こんな感じで真っ白な画面が表示された時に目立つ黒いゴミのような斑点。
まず、映像にゴミのようなものが映り込んだら、多くの人はレンズを疑うはずだ。
でも実際レンズの埃を飛ばしたり、レンズを拭いたぐらいで解決できることはほとんどないと思っていい。
ぶっちゃけると、中華プロジェクターは新品開封時からレンズは小キズだらけ。
「やっぱり中華製品はダメだ!すぐ返品しよう!」
となりがちだけど、ちょっと待って!レンズ表面に無数の小キズ程度なら、投影画面上で肉眼で判定できるような画像の乱れはない。
ぼくが以前使ってたプロジェクターはフタなんかそもそもなかったし、レンズもキズだらけ。
でも投影してみると、不思議と特に気になることもなく。映像も綺麗。
本体をバラす前に、横のフィルター清掃用のパーツを外して、内部にアプローチできるか試してみた。
ファンが高速で回転してるのが見える、その奥はメチャクチャ眩しい!
※作業はコンセント抜いてやろう
とりあえず、埃フィルターを外してみた。うっすらと埃が付いていたけど清掃したらすぐ綺麗に。
ネットの情報を参考に考えると、どう考えても、内部の液晶パネルに埃が付着しているように思える。
ここからエアダスターのノズルを差し込んで適当に吹いてみたら、液晶パネルの埃が除去できるのでは?と安易に考えてシュッ!シュッ!したところ…
はい!悪化しました。
画面に気になる黒い斑点が明らかに増えた。
おそらく本体内部に埃がある程度溜まっていたようで、今回エアダスターを適当に吹いたところ、下に溜まっていた埃が盛大に舞って液晶パネルかその前面のアクリル(ガラス)板に付着したようだ。
液晶パネル部は埃が容易に侵入しない作りになっているはずなんだけど…
どうやら中華の(液晶)LCDという方式はゴミが入りやすいようなんだ。
もう少し高価格帯のDLP方式のモデルはゴミが入りにくい構造みたい。
うーん、本体を開けずに埃を飛ばせたら楽だと思ったのに…
※もし中華プロジェクター新品購入時に、このタイトル画像のような斑点が許容範囲を越えて見られるようなら、遠慮せずにすぐに返品交換してもらおう。
ユーザーが気持ちよく見れないのなら、光学製品としてダメだからね。中華製だからとか関係ない。
ただし、遅かれ早かれ、いつかは埃が目立つようになるかもしれないことは覚悟して使おう。
この記事を最後まで読めばそんな時にも自分で解決できるから大丈夫。
プロジェクター内部清掃をするべきか?の判断
本体開封はリスクゼロではない。
メーカー保証の問題や、ゴミは除去できても液晶パネルに新たなドット抜けが発生する可能性もある。
そこでやるかどうかの判断なんだけど、
そして2つ目のポイントとして、慣れるというのもある。
これはプロジェクター購入時に、「意外とファンの音するなぁ…」とテンションが下がることがある。
しかし、ファンの音が気になるのは購入時がMAXで、日々使っていると、1ヶ月も経たないうちにファンの音を全く意識しなくなっていることが多い。
しかし受け入れて日々使っていくと、だんだん気にならなくなる。
だから中央付近に常にチラつくように感じるならやるべきだし、端のほうに数個あるけど、コンテンツ再生中は気にならない程度なら、2~3週間少し様子をみるというのも立派な判断だと思うよ。
あと、希になんだけど、いつの間にかなくなってるというのもあるんだ。
ついにプロジェクター内部へ、ホコリやゴミを取り除く!
わりと最近の中華プロジェクターをお使いの方は↓の動画をみてほしい
今回は、ぼくが愛用しているyaverV6という中華フルHDプロジェクターの埃をとってみる。購入時は黒いゴミの映り込みはなかったけど…
他のプロジェクターを使ってる人も、格安中華プロジェクターの作りは似てるから同じような症状で困っている人には参考になるはずだ。
今回必要なものは
🌟エアダスター
🌟プラスドライバー
の2点のみ、作業もカンタンだよ。
できるだけプロジェクターが冷めた状態で作業しよう。
本体をひっくり返すと、深いネジ穴が6個すぐに見つかる。そしてもう一つ、シールが貼られている隠しネジがある👇️計7箇所
上の写真だと4番が隠しネジ。このシールを突き刺すように+ドライバーを差し込んでネジを外せばOKだ。(この時点でメーカー保証受けられなくなる可能性あるので、自己責任で判断しよう)
👆️写真のドライバーで問題なくネジを外すことに成功。
このネジ穴がわりと細くて長いので、軸が太いものや、短すぎるドライバーだと届かない。
すぐにパカッといくかと思いきや、このポイントに爪があるようで、一瞬、まだ外せてないネジがあるように感じるけど、ただハマってるだけ。壊さないように丁寧にぐりぐりはずそう。
外れても、強く引っ張ってはいけない。上フタと本体はケーブルで繋がっているから気をつけて。
開くとこんな感じ。ここで、せっかくだから、全体に軽くエアダスターして埃を飛ばしておこう。
問題となる液晶パネルがこの位置👆️
液晶パネル部の小さなフタは、銀色の小ネジ2箇所で止まってるだけだからカンタンに外せるよ。
あっさり、問題の液晶パネルに到達。パネルは上に持ち上げて外せる構造になってるけど、フラットケーブルで接続されてるから触らないようにしよう。
つまり、この小さなフタを外すだけで作業できるんだ。
ここで先ほどのエアダスターを下の写真を参考にシュッシュッしよう。
エアダスターのノズルで液晶パネルを傷つけないように注意しながら、このエリアを中心にまんべんなく吹いてみる。
*エアダスターの説明にはディスプレイなどに使用すると、傷をつける恐れがあると明記されているので、1点集中でやるのではなく、ポケット部全体の埃を飛ばすイメージでやるのがコツ。
そしたら確認のために、液晶パネルのフタ、本体のフタを嵌めて(ネジはまだ止めない)コンセントを挿して試写。
おー!埃や、黒い斑点がほぼゼロに!
これでしばらく快適に使える。
まだ、目立つゴミがあるという場合は再度フタを開けてシュッ!
ネットの情報によると、やりすぎるとドット欠け、白飛びのリスクもあるらしいから、ノズルを近づけすぎないように慎重に。
確認してOKなら全てのネジを締め直して完了だ。
中華プロジェクター内部の埃清掃は意外と簡単
プロジェクターによって構造はいろいろ違うけど、黒いポツポツとした斑点は液晶パネルの埃付着であることが多い。
だから液晶パネルにどうやって到達するかを考えるといい。
yaverV6のように上フタを開ければすぐアクセスできるものもあるし、底面のシールやパネルを外せば直ぐに液晶パネルに届くタイプもある。
例えば人気のWiMiUS K8プロジェクター↓
ネット検索すると、エアダスターがなくても、綿棒で優しく拭き取って綺麗になったという報告もある。
プロジェクターが冷めた状態でシュッシュッしよう
本体と液晶パネルフタのネジを外すだけ!他のケーブル類は触らない、無理に引っ張らない
液晶パネル面はデリケート!絶対に指で触れたりしない
開封シールを剥がすので、メーカー保証対象外になる
DIY作業は全て自己責任、作業は簡単だけど慎重に
中華プロジェクターを使っていると、いろいろ問題もあるけど、知恵と工夫で乗り越えれば、超コスパで最高のホームシアター体験ができるよ。
「ぼくの映画館」使用モデル↓ファンの音静かです(^^♪