スピーカーの角度を正確に合わせる為に、安価なレーザーセッター距離計がほしくてZAMO3とGLL1Pを購入した。
ZAMO3はレーザーポインター+距離計
GLL1Pはレーザーポインター
この手のレーザー製品はAmazonのセールのタイミングで安くなることが多い。
その他の時期はホームセンターのほうが安く買えることもあるので良く比較してから買おう。
レーザー製品としては、GLL1Pはお買い得なモデル。
しかし、どうせなら距離まで測れるZAMO3のほうがコスパはいいよ。
Amazonレビュー評価がまちまちなのは、例えば建築関係の超精度を求める場合に、安価なレーザーポインターの精度に不満を感じてるレビューが混ざるからだ。
ぼくはスピーカーの振り角度を見るために使うだけだから、ZAMO3やGLL1Pで十分だ。
さて、今までなんとなく視覚的な感覚でスピーカーの角度を合わせてきた。
音を自分の耳で聞きながらね。
だからレーザーまで使って角度をしっかり合わせようとは思わなかったんだよね。
今はかなり真面目に庶民の5.1chサラウンドの研究をして、サイト運営してる。
サラウンドスピーカーの設置に、適当ではない正確さが欲しいなーと思ったんだ。
実際にZAMO3を使っている動画がこれ↓
レーザーセッターでスピーカーの内振り角度を合わせる
まず、映画サラウンド5.1chをメインにやってると、フロントスピーカーの内振り角度が悩ましいのよ🙄
距離は基本の正三角形に近いんだけど、だからといってスピーカーをリスナーに対して直撃するような30度までは角度をつけたくない。
スピーカーを使って、ステレオで音楽聞くときは、フラットに置くだけじゃない、レーザーセッターを使って内振り角度をしっかり決めて好みの音質にする方法もある。
同じく、映画サラウンド5.1ch、7.1chの場合も、ある程度の内振りによって、サラウンドスピーカーから発せられる音と溶け合い、定位と物の移動がリアルになるメリットがあるから、こだわるならしっかりレーザーで角度を合わせたい。
今回初めてレーザーを使ってみたら、思っていたより角度が浅いことに気がついた。
例えば自分では耳のやや外側を狙ってると思い込んでいたお気に入りの角度は、耳よりかなり外側にずれていたし。
センタースピーカーも真っ正面だから簡単と思いきや、レーザーで確認すると少しセンターをずれていた。
ちょっと写真分かりにくいけど、右フロントSPはこんな感じの位置に内振り角度を合わせたところが良好なサラウンド感を得られるし、これなら5.1chで音楽再生もいい感じ。
ゲーミングチェアって、デスクトップの視聴環境としては理想的。
耳の位置とか分かりやすいから、レーザーでも合わせやすい。
座るといつもほぼ同じ位置になるから、調整がバッチリ決まったシステムのサラウンドのスイートスポットを外しにくいのがいいよ(^^)/
次に、レーザーでサラウンドスピーカーの振り角度を合わせる。
サラウンドスピーカーを写真のように高い位置に設置した場合、3つの要素がポイント。
リスナーまでの距離
リスナーまでの内振り角度
リスナーまでの下振り角度
まず、距離はZAMO3だとポインターを合わせると同時に常に距離が表示されているから測れるから最高。ここでは120cmにする。
次に内振り角度という表現があってるのかわからないけど、サラウンドスピーカーが115度ぐらいの角度からリスナーに向けるように設定。
そして上下の角度も大切だよね。下振り角度。
これは完全耳直撃よりやや上が好み。
こんな感じ。
こういうセッティングが、なるほどレーザーポインターや、レーザーセッターと呼ばれるものがあるとバッチリ決まる。
左右のバランスを左右対称にできる。
今後、もしズレてしまってもまた再現できる安心感。確信をもって研究できる。
そんなとこがメリットと感じた。
詳しくはサラウンドスピーカーを高い位置に設置推奨の記事を読んで欲しい。
ステレオなら簡単というと語弊があるけど、LRの2つのスピーカーの角度の組み合わせだから、まだ感覚的に合わせやすい。
ところがサラウンド5.1chになると、当たり前だけど全てのスピーカーが関係し合うわけで…
こっちを広げると定位は甘いけど、空間が広くて繋がりがいいとか、けっこう複雑になるよ。
ZAMO3・GLL1Pレビュー、レーザーセッターは必要?!
最後になっちゃうけど今回買ったGLL1PとZAMO3を軽くレビューするね。
10mとか余裕だね。製品仕様としては外箱に20mと書いてあるけど、嘘じゃない強さ。(ポイント機能の場合。ライン機能は5m)
この2つのポインターの射程があれば、家でオーディオ趣味で使う人は全く問題なしだ。
これは、夜に部屋の電気付けた環境。晴天の屋外使用はわからん。
必須か?というと、うーん…
約3000~4500円だからね。
使用頻度を考えると、普通のオーディオ趣味の人ならいらないと思った。
一度使ってお蔵入りになりそうな…
ぼくみたいに、例えば人の家や、会場みたいな初めての場所で設置することがあるなら欲しいところだけどね。
やっぱりちゃんと角度と距離が見れると安心なんだよ。
初めての場所で素早くサラウンド音響を作らないといけないから。
やっぱり、知らないスペースで5.1chサラウンドを設置するのは怖い。
最後はAVアンプで微調整するにしても、基礎の設置が正確にできていると、フォーカスの合う5.1chサラウンドが素早くできるからね。
あと頻繁にスピーカーを交換したり、比較試聴するようなマニアの方は1本レーザーセッター距離計やポインターを持っていてもいいんじゃないかな。
3000円って、オーディオアクセサリーとしてとらえたら、途端に高くない気がしてきちゃう不思議(笑)
インシュレーターとか、スピーカーケーブルで3000円って普通でしょ?
だからオーディオ趣味は恐ろしい(笑)