スティーブン・スピルバーグ監督が、アーネスト・クラインによる小説「ゲームウォーズ」を映画化したSFアクション。貧富の格差が激化し、多くの人々が荒廃した街に暮らす2045年。世界中の人々がアクセスするVRの世界「OASIS(オアシス)」に入り、理想の人生を楽しむことが若者たちの唯一の希望だった。
2018年製作/140分/アメリカ/監督 スティーブン・スピルバーグ/タイ・シェリダン/オリビア・クック/ベン・メンデルソーン/サイモン・ペッグ
出典:「レディプレイヤー1」映画.com
*2020年12月ドルビーアトモス/True-HD 5.1.2chで視聴(Blu-ray)
実は今回、レディプレイヤー1を見るのは3回目なんだ。
ぼく史上最高音響!レディプレイヤー1のドルビーアトモス5.2.6chが凄すぎた
1回目はホテルの部屋だった。
映画のVODが見放題の宿泊プラン。
しかし特に観たいものもなく、ちょっと再生したけど、すぐに爆睡して朝になってた。
だから、物語や音響が良かったという記憶は全くないんだよ。
32インチぐらいのREGZAだったかなぁ…テレビスピーカーの音で小さな音量で寝落ちしたと思う。
まさかこの時、こんなにヤバいサラウンドに手をかけていたことを、ぼくは知るよしもなかった…
そして2回目が日本一のホームシアター専門店アバック新宿店の試聴ルーム。
ドルビーアトモスの5.2.6chだっけな?
とにかく、わかるよね?装置ヤバいw
「ドルビーアトモスのいちばんスゴいの聴かせて下さい!」みたいなこと伝えたら
店員さんが最初に再生してくれたのがレディプレイヤー1
その時の記事⬇️
そしてレディプレイヤー1のアトモス音響の素晴らしさに、驚いたし、とても感動した!
世の中の映画ファンが、みんなこの音響で楽しめたらどんなに幸せだろう…
そして、高価な最新のドルビーアトモス環境ではなく、ぼくの庶民の5.1chシステムで、どの程度再現できるのか試してみようと思ったよ。
でね、
ぼくが愛用してるNetflixやAmazonプライムビデオではレディプレイヤー1を無料配信してないから、
Blu-rayを購入して観ることにした。
配信だと音声はだいたいドルビーデジタルプラスまでだし。(メジャー作品のアトモス対応はほとんどなし!)
Blu-rayならドルビーアトモスとドルビーTrue-HD の両方対応で音源としては最高だから。
ハードオフで、レディプレイヤー1の中古Blu-rayを探すと、1200円ぐらい。
念のためAmazonを調べたらBlu-rayが新品で1000円以下になってた。
そしてAmazonでポチった
レディプレイヤー1のサラウンド音響は史上最高の5.0
レディプレイヤー1は、家で聴くことができる映画サラウンドの最高峰じゃないかな?
これで音量が無限に上げられたらほぼ映画館だよ。
持ってる人はドルビーアトモスのAVアンプで是非再生してほしい…
もう語彙力が無さすぎて感動が表現できないことが、くやしくてたまらないよ。
このクラブみたいなダンスホールでの、ふたりのダンスがかっこよすぎて…
「なんじゃぁ?こりゃ!」だ!
最近流行りのVR(バーチャルリアリティ)ってあるじゃん?
まさにこれか!と思った。
包まれるようなサラウンドというレベルを越えて音に身をゆだねてる状態が気持ちよくてしかたない。
脳内はグルーヴ感しかないのよ。
自分でホームシアター所有してる人は、是非とも再生して体感して欲しいシーンだ。
過去に、サラウンド5.1chが凄い映画というと、
「プライベートライアン!」という時代があった。
それはサラウンドがまだリアルを追っかけてた頃。
現実を必死に表現しようとしてた時代。
ところが、レディプレイヤー1はそれを大きく越えて、恍惚の世界観を造り上げているのが凄い。
実在しないものを想像力で造り上げて、SFっぽいこんな世界で、こんなことしたらこんな音に包まれるだろう?
という表現が楽しい。
この方向の進化って無限に広がるような気がしてきちゃう。
でね、
ネタバレになるのは避けたいので詳しくは書かないけど、ダンスの後に別の意味で驚く音響が用意されている。
ぼくは何回きいてもびくっとしちゃう(笑)
もうひとつだけ、音響が凄いシーンを紹介するよ。
序盤のカーレースのシーンの全てだ。
⬇️下の写真の真紅のバイクの走行音、エンジン音がたまらん。
このレースシーンは迫力が凄い!重低音も多く含まれている。
ぼくの貧乏リアルアトモス(5.1.2ch)の音👇スマホ録音なので雰囲気しかわからんやつだけど、感じてくれ!
ここは音量がいきなり跳ね上がる。ほとんどの人は音量を下げてしまうだろう。
ただし、怒られるの覚悟で爆音で観ると最高に興奮する(^^)/
高さの表現以外では、画面の外の音までハッキリと再生されているところがアトモスの優れているポイント。
画面の外から画面内に進入してくる車等も一切の切れ目なく、違和感なく聞こえるのが凄い。そこはかなり通常の5.1chサラウンドと違うと感じた。
移動感や、定位はリアルアトモスで聴いたときには及ばないけど、ドルビーTrueHD音声もなかなかだ。
最後に、念のため付け加えておくと、このレビューはドルビーアトモスでの評価ではない。
ドルビーTrue-HD 5.1chで視聴(Blu-ray)しても音響評価は5.0だということを強調しておきたい。(アトモスならもっと凄い!)
*「ぼくの映画館」使用モデル👇
レディプレイヤー1の世間の作品評価は3.9
ぼくの評価は3.2
サラウンドで満点つけちゃったから、興奮して作品評価まで高くつけてしまうことのないように、冷静に考えた。
サラウンドは神。
それでは、映画(物語)としてどうなのか?
スティーブン・スピルバーグがこの作品を監督した年齢をぼくなりに計算したところ72歳だ!
ヤバいでしょ!どんな脳みそしてんのよ…
まあ、安定のスピルバーグ映画(アクションアドベンチャー)であることは間違いない。
グーニーズと、バックトゥザフューチャーと、スーパー8を足して3で割ったような映画に、見事に仕上がっている!
ただ、ちょっと飽きてる設定であることは否めない。
あとね、140分がけっこう長い(笑)
退屈とかじゃないんだよ、でも音響のデキからすると少し物足りないストーリーではある。
おまけ情報として、
若い人には「なんか意味わからない…」となる部分もありそうだ。
どちらかというと、アラフィフ世代、映画マニアや、オタクの人が、より楽しめる作品。
ぼくでもギリギリの世代だ(1970年代生まれ)
例えば、もう一度タイトル写真を良ーく見てほしい。
右上にいるのなんだ?
そこは〇ンダムでいいだろう! 〇ロリアンや、キン〇コン〇もいる
というわけで、重箱の隅をつつくように良く見るといろいろ仕込まれている作品。
往年の映画のオマージュのようなシーンも多い。
レトロなBGMが流れるエンドクレジットを眺めながら、2018年製作の映画ではないような気がした。
理由はわからんけど、1980~90年代の映画の匂いがするんだ。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
また、映画サラウンド音響レビューで会いましょう(^^)/
⭐映画のある人生をもっと楽しく⭐
お部屋で映画やYouTubeを楽しむには【ドルビーサラウンド】がいいよ👇️
このサイトのレビューで使っているAVアンプはこちら👇️
VODはいろいろあるけど、サラウンド5.1ch配信が実用レベルなのは次の3社だけ!