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どっちが高音質で映画を見れるのか?
以前から少し気にはなっていた。
ぼくはAmazonプライムビデオとネットフリックスの両方を契約している。
この2社だけが、動画配信サービスとしては5.1chサラウンドで映画を満喫できる。(iTunesは除く)
せっかくだから条件を同じくして、先入観なしで同じ映画を再生して検証してみるよ(^^)/
共に人気のVODサービスだが、月額料金はNETFLIXが倍以上。Amazonプライム500円以下に対して、スタンダードプランで1480円だ。
ということは、合わせて月額2000円ぐらい払ってる。
それで、映画をリアルサラウンド音声で自由に楽しめるんだから安いなーと思う。
さて、条件は
再生デバイスはfire tv stick 4k。
AVアンプに挿してドルビーデジタルプラス5.1chサラウンド。
つまり、ごく一般的なホームシアター趣味の環境での比較ということだよ。
音響対決!NetflixとAmazonプライムどちらのサラウンド音響が優れてる?
※2020年4月、記事執筆時点での音響比較
2021年9月に同じくいろいろ再検証したところ、現在は画質、音質共に明確な優劣はないという結論
まず、ララランドを再生してみた。Netflixから…
ハイウェイで車が渋滞してるシーンから大人数のコーラスとダンスが始まる。
ぼくは音質を聞き分ける時のポイントとして、
わりとこれを重視してる。
コンビニの店内などで流れてる、流行りのヒットソング。
よく耳にするからなんとなく覚えちゃうじゃん。
その曲を自宅のステレオで再生すると、
「あっ、この曲バックコーラスがあるんだ!?」と発見する。
メインボーカルと一緒に横で別の女性がハモってるのがわかる。
さすがにコンビニの環境だとちょっと聞き取れない。
次に同じ曲を、同じく自宅のデスクトップオーディオでハイレゾ音源などで聞いてみる。
「あっ、バックコーラス2人いる?!」となるわけ。
音の粒が細かくなればなるほど、リアリティが増すから、人の声を聞き分けられる感じになるよ。
あとは、音の定位をみる。音と映像の位置がシャープに合っているように聞こえるほうが高音質ともいえる。この解像度が低いと移動感もボヤける。
そんな感じでチェックしたところ、自分で言うのもバカみたいだけど。
どちらもなかなかいいんじゃないか?😆
NETFLIXの音質には普段から満足してるからね。
そういえば、今までも映画を観るときに、NETFLIXでもAmazonプライムビデオでも、どちらでも見れる映画は沢山あった。
その時に、どちらかというと、無意識にネットフリックスで再生していたような気がする。
再生してるときの、インターフェースというの?早送り⏭️とかさ、字幕切り替えとかそういう操作性がネットフリックスのほうが好みだったからかも…
さて!
次はAmazonプライムビデオでララランドを再生だ!
と言いたいところだが、ちょっと確認しておきたいことがある。
ネットフリックスは2019年5月1日に高音質化したと発表した
↗そうなのだ、以前から音質は満足してたんだけど、さらに良くなったと宣言している。因みにぼくはもう7年近くネットフリックスを利用している。
しかし正直、体感として変化は感じてない…
それでも先入観として、たぶん比べちゃうとAmazonプライムビデオ負けちゃうよな…という気持ちはあったんだ。月額料金も違うし、ネットフリックスは王道の映画屋という感じ。映画専門店の意地とプライドもあるだろうからね。
で!Amazonプライムビデオでララランドを再生してみる。
…ジャーン!!!
でかっ、音がデカい。
ネットフリックスを見てた時にAVアンプのボリュームを50でちょうどいい音量だったから、もちろんそのまま再生したわけだけど、
あわてて音量を下げた。ボリュームでいうと42ぐらいで同等かな。
この数値は単純に比べられないんだけど、体感で言うとAmazonプライムビデオの方がマスターボリュームが2~3割増しといった感じ
錯覚だとしても、ソースのボリュームが大きいというのは音が良く感じる。
冷静に5分弱のシーンを
音量の修正だけして3回づつ交互に集中して聞き比べた。
さらに、ミッションインポッシブルローグ・ネイションも同様に聞き比べてみた。
その結果は、引き分けだ!
これは意外だったのと、Amazonプライムビデオの進化にやや驚いたというのが、本音。
正直、ネット通販の会社が片手間でやってる割には頑張ってるな~
という感じだった。実際初期のころはけっこういろいろがっかりした。
ところが最近はネットフリックス以上に速いスピードで海外映画も配信されるし、種類も豊富。
そして音響までここまで来てるのか…という感じ。
もちろんぼくのクソ耳で違いが判らないという可能性もあるだろうけど…
一般的に普通の人が聞いて差を感じることが難しいレベルだということは断言できる。
要するに、映画を楽しむという体験に影響を与えるような差はないということだ。
もしかしたら配信ビットレートなど数値上の差は若干あるのかもしれないけどね。
サラウンドを楽しむなら2択👇(^^)/
スマホ視聴や、Bluetoothスピーカー、イヤホンでも全く違いが判らない!一緒だ!
5.1chサラウンドではないけど、スマホでストリーミングステレオ再生した場合はどうだろう?
これも…差がわからない。スマホ内蔵スピーカーやBluetoothスピーカー、イヤホンでも全く互角と言っていいだろう。
Amazonプライムビデオとネットフリックスという比較だけでなく、これは全VODサービスでほぼ同じ結果になると思う。
各社、スマホデバイスのアプリについては、通信容量とかある程度制限してデチューンして配信しているだろうからね。ユーザーもそこまで求めていないだろう。
このような、単純に2chステレオについては、端末のスピーカー性能や、Bluetoothイヤホンの対応コーデック(AAC、apt-x)などを重視した方が楽しい映画体験ができるよ。
ダウンロードした端末での視聴ではNETFLIXの勝ち!?
最後に、スマホにダウンロードした映画を再生した時の音質を検証する。
普通なら、この勝負引き分けでした!どちらもおススメ!ありがとう(^^)/
で終わる記事だが、ここまできたら徹底的にやるのだ。
ストリーミング再生の品質と、ダウンロード品質はそれぞれ最高の設定で条件を合わせてる。
ストリーミングではほぼ互角に感じたのだが、ダウンロードではAmazonプライムの方が細かい音の輪郭がややぼやける。低音が締まりなく膨らむため迫力は増すように聞こえる印象だった。
ネットフリックスの方はストリーミングと同レベルで変化は感じなかった。
更に、ダウンロードした映像をスマホからモニターに出力して画質を比較した。
例えば720pと1080pの差といえばわかるだろうか?Amazonプライムの方がやや粗く見えた。その分音声も圧縮されているのだろうか?720p以上は同じHD扱いで同等な気もするが…わからない。
ララランドのダウンロードした時のデータ容量は
Amazonプライム 591㎆
ネットフリックス 515㎆
という結果に。Amazonプライムがやや大きいデータとなっている。しかしあの画質は何故だ?
各社詳細な仕様までは公表していないから、ぼくが間違えている可能性もあるけど、ぼくの個人的な判断としてはダウンロード品質についてのみ、ネットフリックスの方がやや高品質で視聴できたと記録しておこう。
2020年4月時点だよ。今後どうなるかはわからない(^^)/(2021年9月再検証では同等)
今回のVODサラウンド対決、結論としてはほぼ同等。
どちらも十分に映画が楽しめる音響が提供されてるから、興味のある人はぜひリビングにホームシアター作ってみてね。