これから低価格プロジェクターを購入する方に注意*
今回検証して痛感したのは、イヤホンジャックの音。
売れ筋である、中華2万円フルHDプロジェクターの中にはwimius S26のようにほぼモノラルのモデルがあります。(YABER V6はステレオでした)
きっかけは視聴者の方から、「イヤホンジャックからの出力モノラルじゃないですか?中華のプロジェクターでいくつかあるみたいです」というようなことを教えて頂いたのです。
これは購入前に知ることができない情報なので困りますよね。
【イヤホンジャックから音を出す方法しかダメという方は要再検討】です。
通常L100、R100で別々の音が出るのがステレオですが、
例えばS26などはL=L70R30混合の音が出ます。反対のR=L30R70のように出ます。つまりステレオイメージがあいまいです。※数値はイメージです
格安PJの本体スピーカーは×1のモノラルなので普通に使っていると気がつかないです。
でもイヤホンで聞いたときや、外部スピーカーに出力してもモノラルとは思わないですよね。まさか!と思いますw
ご自身のPJのイヤホンジャックにイヤホンを接続して、YouTubeなどにあるLRステレオチェック動画などを聴いてみるとどの程度かわかると思います。
混合ステレオのような状態でしたら、この記事で解説しているファイヤースティックのBluetoothでいきましょう(^^♪ BluetoothだとL100R100のステレオになります。
それでは本編スタート(^^♪
目次
ファイヤースティックと接続してプロジェクター本体スピーカーから音が出ない場合
いきなり本体スピーカーから音が出ない!だいじょうぶ!これは格安中華プロジェクターあるある。
上記のように先ずはサラウンド音響の設定を確認して、【PCM】に固定しよう※wimiuss26もPCMにして下さい、ぼくの間違いですスミマセン
ファイヤースティックの購入時のデフォルト設定は【自動選択】なはずだから、中華格安プロジェクターを購入した人は接続しただけでは100%音は出ない。
基本的に格安プロジェクターはPCMのみ、他は非対応と覚えよう。
ファイヤースティックの機能⇒オーディオ/ビデオの診断から、
以下のように表示されても普通に非対応なので許してあげよう…
プロジェクターとFireTVStickで音を出す方法6つ
音がいまいちな順で…
①プロジェクター内蔵スピーカー
②プロジェクターイヤホンジャックにイヤホンを接続
③ プロジェクターイヤホンジャックにステレオミニプラグ⇒LRラインケーブルでパワーアンプに接続
④プロジェクターのBluetooth機能でイヤホン、Bluetoothスピーカー、サウンドバー、AVアンプ等に接続
⑤ ファイヤースティックのBluetooth機能でイヤホン、Bluetoothスピーカー、サウンドバー、AVアンプ等に接続
⑥ファイヤースティックを音響機器のHDMI入力に直接挿して、映像だけHDMI出力から格安プロジェクターのHDMIに接続
この記事は動画↓でも見れます。音が聴けるのでイメージしやすいです(^^♪
プロジェクター本体のイヤホンジャックから有線で音響機器に接続する方法
格安プロジェクターの本体スピーカーの音はモノラルだからイヤ!音量がMAXでも小さいなぁ…という人が次に考えるのが、もっと音のいいステレオの外部スピーカーにつなげたい!となる
でね、この外部スピーカーに接続する方法は2通りある。
ひとつは、プロジェクター本体のイヤホンジャックから有線で音響機器に接続する方法。
もう一つは、Bluetooth機能を使って無線で音響機器に接続する方法だ。
まずはプロジェクター本体のイヤホンジャックから繋ぐ方法を紹介するよ。
これがもっとも分かりやすい。しかし、有線で繋ぐケーブルがわからないという人もいるよね。
ちなみに格安プロジェクターからの有線による音声出力はステレオミニプラグという規格。
受け側の音響機器(アンプ)もステレオミニの場合はこんなやつ↓
受け側がライン入力(アナログ、ピン、RCAなどともいう)の音響機器(アンプ)なら↓
こちらはBluetooth受信機からアンプに接続するときにも使えることが多い。
まぁ、繋げるだけだから解説もないのだけど、実際に音を聴いてみるとややノイズっぽさや、音量を上げたときには歪を感じる。
それでも高音質再生のできる音響機器に繋げた場合はそれなりに聴こえる。
この接続以外を試さなければこれはこれで気に入って使う人もいるレベル。
格安プロジェクターの5wなどのモノラルスピーカー1発とはかなり違うからね。
ぼくは冒頭でお伝えしたステレオミニのイヤホンジャックからの出力がモノラルっぽいのがかなり気になって、Bluetoothを使うようにしている。
有線のいいところは通信が安定と音と映像に遅延がないこと。
Bluetoothのいいところはコードレスで、ちゃんとステレオでLR分離出力されるところ(普通は当たり前だけどw)
外部スピーカーとFireTVStickをBluetoothで接続すれば低遅延で安定
Bluetooth接続は二通りある。
格安プロジェクターに内蔵されているBluetooth機能と、ファイヤースティックに内蔵されているBluetooth機能。
前者の場合、プロジェクターの誇大広告で超高性能なBluetooth機能のようにアピールされているけど、ファイヤースティックに比べ遅延が大きく発生し、通信、ペアリングが不安定、遅延を調整する機能もない。
つまり完敗なのだ。
というわけで、格安プロジェクターのBluetooth機能は封印して、ファイヤースティックのBluetooth機能を使おう。
遅延が気になる方は↓の記事から調整してみよう。
また、相手方がBluetoothを受信する機能のあるイヤホンや、ヘッドホン、アンプなら簡単だけど、普通のステレオアンプの場合は以下のようにするといい。
BluetoothトランスミッターというのがAmazonでいろいろ販売されている。
ぼくはこれを5年ぐらい前から愛用しているよ。
以外と壊れないからオススメ。
うーん、理屈では同じかもしれないけど、ぼくの素人耳にはファイヤースティックのBluetoothのほうが音が少し良い気がする。
さらにこだわるならAVシンク機能でタイミングを合わせられるからプロジェクター本体のBluetoothを使う理由はないのだ。
ファイヤースティックを音響機器(AVアンプ)に直挿しして映像のみを格安プロジェクターが最高
そうなのよ、結局最高音質は何かと言えば、ファイヤースティックをAVアンプ直挿しで音を出すことなんだ。
格安プロジェクターには映像だけを送るという使い方が最高音質。
サウンドバーもそうだけど、HDMI入力を持つ音響機器に直接ファイヤースティックを挿して使う方法をまずは検討してほしい。