ホームシアター

ドルビーTrueHDとドルビーデジタルの音質はどれくらい違うのか?

Blu-rayでホームシアターを楽しむ場合の音声フォーマットはドルビーTrueHD(アトモス含む)。

サブスクサービス(月額動画配信)でホームシアターを楽しむ場合は、ドルビーデジタルプラス(E-AC-3)もしくは、ドルビーデジタル(AC-3)だと思うのよ。

そこで今回は、

⭐ドルビーTrueHD(Blu-ray)

⭐ドルビーデジタルプラス(NetflixやAmazonプライムビデオの配信音声)

⭐ドルビーデジタル(DVDの5.1chで使われてきた定番の音)

を同じ作品で、音声フォーマットを変えて聴き比べをしてみようと思う。

でね、

もちろんドルビーTrueHDはスペック的にはロスレス(圧縮音声なんだけど、再生時には元のデータに戻る)だから音の劣化がなく高音質。

そんなもん数値的に比較しても面白くないし、調べればわかる。

ぼくは聴覚的にこんなふうに感じた…というところを伝えるよ✨

聴き比べに選んだソフトは力強いサラウンド音響が印象的なこれ⬇️

ドルビーTrueHDとドルビーデジタルの聴き比べ環境

ITU-R 5.1ch

まず、全てリアル5.1chサラウンドに統一。

こんなお部屋でやる。

中古を含むトータル3万円ぐらいの激安システムだ。

こんな庶民の5.1chも、鬼調整すれば十分に映画を楽しめる

詳細は⬇️

ドルビーTrueHDはBlu-rayプレイヤーでBlu-rayディスクを再生。

ドルビーデジタルプラスはFire TV Stick4KをAVアンプ直挿しで、Netflixで再生⬇️

これ、どれがファイヤーtvスティックかわかる?真ん中ね。
HDMIケーブル買うときは、写真のようにコネクタ部の色が違うものを買うと接続がわかりやすいよ。
Netflixのマッドマックス👆システムが対応していれば、ちゃんと5.1表示が出る

ドルビーデジタルはデスクトップパソコンから同軸デジタルケーブルでAVアンプに接続、ウィンドウズ10のNetflixアプリで再生👇

これわかりにくいけど、まさかのHDMI出力なしのパソコンの為、同軸デジタルで…
ドルビーデジタルプラスはHDMIver1.3以上でないと送れないため、ドルビーデジタルになる。

とまぁ、ぼくの家はたまたま3つのサラウンドフォーマット?(コーデック)を試せるんだ。

いきなり結論を言うと、ドルビーデジタルとドルビーデジタルプラスの音質差はかなり小さい…

ドルビーデジタルの延長線上にドルビーデジタルプラスがある感じ、しかもその差は僅か。

詳しくはこちらの記事を⬇️


この記事はここからが本題だよ!

ドルビーTrueHDとドルビーデジタルの音質はどれくらい違うのか?

くろかわ
くろかわ
これはけっこう変わる。音響に興味ない人でもなんとなくわかるレベル
えいが子
えいが子
なんかTrueHD のほうが映画館っぽい音がするよ!

コメントが素人っぽくてナイスだが、ホントに「いい音がする」というのが率直な感想で、これはとても重要なことだと思う。

サラウンド的には、スピーカー同士の繋がりがスムーズになる。

つまりサラウンドスピーカーの存在が消えるということ。

例えばマッドマックスの冒頭のシーンではいろいろな台詞が幻聴のように、脳内で囁くような演出がされている。

これをドルビーデジタルプラスで試聴したときは、右後ろで囁く音のところで、右サラウンドスピーカーから音が出たような気がしてしまう時がある。

こういうことがあると映画サラウンドは現実に引き戻されてしまい、奮覚めしてしまう。

一方のドルビーTrueHDの場合、5.1chシステムもAVアンプ設定も全く同じなのに、しっかりサラウンド感が得られる。

この差がかなり大きい。

安心してサラウンドの世界に身を投じることができるんだ。

あと、他の表現をするならば、音の濃さ(密度)が違う。芯のある重厚な音がする。

マッドマックスのエンジンが回るシーンのギューン!という音が内臓にまで響くのがTrueHDだ。

因みにこのギューン!はアトモスで再生すると天井スピーカーからギューンが鳴る。

これは重低音が出るとかということではなくて、やはり音がにじまない、鮮度が高いため、フォーカスが合って製作意図本来の音が合成されてちゃんと再現されるためだ。

対して、ドルビーデジタルはやや音がにじむ、ボケる感じは否めない。

でもね、これは特殊な環境ではある。ドルビーデジタルプラスで試聴した直後に TrueHD に切り替えて聞いたときにしか感じることは難しい。

何か他の作業をして15分後に聞いてもわからない差ではある。

さらに、マッドマックスはもともと音がいい。メーカーの試聴ブースなどでも使われるほどだ。

だから、ドルビーデジタルプラスでもなかなかよいため、判定がムズい(笑)

えいが子
えいが子
正直に言いなさいよ、ミスった~って言ってたじゃない…
くろかわ
くろかわ
実は…動画も記録したんだが、録音がスマホというどうしようもないクオリティーでよくわからん!すまん!
えいが子
えいが子
このYouTube動画最低だよね(笑)読者に失礼レベル
でも微かに判定できるかも…音量違うのが致命的

しかし、確実にドルビーデジタル⇒プラス⇒ TrueHDと段階的に良くなっていくのは確認することができたよ。

今回の結論

サラウンド好きにはドルビーデジタルプラス⇒ TrueHD の差はけっこう大きい

庶民が3万円ぐらいのシステムで、最高のサラウンドを聴くということにこだわるなら、Blu-rayをドルビーTrueHDの5.1ch、もしくは7.1chで再生するホームシアターが至高だと思う。

アトモスアンプを持ってない前提ならね。

ここでBlu-rayソフトでいい音響の映画を選ぶポイントがある。

Blu-rayのケースの裏を見て欲しい。

このようにドルビーTrueHDドルビーアトモスと表記されている映画は、最近の映画であることに加え、アトモス対応してることで、やはりある程度サラウンドに力を入れている作品といえる。

また、アトモスで再生されなくても、ドルビーTrueHDはかなり高さの表現にも優れているんだよ。(そう感じる、間違いないよ!)

Blu-rayでドルビーTrueHD5.1ch再生は庶民の究極のホームシアター

ぼくはいつもVODサービス+ドルビーデジタルプラスで映画を楽しもう!と提案してる。

くろかわ
くろかわ
庶民のお財布に優しいからだ

でも、VODサービスの配信する音源であるドルビーデジタルプラスの場合、けっこうしっかり5.1chサラウンド調整しないと物足りないことも確かだ。

つまり、難易度はやや高いと言える。

ところが今回紹介したドルビーTrueHDドルビーアトモスと表記されている映画ソフトなら、そこまでシビアに調整できてなくても、元の音源の品質でかなり高音質で楽しめる。

つまり、ビギナー向けともいえる。

普段は鬼調整しながらVOD映画をサラウンド試聴している人も、たまにはBlu-rayでドルビーTrueHDするのもいいもんだよ✨

最後にぼくのお薦めの超絶サラウンド作品を…👇

えいが子
えいが子
これやべぇよ…初めて再生したときサラウンドの化身か! と思った

最後まで読んでくれてありがとうございます。
また、映画サラウンド音響レビューで会いましょう(^^)/
⭐映画のある人生をもっと楽しく⭐

お部屋で映画やYouTubeを楽しむには【ドルビーサラウンド】がいいよ👇️

このサイトのレビューで使っているAVアンプはこちら👇️

VODはいろいろあるけど、サラウンド5.1ch配信が実用レベルなのは次の3社だけ!