JMGO N1シリーズで最軽量モデルは天吊り設置が手軽にできる本体重量2キロ。
3兄弟のうち、最も明るさを抑えたフルHD(800CVIAルーメン)モデルだけかなり軽量なのだ。
今回は明るさがいちばん控えめなモデルということもあり、HDR映像まで明るく投影するのに最適なスクリーンサイズ70インチの設置をぼくの和室ホームシアターでやってみた。
※数年にわたり、天井SPや、同程度の重量のスピーカーで補強なしの取り付けをしてきました。現代の通常の施工であれば天井のボードで問題ない範囲ですが、取り付けや、落下リスクについてはあくまで自己責任でお願いします。
30枚以上の写真で完全解説するので、ぜひ参考にしてね(^^)。
JMGO N1の天井設置に必要な取り付け金具と用意するもの。予算は2000円!
JMGO N1の天吊りのために用意するものは4つ
①取付金具
②押しピン
③パンチングボード
④1/4インチネジ
①取付金具はAmazonで購入できる
似たような構造ならどのメーカーでも大丈夫だと思う、基本的にネジやら穴やら適当にアレンジして使うので…
②押しピン(4個必要)
これは天井へ①取付金具を固定するために使う
Amazonでぼくが買ったのコレ↓2個入りだから2セットでOK(^^♪
フックありでも、なしでも引っかかるから大丈夫。心配ならワッシャーなどをかましてもいい。
ダイソーやセリアなどでも手に入る 110円~220円と安い。
③ パンチングボード
ダイソーやセリアで同じようなのを買えばOK。
ぼくはこれの黒をダイソーで買った↓110円
④1/4インチネジ は家にあればそれでよし!まあ1本だからホームセンターでバラで買えば15円とか20円ぐらいかな?
そんなのないよ!多少高くても面倒だからAmazonで頼みたいという人は↓
こんなに上等なものでなくてもOKだけどね(^^)
これはJMGO N1本体のジンバル下部のネジ穴(1つタイプ)を利用して ③パンチングボードと接続するために使用するよ。
というわけで用意するものは以上だ。
早速組み立てていこう。
今回はJMGO N1の取り付けに特化した解説だから、初めての方や心配な人は取り付け金具の基本的な使い方の記事を見てほしい↓
JMGO N1の天井設置手順を完全解説
①取付金具のベースを天井に②押しピン4個を利用してしっかり固定する。
取り付け金具約1.5Kg+JMGO 2Kg=3.5Kg。
この重量なら、天井の芯が通っている所に拘らなくてOK。
それよりひたすら投影距離とスクリーンサイズ、吊り下げ高さをしっかり考えてここは精密に位置決めしよう。
JMGO N1のオフセット値を考えると、もう少し高くしたいのだが…これが限界か
まぁ…イメージしにくい方は後で調整できるので、とりあえず最も高くなるところで固定しておこう。
ここまでできたら、下準備は完了だ。
次は①取付金具のジョイント部とJMGO N1を合体させる作業に移ろう
ジンバル+ミニ三脚の組み合わせでは重量バランス的に転んでしまいそうな感じだったw
下の右のネジのように1/4インチネジの規格で長さが1.5cmのものを探そう
右側のネジは長さ1.5㎝。今回使ったもの。
MDF板の厚みを考慮してネジの長さは1.5㎝がベストかな。
少し余裕が出るが、この遊びにより最後の調整時に首振りが容易になる。
ネジ径、ピッチ、長さがあっていれば、ネジ頭はどんな形状でも問題ない。+ネジでもOK。
JMGOのネジ穴はけっこう浅いので、あんまり強くしめてネジ穴にダメージがいかないように慎重に、確実に。
上の写真は良くない。 ③ パンチングボードが投影方向に対してタテではなくヨコになるように調整しよう。
上の写真のように①取付金具に付属のネジを使い、下からは蝶ネジで手で締め上げる。
この突起に横からひっかけるように…
とりあえずここまでくれば落下しない。センターのねじ止めは後ほど投影時に左右の平行を調整しながら角度を決めて〆こむ感じ。
う~ん、見事天井に吊ることができた。
ここからは、電源ケーブル、HDMIケーブルの接続、最終投影角度調整と…まだまだやることたくさんやないかい!
ACアダプターと電源ケーブルで495g。(世界初公開)
小型プロジェクターにありがちな、ACアダプターが別になっているパターン。
もちろん通常はパンチングボードの上にのせて処理してもいい。
最初に言い忘れたが、、電源の延長ケーブルは必須だね。
どのみちコンセントはとどかない。
ぼくはたまたま押入れの上の段に設置してあるサブウーファー横にコンセントを引いているので、このくらいの長さなら純正のコード長さで届いたので良かったよ。
さて設置できたらスクリーンまでの距離を確認してみよう
レンズからスクリーンまで197.7cmで約70インチだ。
レンズから天井までは57.5㎝
レンズから床まで195.4㎝
このくらいの高所に設置できると生活していて邪魔にならないし。リスナーから排気音もほぼ聞こえない。
天吊りの快適さは伝えるのが難しくて、イメージしただけではよくわからないもの。
実際に天吊りして1ヶ月ほど経過して、ある日プロジェクターの存在を気にせず生活できてる快適さに気がつくみたいな感じよ(^^)
床や台に置いてあると身体がぶつかって、せっかくスクリーンに合わせたのにまた微調整とか面倒なのよ。
ぼくみたいに狭い部屋には必須だね。
JMGO N1を最高画質で投影するコツは完全真っ直ぐ投影!
JMGO N1は従来のプロジェクターと違い、ド真っ直ぐ投影でなくても、わりとピントも全域合うし、画像の劣化や、解像度低下も目立たなくなる。
しかし、投影距離約2メートル72インチで最高画質を得ようとしたら、ズーム機能は使わず、極力タテとヨコも補正は最小となるようにするのが鉄則。
この記事で紹介する方法で設置するとほぼ最高画質を得ることができる。
ジンバルによる自由設置がウリの製品だと思われるかもしれないが。
本当に画質に拘り、HDR画質のチェックなどしていて気が付いたのだ。
最高画質を求める人は【安易にジンバルを使ってはいけない】
ジンバル式画面補正切る
自動台形補正使わない
画面ズーム使わない
そしてN1の場合は自動台形補正もスクリーンにフィットさせてはくれない。
※N1の場合です、上位機種(Ultra、Pro)のスクリーンフィット機能は未検証です。申し訳ございません。
まず手動台形補正で本体の平行をとろう。
無調整で投影して、水平だけ確認したら、先ほどとっておいた…
命のネジを〆る
これで水平は保たれる。
水平がとれたらスクリーン内でいい感じに16:9の四角になるように微調整。
これが、JMGO N1のオフセットだ。EPSONのベーシックな上向きと、中華格安プロジェクターの完全水平投影との中間のセッティングという感じがするね…
まぁ、EPSONのほうに近い。
これは天吊りフロントモードで使いやすい。天井方向に高く上げられるからね(^^♪
金具のネジで高さとジンバルの角度を上手く組み合わせて。なるベく台形にならない位置決めをすれば、最後の手動4角調整は最小限で済むはずだ。
この拘りの差が、最終的に明るさ、ピント、解像感に影響するのよ。
なんでもそうなのだ!
これをせずに、高いのに別にたいした映像じゃないな~といってはメーカーが泣く。
バッチリ決まったら、設定を【画面保存】することができるよ。3つまでが嬉しい(^^♪
ちなみに庶民のホームシアターなので、高価なプロジェクタースクリーン等は買えませんw
予算のある人はさらにレーザー用のスクリーンなども併せて使用することで極められるんじゃないかな(^^)
あとは最高の映像で映画やYouTubeを楽しもう!