずいぶんBlu-rayプレイヤーに電源入れてない。TSUTAYAとか行かなくなったもんね。時代の流れ。かといって自分でBlu-rayソフトをAmazonとかで買うのはよほど気に入った作品かな。

VOD主力の現代において、もうBlu-rayで見ることはあんまり想定しなくてもいいと思う。

ドルビーデジタルtrueHDはBlu-ray専用規格ぐらいに思ってるからね。

ということでドルビーデジタルには、上位のフォーマットが用意されているけれど、実用ベースではドルビーデジタルプラスが再生できれば上出来なんだ。

ドルビーデジタルとドルビーデジタルプラスの音質の違い

さて、ドルビーデジタルユーザーは少し安心しただろう。

で、

ぼくの環境を少し説明すると

Blu-rayプレイヤー→ドルビーtrueHD

ノートパソコン→ドルビーデジタルプラス

デスクトップパソコン→ドルビーデジタル

fire stick TV4k→ドルビーデジタルプラス

ソニーブラビア液晶テレビ→ ドルビーデジタル

えっ、なぜデスクトップパソコンがドルビーデジタル止まりなの?

と思うでしょ?

2台のパソコンはどちらもウインドウズ10のNetflixアプリで再生してる。

しかし、まさかのHDMI端子なしなのよ。デスクトップが!

ドルビーデジタルプラス はHDMIのバージョン1.3以降じゃないと伝送できないらしい…とにかく光デジタル/同軸デジタルケーブルでは無理みたい。

話すと長くなるから興味ある人は⬇️

というわけで、とてもお手軽にドルビーデジタルとドルビーデジタルプラスを切り替えて音質の違いを確かめられる環境なわけ。

はっきり言うと、映画音響に興味ない人からするとどーでもいいレベルの差

ぼくでさえ、ドルビーデジタルプラスで聞いていると勘違いしながらドルビーデジタルで映画観てることも多い。

AVアンプの表示を確認して、あれっ!違うじゃんとなる。

つまり、聴き比べ環境がある特殊な人が、同じ映画を再生してやっとドルビーデジタルプラスのほうがやや高音質であることがわかる程度。

真面目に説明すると、どれも僅かではあるんだけど…

ややサラウンド感が上がる。例えばドルビーデジタルでなかなかスピーカーの存在が消えない(もろにスピーカーから鳴っている感じ)ような5.1chシステムがあったとする。

これをドルビーデジタルプラスで聴くとサラウンドスピーカーの音が上手く溶け込んで自然な空間に感じる傾向がある。

つまり、調整が甘くてもサラウンド感を出しやすい。

同じ設定だとやや低音が締まる。本来はこちらが正なんだろうけど、人によっては、低音が痩せた、迫力がなくなったと感じる人もいると思う。サブウーファーとのクロスオーバー設定と音量は好みに合うように再設定してもいいだろう。

やや音のフォーカスがはっきりする。画面上で音の位置がはっきりするから、ヘリコプターの移動シーンなどを利用してAVアンプ調整や、スピーカー設置角度などの調整をしやすい。

音響の調整の基本だけど、調整するときはできるだけ高音質なフォーマットで調整をしよう。可能であればドルビーデジタルよりドルビーデジタルプラスで。

大切なのは映画の元の収録、作品の差が音声フォーマットの差を圧倒する

「カンフーパンダ」を知ってるかい?

この映画の音響は、聞いていて楽しい。

逆に最近の映画でも音響が退屈な映画も沢山ある。

要するに、ぼくが解説してきた音声フォーマットの差というのは同じ環境で比べた時の優位であって、絶対的なものではない。

つまらん音響の映画のドルビーアトモスより、カンフーパンダのドルビーデジタルのほうが心に響くだろう。

作り手の音響へのこだわりとか、情熱が100倍重要だ。ハードよりソフトが大切なのはゲーム業界なんかと一緒だと思う。

だから、必要以上に音声フォーマットに拘るより、基本のドルビーデジタル5.1chサラウンドをとことんまで追い込んで(鬼調整)お気に入りの奇跡のサラウンド環境を手に入れよう。

機材より、音声フォーマットより、調整が100倍大事だ!

映画を楽しむには、その世界観に入り込むことが大切、雰囲気が味わえるようなサラウンドを目指して鬼調整しよう!

お金ないけどサラウンド5.1chやってみたくなったら(^^)/