10~12畳(4m×4.5mぐらいの四角)の特に広くない普通のリビングで、
高いスピーカーなどは使わない、使用機材もそこそこで、2人でまったり映画を楽しむリビングシアターを図解するね。
一見ショボく見えるかもしれないけど、本格的な5.1chサラウンドで自分のリビングが笑っちゃうぐらいの映画館音響になっちゃうという試みだからワクワクしながらトライしてみて欲しい(^^)/
2人用シアターに使うスピーカーやアンプはこんなレベルでOK
※価格は中古のだいたいの目安↓実際ぼくが入手したことのある価格だ。こんな感じにバラバラの組み合わせでいいんだよという具体例。
フロント ONKYO D-022A ×2個 1980円
サラウンド YAMAHA NS-A327 ×2個 2980円
センター YAMAHA NS-C210 ×1個 2800円
サブウーファー YAMAHA YST-SW010 ×1個 6000円
AVアンプ ONKYO NR-365 ×1個 10000円
↑小型ブックシェルフスピーカーと呼ばれるこんなやつを4個買おう。
ツーウェイといって高音域を出すツーイーターが上に、中低音域を主に出すウーファーが下についてるスピーカーね。
このタイプでウーファーサイズが10~12cmぐらいのモデルを選ぼう。
フロント左右とサラウンド左右で計4個必要だ。
予算があって新品を買えるなら同じスピーカーを2セット買えばいいよ。
中古の場合、たまたま4個同じスピーカーが手に入ることは稀だと思う。
その場合は似たようなスピーカーを2セット買って、性能の良さそうな方(ウーファーが大きいとか、低音が出そうな方)をフロントに使えばOKだ。
予算は中古でペア3000円ぐらいまでのスピーカーを2セット買うイメージ。
次にセンタースピーカーは、まずはいちばん安いYAMAHA NS-C210でいいよ。新品が超コスパ、ぼくのリビング5.1chでも使ってるモデル👇
そしてサブウーファーなんだけど、アンプ内蔵型で、中古で3000円~5000円ぐらいのものを買えばOK。
サブウーファーのスピーカーのサイズは16~20cmぐらいあるものを買おう。
価格的にもだいたいその辺りのモデルになると思うよ。
さサブウーファーはスピーカーが直接見えにくい構造になっていることが多い。
型番で検索して、ちゃんとウーファーサイズを確認しよう。
13cmとかあんまり小さいと、10畳の部屋では気持ち良さが不足するので最低16cm以上のものにしよう。
新品で買うならこのモデルがAmazonで最安値だけど…上等すぎるくらい。10畳リビングにこれ以上はオーバースペックだ👇買えるならぜひ。
予算をおさえてまずは5.1chやってみるなら👇今回の記事のイメージね
これを機にアトモスとか、1ランク上の最新ホームシアターに興味あるなら👇
ちなみにぼくがリビングで使ってるのはNR-365という10年ぐらい前のアンプ。和室のサイト使用モデルはAVR-X1600Hだよ。
2人で楽しむ10畳リビングシアターを設置してみよう
テレビ(スクリーン)の中央にセンタースピーカーを置く。
センタースピーカーの中心から左右それぞれ1m離してフロントスピーカーを置く。
よくある失敗は、テレビの真横に置いてしまい、LRの距離が極端に狭く良好なサラウンド感が得られないというもの。
こんな地べたみたいなソファーでだらしなく映画鑑賞したいよね。
ここをリスニングポイントとする。
距離は左右のフロントスピーカーまでそれぞれ2.1mぐらい。
ということは…
スピーカLRとリスニングポイントの3点を結ぶ正三角形をイメージしてほしい。
三角形に近くなるようにフロントLRの距離を微調整するか、おおよそのリスニングポイントを前後に微調整するかして、
次にこんな感じでレーザーポインターで角度を合わせよう。
もちろん、レーザーポインターがあれば最高だけど、紐なんかでもやるとやらないでは全然違うから、とにかく情熱をもって真剣に合わせてみよう。
フロントスピーカーの角度をリスニングポイントに向ける!
と一言で言っても、それは厳密にはどこよ?
2人の真ん中を通るライン?どんな角度で?となるよね。
フロントスピーカーから真っすぐレーザーが照射されたとイメージするとこんな感じ👇
これは5.1chサラウンドだけではなく、ステレオのゆるーい音楽鑑賞にも使えるいいとこどりの秘技だ。
「ぼくの映画館アングル」と勝手に命名しているが、他の人でも同じことしてる人に出会ったことはないからわからん…
まぁ…メーカーの人が見たら、おままごとレベルなのかもしれないけど、ぼくは真剣におススメしてるよ(^^)/
次は家族の反対が最大の障害となるサラウンドスピーカー設置いってみよう!
両サラウンドの場所は5.1chの場合、後ろというより横。ぼくのおススメはセンタースピーカーから115度が好き。
設置の高さは150~170センチぐらいにしよう。
最大260センチまで伸びるスピーカースタンドをDIYする方法⇒
えっ、フロントとかなり高さ違うけど?!となると思うけどやってみてくれ。
先ほど同様レーザーで狙うリスニングポイントがある👇
もっと突っ込むと後頭部から10cm後方のさらに高さも10cm上方辺りで左右サラウンドのレーザーが交差すれば…「もうサラウンドはキミのものだぞ!」
とにかく深~く行きたいなら👇も読んで
最後になっちゃったけど、サブウーファーの置き場。
これはたぶんマニアの人やオーディオの怖い先生には注意される。
でも庶民のサラウンド5.1chでは許容範囲内
まぁ…壁ピタはやめよう、最低限これぐらいで許してもらおう。
リビングにサブウーファー置けること自体奇跡に近いのよ。
家族の反対、近隣住民への配慮とかモラル等々
だから置けるとこに置こう。
そして最後にAVアンプの自動音場補正機能を使う。
この部屋ではこんな感じになるよ👇(動画20秒だから見て)
あとはとにかくいろいろ設置については参考になりそうな記事あるよ👇
リビングシアターを構築できたら楽しみ方は無限大
本格5.1chシステムを一度構築すれば、YouTubeを見ても、映画を見ても、ゲームをやっても、音楽を聴いても、全ての体験が確実に良くなる。
しかもそれは5.1chのサラウンド音声でなくては楽しめないということではないのよ。これは体験してもらわないと伝わりにくいんだけど…
YouTubeのようなステレオの音声であっても、ちゃんとしたシステムで聴くと楽しさが全く違う。
また、ぼくのリビングみたいに43インチぐらいのテレビでもいいけど、みんなもっと65インチとか大きなテレビ持ってるなら最高だし、コスパのいい2万円ぐらいの中華プロジェクターを使って100インチ大画面なんかも夢が広がる。
そんなとき、ここで紹介したような本格5.1chがあれば、映像に負けることはない。むしろ4kとか大画面との相乗効果でさらに音響が良く聞こえる、映像が綺麗に見えるという効果があるんだ。
だからぼくはここで、本格サラウンドではあるけど価格や性能的には最低限のシステムを紹介したんだ。
ホームシアターという趣味の世界はオーディオと同じく凝りだすとキリがない。
ぼくの家はマンションなんだけど、リビング、和室、寝室と3つのホームシアターを構築している。
今日紹介したリビングは一番ゆるーい感じでやってる。
壁のそばにスピーカー置いちゃうとか、見るときもソファーに寝っ転がってみるから、そもそもリスニングポイントとか、耳の高さとかもうめちゃくちゃ。
でも2人ぐらいでまったりNETFLIXとか楽しむと映画館みたいに楽しめる。
それはここで紹介した最低限のポイントをおさえて調整しているから。
あと最近はVRなんかもやりはじめて、このリビングの中央でヘッドセット被ってリズムゲームをやってる。
VRヘッドセット内蔵のスピーカーでもけっこういい音するけど、アナログ接続でこの5.1chシステムから音出すとノリがぜんぜん違う。
VRヘッドセット+イヤホンもいいけどそれだと鼓膜で聞く音響。全身を使って聞く楽しさはこういうシステムならではのメリットだ。
リビングの音響を最強にしとくといろいろエンターテイメントの幅が広がるよ。
庶民のホームシアター専門サイト「ぼくの映画館」にはたくさんのリンク記事があるから参考にして、素敵なリビングシアターを作ってほしいよ(^^)/