サブウーファーを鳴らすオーディオシステムって、料理に例えると中華だと思うのよ。
ベースとなる部分がこってりする。
その逆で、13cmぐらいの高品質な小型ブックシェルフスピーカーをUSB-DACなんか接続してハイレゾ音源とか単品で鳴らして、サイズの割にはけっこういい感じの低音出てるでしょ~と言いながら音楽を楽しむのは日本食の美味しさがあるわけ。
旨い蕎麦みたいなさ。
もちろんどっちも最高なんだけど、ぼくの考えは、大型スピーカーが買えるお金持ちとか音響マニアとかでなければ、小型スピーカーにはサブウーファーを添えて日常の音響を楽しむのがベストだと思うのよ。
でもうわべだけの情報を探すと、だいたいサブウーファー邪道みたいな風潮がある。
とくにホームシアターじゃなくて音楽再生寄りになるとそういうムードが漂うわけ。
「中華?油は身体に悪いよ、それより君は本当に旨いそば食べたことあるかい?」と親戚のおじさんみたいになってくる。
そしてもうひとつは、情報が圧倒的に少ない!世間の興味関心がサブウーファーにいってない。
「サブウーファー最高!」と叫んでる人を見たことがないでしょ?
いないよね?絶対に満足してる人はいるはずなのになんでだろ…
ぼくはサブウーファーに感謝しかないけどね。
貧乏なぼくが、一流のハリウッド映画の音響を6畳の和室で再現できるのもサブウーファーのおかげだし、
リビングで音楽を聴いていても、まろやかで量感のあるドゥーン…という響きに、なんとも言えない心地よさを感じることができるのもそう。
音楽再生にサブウーファー導入は設置のハードル高い?
サブウーファー導入って、サイズのわりにそんなにお金はかからない。
まずは中古で5000円以下でもいいんだよ。
ハードオフの中古でいいしね。
サブウーファーがイメージしにくい人はAmazonのカスタマーレビューをじっくり読み込んでみるといいよ。👇ただし、サブウーファーの音質についての評価は適正に調整できたかどうかで大きく変わるから、あんまりあてにならない。
AVアンプは必要。一般人はAVアンプでサブウーファーをコントロールしたほうが簡単で結果も良くなる。
接続も知れば簡単。
最大のネックは調整!これを自分の感覚でやろうとするとちょっと難しいよ。
でもAVアンプがあればマイク測定でいい感じに設定できるから安心してほしい。
話が長くなりすぎるから調整はこっちで👇️
調整はこれ読んでもらえばできるとして、もう1つ最大のネックは、
普通に生きてると、
「あっ、そうだ!音を良くするためにサブウーファー導入しよう!」という発想にならないということなのよ。
この記事にたどり着けるような人って既に一般層ではないと思うし…
そもそもサブウーファーを知らないというのもあるだろうし、デカくて邪魔だし、近所迷惑になりそう…(←これで95%の人が去っていく)
でもちょっと待ってくれ!
本当に自分の家の音響を良くしたいと願うなら、選択肢の1つにはなるはずだ。
特にぼくみたいに経済的に余裕がないくせにいい音への欲望だけは一人前にある場合はサブウーファー導入が効果大。
もっといいスピーカーを買えば…いやそうじゃない!
それでは永遠に終わることのない旅のスタートラインに立つことになる。
音響がイケてるショップにもサブウーファーが導入されている!
映画館やクラブはもちろんなんだけど、有名なカフェや、お洒落なアパレルショップなどに立ち寄ると、妙に音響がイケてるときがある。
注意深く観察すると、店舗って一律で天井埋め込み型のBOSEのスピーカーばかりではないよね。
音響に拘るお店の天井を見上げると、独自にJBLの天吊りのサブウーファーが2~3機設置されていたりする。
サブウーファーって重低音が響くイメージが強いけど、不思議とそういうお店ってうるさくないよ。
音量は絞り気味でも音がどっしりと安定してリラックスできる雰囲気だ。
こんな音響だとコーヒーが旨く感じる(^^)/
低音から高音のバランスを意図的にコントロールしてるんだろうね。
逆に、普通の天井埋め込みのスピーカーのお店のほうが、頑張ってるラジカセみたいにボリュームを上げてうるさく聞こえてしまうことが多い。
このようにちょっといい音のヒミツは、サブウーファーが縁の下の力持ちになっている場合がけっこうある。
サブウーファーはプロの現場で堂々と使われている。
決して邪道なんかじゃないんだよ。
好みの音は人それぞれ、
解像度の高い音、収録された音を正確に再現するオーディオを目指しているならサブウーファー導入じゃない。
音質はそこそこでも、身体が自然にリズムとりたくなるような音楽性のある音に包まれたいと願うなら是非とも前向きに検討してみてくれ!
サブウーファーを正しく設置できたとき、リビングの大型テレビで映画を見ても(それが2.1chでも迫力のある音だよ)YouTubeを見ても、音楽聴いてもオールマイティーに豊かな音でコンテンツを楽しめるよ。
それがぼくの日常。
サウンドバーの中にも、単品小型サブウーファーがセットになってるモデルもあるよね。
これ使ってる人で、なんとなく物足りないという人は、単品スピーカー+単品サブウーファーをAVアンプで動かすというのが音、調整、デバイス接続の面でオススメだ。
※このタイプのサウンドバーで物足りなく感じる時の要因の1つに、リスナーの耳の高さから圧倒的に低い位置にしか置けない、左右のスピーカーの距離を離せないというのもあるんだけど、それは商品のデザイン的にしょーがないんだよね。
因みにやり方はぼくの映画音響サイト内でいろいろ書いている。
ついにサイト内の記事の文字数が100万文字を超えたので…
自分の家で試したい!よくわからん、やってくれ!という東京近郊の方は👇️