FE83NVをサラウンドのセンタースピーカーとして使っている。
こんな感じでFOSTEXの10cm用の汎用バスレフ箱にFE83NVを入れて、横倒しwにして使ってる。
色も左右のフロントスピーカーと違うし、人によっては視覚デザイン的にシンメトリーになっていないから嫌という人もいるだろうね。
でもね、映画や、YouTubeを観てるときにはスピーカーの存在は視界から完全に消えるから音だけを重視してシステムを決めてるんだ。
システムはドルビーアトモス対応の5.1.2ch
天井トップミドルスピーカーもFOSTEXのフルレンジを使ってる(P650k)
今までは名機FE83ENをセンターに使っていた。これはこれで気に入っていたんだ。
とにかくセンターから出るセリフの音が自然で耳に刺さらないのがいいし、ステレオではなく、ドルビーサラウンドのモードで女性ボーカル曲を再生したときでも、色気のある音色の雰囲気が大好きだった。
ナレーションが多いYouTube番組の場合、圧倒的な人間のセリフ再生能力を持つFE83ENの真価を発揮することができた。
もう7年ぐらい愛用したので、新型のFE83NVを試してみたくて、思いきって交換してみた。
よく見ると、コーン紙が少しキラキラしていて美しい。メーカーの説明によると鉱石が混合されているらしいけど、ああこれね✨と見てわかる。
FE83NVは強化された低域と美しいセリフ再生で孤高のセンタースピーカーになった
まず、交換して直ぐにわかる違いが、低音域。
ギターなどの楽器の音にも厚みが出てしっかりする。どぅん!という心地よいアタックも少し表現できる。
あたりまえでしょ?とおもわれるかもしれないが、以前のFE83ENではBOXの問題とかではなく低音域が絶望的に弱かったんだ。
だから事前にメーカーアナウンスで低音が出るようになったという新型に期待していたんだけど、まさにその通りと感じた。
実際には、FE83NV単体でステレオで鳴らしたら、低音はまだまだ弱いはずなんだけど…
今回は単純にセンターを差し換えただけ。それでもサブウーファーや全体のシステムと合成された時に芯がある低音に変化したのは間違いない。
さらに今まで、サブウーファーと180hzでクロスさせてたものを150hzに変更した。これは数値スペック的にというより、聴覚上気持ちよく聞こえるほうにしたという感じ。
これで映画、YouTube、ゲーム全部いけるオールマイティーな音響になった。
やはり、音に適度な重さが加わると、怖さやリアルの表現が深くなるね。楽しいよ。
FE83ENは低音域だけが唯一の弱点だったから、この克服の意義は大きい。
ぼくの中で、小型サラウンドシステム用の究極のセンタースピーカーが誕生した瞬間だ。
そして、最大のウリである中高音域、女性ボーカルの質感は…
艶っぽさはやや引っ込んだように感じるが、不快な音が一切なく、スッキリ上品な音色。
このあたりの評価は、もう少しエージングを待ちたい。
ダークソウルというゲームをサラウンド音響でやると、シーンが切り替わったときの風の音がリアルなんだけど、ここでの音響のアーチをくぐる感じの質感が、よりフォーカスが合って聞こえた。
アンプをいいものに変えると、今まで聞こえなかったより細かい音が聞こえてきたことない?
同じような感じがした。解像度高い。
1個約5,500円の価格(ユニットのみ)をどうとらえるか?ということだけど、BOX込みでいろいろやっても10,000円の価格帯のセンタースピーカーと考えたときに…
このレベルの音が出るセンタースピーカーって、流通してるメーカー製品にあるかな?という感じがする。
FE83NVユニットのもつポテンシャルは、現代のピュアオーディオレベルの音に到達している。
スピーカーなどのアナログ分野の進化はもう止まったと言われるけど、いやいや…FE83NVに変えて少しエージングして考えたけど、最新モデルらしい進化をすごく感じる。
単純に自作スピーカーをやりたい人で、女性ボーカルものが好きな人、ホームシアターのセンタースピーカー選定に迷っている人にもおすすめだ。興味があれば選択肢に加えてみてほしい。
最後に低品質なスマホ録音でよくわからんけど雰囲気だけでも👇️注:5.1.2ch全部鳴ってる。