Amazonで2000~3000円ぐらいで販売している激安プロジェクタースクリーンを使って1年半経過したので使用感を報告するね。
果たしてこの金額を投ずる価値のあるものなのか?そこがポイントだよね。
こんなやつ↓
まず知っておいたほうがいいのは、
プロジェクターというのは、けっこう融通がきく。
夜、真っ暗な森の中でスクリーンもなくいきなりプロジェクターを点けると、いちおう森の中の木の幹や葉っぱなどに映像は映し出される…
画像はめちゃくちゃだけどね。
つまり、部屋に適当な白い壁があればとりあえずは映せるし、普通に見れる。
でもやはり映画館と比べると、映像の滑らかさとか、明るさ、発色には不満はある。
ここから2000円ちょい投資して、さらに綺麗に見れるようにする方法を解説するよ(^^)/
目次
安いプロジェクタースクリーン壁掛け式をAmazonで購入
開封して…まず匂いだが…安心してくれ!
特にどうということはない。普通にしまむらでパジャマ買ったときの匂いだ。衣類の匂い。
中華系の製品のレビューは、まず匂いで叩かれているのをよく目にするが、別に食べもんじゃないし、多めに見てあげたらいいんじゃ…すぐ消えるし。
次に…生地はめちゃ薄い。全裸でこれをマントのようにして家から出ると、高確率で逮捕されるような感じ。
VANKYOの壁掛け式プロジェクタースクリーンのレビューをみると、
画質は満足!…しかし、
主に2つの不満が書かれているが、庶民のホームシアター研究家のぼくとしてはポジティブに捉えている。
生地が薄く裏地もなし⇒生地が軽量、だから安い値段で買える。
ストレッチ素材でたるむから設置に苦労⇒適当に張り付けれる、修正もカンタン。
つまり、画質がそこそこレベルだから激安なのではなく、設置しやすい作りにコストをかけていない、高性能スクリーン生地のみで売られているから激安なんだと理解しよう。
最近は安価でも裏地が追加された製品が増えてきている↓
激安系スクリーンの設置のしやすさは、購入者のDIY力に委ねられているので、少し工夫して設置する必要があるんだ。
でも心配無用、ぼくのやり方をマネすれば簡単だよ(^^)/
安いプロジェクタースクリーンの設置はひと手間かけるのがポイント
…少し嫌でしょ?
真四角がいいよね、それはわかってる。
ストレッチ感のある伸びる素材だからあんまり神経質になってもしょうがない、軽く引っ張りながらバランスを見つつ、ガンガン画鋲で止めよう。
これが設置に15分ぐらいかけたクオリティ。
取り付け用の付属品もいろいろついてくるけど、ぼくは何も使わなかった。
しばらく取り外す予定もないから、100均で売ってる頭がクリアーになってる画ビョウだけでしっかり固定できた。
このスクリーンは商品説明にシワなしと表記されているが、送られてきたものには小さなシワがいくつかある。
留め金の跡とか、ど真ん中に折り目が入ってる。
が、
引っ張ればある程度は伸びて解消される。
ここは少し深呼吸して大人になろう。
👆このようにリングの金具があるから、そこに画鋲をグサッ!
72インチの場合10個のリングがあるけど、それだけだと中間がたるむ感じが否めないので…
もう金具なんてただのデザインだw
黒いとこならどこでも刺していいよ。
「えっ、そんなことしたら時間たったら破けてきちゃうんじゃない?」
それは心配無用だ。 VANKYOのスクリーンのペラペラ感は伊達じゃない。
72インチで400gと超軽量。
余談だけど、この黒い帯のようなもの。
専門用語ではブラックマスクと言って、画面のフチを黒くすることで、明るい画面とのコントラストを高め画面をハッキリ映す効果があるんだけど…
このスクリーンの場合、そもそも真四角にするには人間国宝レベルの匠の技が要求される。
だからぼくみたいに72インチをだいたいで貼る⇒端の方はややシワができる⇒中央のシワのない68インチ相当のエリアに投影。というのが凡人パターン。
でね、ここからはプロの技だが、激安スクリーンは裏地がないモデルも多い。
だから、事前に下地としてクラフト紙を貼っておくことで黒の表現が深くなる。
えーめんどくさい!と思った人いると思うけど、コストを抑えて高画質にはこれが重要だと思ってる。ひと手間かけよう。
このうえからスクリーンを貼ると投影したときに少し差がでるよ。
レビューでスケスケで壁と反射して輪郭が…みたいな悩みを持っている人がいるようだけど、これでだいぶ引き締まる。
そもそも壁がダーク系や黒いバックの人は問題ないよ。
というわけで、無事?設置完了だ。
当然もっと手間をかけて綺麗に設置したいという人もいるでしょ?
Amazonの商品レビューを読むと、偉大な先人たちの設置の技を見ることができる。
綺麗に設置するために材料費を2000円ぐらいかけてるこだわり派の人もいて、ホームシアター愛が伝わってくる素晴らしいレビューが多いので参考にしてね。
もちろんぼくみたいに感覚でガンガンいくのもありだ。(Amazonレビューだけ読んでると、お手軽な設置ができないと誤解がありそうなので強調しておく)
因みに送られてきて、スクリーンをぱっと広げた感じ、真四角ではない…ややひし形というかイビツ。金属の丸いリングの配置されている間隔が一定でない。
この辺りが、レビューにある、いちど開封されて返品されたものが送られてきたというコメントに繋がってるのかな?と思った。
じっさいに取り付けて数時間経ってみたらだんだん変形も取れてきてリングの間隔も均一になってきた。
完成して投影するとこんな感じ👇️
これはぼくが愛用してる低価格フルHDプロジェクターYAVER V6(中華2万円)で投影したところ
プロジェクター、プロジェクタースクリーン、ファイヤーTVスティックが現行ホームシアターの3種の神器だろう。
安いプロジェクタースクリーンを設置したら、画質の調整をしよう
壁投影も含めて、スクリーン全般に言えることなんだけど、プロジェクター本体のホワイトバランス、明るさ、コントラスト、シャープネスなどの設定は投影先が変われば当然変化するんだよ。
このスクリーン…なんか青白い?
そうじゃない!プロジェクターの調整で好みの色合いになるようにちゃんと調整しよう。
そこをやらずに、「安物のプロジェクタースクリーン買ったら、いまいちだった」というのはもったいない。
明るさの調整も重要、特に明るさのスペックの低いプロジェクターで輝度を上げて白壁投影してた人には試してほしいことがある。
基本的に白壁より、専用スクリーンは明るく投影できる。
だから、部屋が同じ環境なら、今までより明るさ(輝度)を少し抑えて投影することができるはずだ。
そうすることで、白飛びしてしまうほどギリギリまで頑張って明るさを上げることで失っていた解像度を、映画本来の表現に近づけることができる。
白壁と、スクリーンの素材の差もあるんだけど、実はこういう調整の部分で画質向上の可能性もあるということを知っておいてほしいんだ。
白壁との違い!壁掛け式スクリーンの画質は黒表現と青空が良好
こちらはフルHDプロジェクター、YAVER V6でPS3のゲームを安いスクリーンに投影した画像。これみると1080Pでも十分な気がしてくるね(^^♪
白壁投影だとこれだけ細かいパラメーターの数字は読みにくい、ぜひ専用スクリーンに映して最高画質で楽しみたい。
中華の激安壁掛け式スクリーンを使ってみた感想は、
折りたたんでしまえるとはいっても、綺麗に(シワにならないように)設置がそこそこ手間なので、ぼくみたいに常時付けっぱなしの人に向くのかなぁ…
あと、きっちりしてないと気が済まない(ちゃんと真四角!)人には向いてない。
ぼくみたいに予算的にあんまり出せない人が、DIY的に取り付けて高画質を実現したい人には最高。
予算はある人でも、まずは激安スクリーンで「専用スクリーンの少し明るい画質」を体験してから、
「こんなに綺麗に映るなら、多少金額出しても、美しく簡単に設置できるロール式プロジェクタースクリーンを買おう!」とさらにステップアップするきっかけになればそれも意味があると思うんだ。
5000円以上の製品を買う場合は画質の向上よりも、設置の利便性にお金をかけるという感覚で買ったほうがいい。過度の期待は禁物だ。
それほど低価格のプロジェクタースクリーンは画質がいいということでもある。
因みに最近激安の自立式プロジェクタースクリーンも買ってみたから、興味ある人は見てくれ↓
現代のホームシアター界隈を見渡してみても、映画再生に超重要な画質に対してこの費用対効果はなかなかない…
とりあえずプロジェクターだけ購入して白壁投影で楽しんでいる人は次のステップとしてぜひ挑戦してみよう(^^)/
この記事を読んで、いまいちポイントもしっかり覚悟できたと思うからw
少しずつ進歩してる激安プロジェクタースクリーン。この辺りを比較検討してみてくれ↓
これガジェット好きには本気でおすすめしたい↓