ずーっと気になっていたソニーのSTR-AN1000を視聴することができた(^o^)
もちろんお目当てはいつも見てるNetflixのドルビーアトモス対応作品で360 Spatial Sound Mappingのオンとオフの効果を試してみること(^o^
よくできたメーカーデモもいいけど、それでは自宅での日々の再現性ないからね。
現在トップミドル5.1.2chの構成で庶民のホームシアターをやっているのだけれど、もっと天井も包囲感も増やしたい!という想いでDENONのAVR-X3800Hを無理して買おうか?と思っていた矢先にソニーが気になるAVアンプを出してきた…
12万円で7chアンプとはいえ、ソニーの革新的な360 Spatial Sound Mappingを駆使して遊ぶか?
DENON X3800H 15万円でリアル7.2.4ch構成か?
これは迷う…いづれにせよ10万円オーバーの買い物だから慎重になる。
※結局購入(^^♪、1週間使った本音レビューは動画も見てね👇
目次
ソニーストア銀座でAN1000の360 Spatial Sound Mappingを体験
聖地、ソニーストア銀座にやってきた。
前回はHT-A9の視聴で利用したことがあるよ
専用のシアタールームで1時間貸し切りでSTR-AN1000のサラウンド音響を試すことができる夢のような場所だ。
けっこう広い…よくわからんが12畳以上はあるね。
ぼくの和室とは大違いの環境にビビる…
お伺いしたところ、広さは20畳。この専用ルームで使用しているプロジェクターは200万円とのこと…
こんなシアターに設置してあると1台2万円以下のトールボーイスピーカーには見えないSS-CS3
天井スピーカーを見上げたところトップミドルの5.1.2ch構成だったのだけど、13cmウーファーの3ウェイを天井に固定するのは一般家庭では厳しい…
セオリーと言われている、フロントスピーカーのワイドと同じよりやや広めに設置してリスナーに向けて、角度をつけているのが印象的だった。
さらにこのシアタールームで使用されているスピーカーが特に高級なものではないのが好感がもてる。
ソニーのホームシアターの定番というか、他のメーカーと比べてもエントリーグレードのモデルで勝負しているのは格好いいよソニー(泣)
360 Spatial Sound Mappingのオン、オフで何が変わるのか?
文字がぎっしりで読みにくいが、↑の画像にぼくの最初に感じた素直な感想がつまっている。
ソニーは冷静に、「単純に音場を拡張する機能です」というが、それ以上に多岐に渡る良い方向の変化を感じた。
それだけサラウンドというのはバランスというか、いろいろな方向からの音が影響しあうということなのだろう。
魔法のエフェクトではないので、本当に広大な空間に飛び出したような広さを感じるか?といわれればそうではないよ。
あくまで常識の範囲で、しかし今までホームシアターを趣味としてやってきた人が聴けば、なるほど広いのではないかというレベル。
音がしている範囲でいうとオフの時はリスナーから半径2メートル以内で音が鳴る感じ
360 Spatial Sound Mappingをオンにすると半径3メートル以内で音が鳴るように感じる。
音の範囲はそんな感じなのだけど、もう一つの要素として空間の響きというか開放感がある。
これは数値では表せないよね。もう感覚的なものであてにはならないのだけど、「広いい場所で鳴る音はこんな感じだよな…」と思わせる雰囲気があるのよ。
そしていつも狭い環境でホームシアターを楽しんできたぼくにはこの開放感こそ欲しい物なのだ(^^)
だから360は音場が広いことより、自然な開放感が良かったのかもしれない。
まぁ、ぼくの部屋でどう聞こえるかが、いちばん大切なので購入して使ってみるまで大げさに褒めちぎることはできない。
※執筆時点で購入済です。納期は5月?
あとセリフも印象的に変化する。とてもはっきりと画面に寄り添うというか、人物が喋ってる感がある。
これもかなりポイントが高い(^^)
どういう処理かわからないけど、センタースピーカーのレベル上げてるでしょ?と言いたくなるが、その他のバランスが崩れないのでそんな単純な仕組みではないことは明らかだ。
そして、ラウドネスが爆上がりする。これは好みで少し絞ってもいいね。
DENONのAVアンプのdynamicEQをオンにしたときと同じようなラウドネスの盛り上がり方。
一般家庭で気持ち良い音量にして、映画コンテンツを視聴したときの低音域のボリュームが近所迷惑にならないか少し心配だ。
ぼくが不満なのは「今360SSMがオンなのか?オフなのかわかりにくい問題」
えっ、そんなに効果あるなら聴いてわかるでしょ?と意地悪されたらぼくはわからない。
音だからブラシーボ的なところもあるし、ずーっと聞いているとわけ分からなくなるからねw
STR-AN1000のリモコンの【360SSM】ボタンでオン、オフできる。
これはソニーのブラビアでなくても外部出力の映像にオンスクリーンで表示される。
しかし、その瞬間の数秒表示されてすぐ消える。
だから今なんなのかはわからないのだ。
AN1000本体のフロントディスプレイに極小さく360の表示はでるけど、そもそもホームシアター趣味の人間の年齢層を考えると…ほぼ全員リスニングポイントからは見えない!w
これは地味だけど、360 Spatial Sound Mappingを家で激しく切り替えて遊びたいサラウンドジャンキーのぼくには残念な部分ではある。
STR-AN1000の360 Spatial Sound MappingのD.C.A.C. IX(デジタルシネマ自動音場補正)
さて、せっかく銀座まできたのだから、新橋まで足をのばしてテックスタッフさんにお邪魔してきた。(ソニーストア銀座から徒歩20分ぐらい?散歩と思えば行ける距離)
こちらのお店は世界に先駆けて、いち早くAN1000のレビュー動画をYou Tubeにアップしてくださったのが有難かった。
それを見てぼくは訪れることができたよ。
ソニーのシアタールームとこちらのショールームどっちが音響いいの?と聞かれると困る。
広さも設備も違うから絶対的な体験としてはシアタールームのほうが映画館っぽいのだけど、家庭のリビングでどんな音で楽しめるかをリアルに体験したいなら断然テックスタッフさんだろう。
なんか店内の広さとか配置がリビングっぽいのよ。だからかなり再現性高く、STR-AN1000を購入して使ったときのイメージのギャップは少ないかもしれないね。
リアスピーカーはSA-RS5。スピーカーケーブルも、電源ケーブルも要らない完全ワイヤレスでサラウンドとリヤイネーブルドを兼ねている。
このスピーカーを接続すると、天井にトップミドルを設置していても同時には鳴らせないので注意が必要だ。
間違っていたらすみません。
なにしろぼくは有線のリアルスピーカーしか眼中にないのでソニーのワイヤレスには疎いのだ。
ここではトップガンマーヴェリックを見せてもらった。
D.C.A.C. IX(デジタルシネマ自動音場補正) で使用するステレオマイク。
20㎝の高低差と左右、前後の測定。
他にスクリーンとの位置関係も…従来に比べAVアンプが把握する情報量は多い。
STR-AN1000購入に悩んだポイントと決めた理由
もう購入したので、あれだけど、少し心配な部分もあるのだよ。
例えば4Ωスピーカーについて。ぼくは4Ωスピーカーも使っているのでこのまま鳴らしてみる予定だけど…壊れる壊れないという視点では心配していないんだけど、ソニーが推奨していないというのがやはり、気分的にモヤモヤする。
まぁ実際に使ってみて気になれば6Ω~のスピーカーを使えばいいだけのことで大した問題ではないかな。
もしメインスピーカーに高性能な4Ωスピーカーを使用されている方は要注意かも。
あと下のようなAVアンプの情報がオンスクリーンで表示できる機能がないというのも少し不満。
DENONはこんな感じで現在アクティブになっているスピーカーがすぐわかるのがYouTubeで発信するにも便利だった。
ソニーは一度コンテンツを止めて設定から確認のような感じらしい。
ブラビアの上位機種で最新のものだと、多少インフォメーションが出るらしいけど詳細は不明。
今回ソニーストアのシアタールームではバージョンの問題で試せなかったファアントムSB機能。
これはぼくのような5.1.2chユーザーには非常に興味深い機能。
なぜならこの機能を使用して実質7.1.2chが実現する(仮想SBだけど…)
7chアンプが庶民の限界だから(^^♪
これは本当に有効なら嬉しいことだ。
まぁこれはあんまり期待せずに期待しておくという感じ。
NET上では、スピーカーリロケーション/ファントムサラウンドバックをあえて使わないという意見もあるようで真実は自分で使ってのお楽しみというところだ。