目次
だんすぴkitって何?
上の写真のような段ボールでできたスピーカーBOXを自分で組み立てるDIY製品のことなんだよ。
価格はAmazonで680円ぐらい。(左右ペア)*別途送料
NFJという音響機器メーカーが販売しているので、設計がしっかりしていて価格はお手軽だけど、決してオモチャという感じではない。
このだんすぴの魅力はなんといってもカスタムの自由度だ。
雑誌の付録のようにそのまま組み立てるだけでも、そこそこの音が出る楽しさ。
さらに、マスキングテープ等を貼り付けて外観をおしゃれに変えたり、バスレフ(BOX に丸い穴が開いてるタイプ)か?密閉か?好みのユニットを入れて鳴らしたりと夢が広がるスピーカーBOXなんだ。
まずは、段ボールで作ったぼくの箱の音を聞いてみて欲しい⬇️※スマホ撮影なので音質は参考程度で、ヘッドホンかオーディオ推奨。
さすがに小型ユニットで低音はあんまり出ないので、この動画ではサブウーファーを鳴らして低域を補っている。
だんすぴkitの組み立て難易度は?
作業自体は、台紙を切る、台紙にそって段ボールに穴あけ、はめる、ネジ留め。
器用な小学校高学年ぐらいの子供ならできるとは思うよ。
でも段ボール内部のスピーカーケーブル接続で、少しだけ知識とコツが要るので、大人が一緒についてあげないと難しいかな。
そんなわけで、小学校低学年の夏休みの自由工作みたいなノリはちょっと厳しい。
むしろお父さんのほうが夢中になってしまうだろう。
だんすぴkitに取り付けるスピーカーユニットを用意しよう!
ぼくがだんすぴで使用したのはFOSTEXのP650K。
Amazonで1300~1400円(1個)と安物でもないし高級でもないという絶妙なバランスのユニット。聞き疲れない自然な音という感じ。
自作派にはポピュラーな信頼のFOSTEX製だ。
じつは、だんすぴには推奨ユニットというのがある👇
このスピーカーPLS-P830985に最適な設計、BOX容量になってるんだ。
キットに付属の型紙も PLS-P830985 の穴あけ寸法だから安心。
PLS-P830985 は最近話題の超高音質ユニット。
YouTubeなんかでも比較レビュー多い。
音もいいけど価格もいい…ペアでそろえると結局5000円ぐらいになっちゃうのがお手軽という感じではないんだよね。
上の2つのユニットは間違いない選択だ。サイズ的にもね。
もっと冒険したい!という人は、聖地秋葉原のコイズミ無線のページも面白い(^^)/
*オーディオ沼にハマりたくない方は絶対にクリックしないでくださいw
いずれにしても5~7cmぐらいの小型フルレンジユニットがバランス的にいいと思うよ。
それより大きいものだとサイズ的にBOX容量不足になって低音がのびなくなるから音の気持ちよさが半減するから注意!
この解説ではスピーカー径6.5cmのP650Kが使われているから、画像を見てあなたが使いたいスピーカーとサイズ感を比較してほしい。
少しはスピーカーのサイズ選びの参考になったかな?
だんすぴkitの組み立てに必要な工具類
まず、✂️ハサミとカッターだ。
ハサミは型紙を切るのに必要で、カッターは段ボールの切り抜きに使うよ。
あとはプラスドライバー。これはスピーカーを段ボールBOXにネジ留めするときに使う。
段ボール組み立てはハメコミ式で簡単なんだけど、底の面だけはテープかガムテープなどで固定が必要。
あとでポイントで解説するけど、両面テープと電工ペンチがあると完璧だ👍
電工ペンチは趣味でオーディオをやるなら必需品。ぼくはカーオーディオでよく使う。
スピーカーケーブルの皮膜を綺麗に剥がしたり。端子を圧着したりといろいろできる優れもの。
これを機にひとつあってもいいんじゃないかな?壊れないから一回買えばほぼ一生使える。
だんすぴkitの開封
こんなサイズの段ボールで届く。
まぁ、中身も段ボールなんだけどね😆
取り出すとスピーカー本体になる段ボールが2枚。
そして切り抜くために重要な型紙。
あとは細かいパーツがいろいろ、全ては2セット分入ってる。
因みに取説は入ってないよ。Webで見れるマニュアルみたいなのがあるらしいんだけど、検索してもたどりつけなかったから、ぼくが作ったよw
※やっと見つけた!公式マニュアルもみたほうが安心だもんね⬇️(DLのみ)
だんすぴは左右のペアのスピーカーを作るわけだから、つまり2回全く同じ作業を繰り返せばOKだ。
左右で向きが違うとか、プラモデルとかだとあるじゃん?
そういうのはないから素直に作ればOK🙆
平行して工程ごとに同時に進めるのもありだ。
型紙の切り抜き
まずは神経質にならなくていいから型紙をチョキチョキ😃✂️✨切っていこう!
使いたいスピーカーの取説や、サイトの製品仕様にバッフル穴寸法などと書いてあるから参考にして穴を開けよう。
次、👇これバスレフポートの型紙穴あけね。
こんな感じで半分に折ってカットすると楽ちん(^^)/
段ボールの切り抜き
さて穴をあけた型紙を使って、上の図のように3か所ボールペンでマークしよう。
これを頼りにいよいよカッターで切り抜くよ。
迷ったらとにかく小さめに開けよう。ボールペンのラインがギリギリ残るくらいでOK。
ポート部分も同じく、ボールペンのラインに沿ってカッターで切り抜いていこう。
ここでちょっと一休み(^^)/
ポート?バスレフ?なぜ開けるの?と初めての人は意味不明だよね。
自作スピーカー愛に溢れたサイトがある「モンガーの小屋」さんだ。
バスレフの説明もわかりやすく、もっとディープな自作スピーカーの世界を知りたい人は必見だ👇
引用元:モンガーの小屋
スピーカーユニットの取り付け
各パーツの取り付けイメージはこんな感じだよ。大丈夫かな?それではスピーカーユニットをはめ込んでみよう。
この時少し穴を小さめに切り抜いているから、グッと押し込む感じになってOKだ。
この後ネジで固定するんだけど、とりあえずネジしなくてもはまっている状態になればベスト。
あんまりきついときは少しカッターで段ボールの内寸を広げてあげればいい。
次にユニットを固定するためのネジ穴をボールペンでマーキングしよう。
まぁ…段ボールだから面倒ならそのまま突き刺しちゃっても全然大丈夫。
付属の太いサイズのネジを使うんだけど、ボールペンより径が大きいからボールペン突き刺したぐらいじゃ刺さりにくいけどね。
下の図のようにぼくは100均とかで売ってる安ドライバーセットのキリみたいなのでぐりぐりした(^^)/
ネジはこうして組んでおくとイメージしやすい。
これ内側ね!内側はナットのみだよ。
外側はネジ+ワッシャーとなるのが正解
外側からワッシャーを通したネジを突き刺すと、内側はこんな感じで紙が逃げ場を失って盛り上がるよね。
これはねじを引き抜いてカットしようとしても上手くいかない。
下の写真のようにネジの周囲をぐるっとなぞるように不要な部分をカットしよう。
綺麗に内側のナットが回るようになったら上の図の順番で、1か所づつ穴あけ⇒ネジ固定をしていこう。
バスレフポートとターミナルの取り付け
最終的にはこんな感じになればOK。
ポートは段ボールの穴が一回り小さくカットできていれば、はめ込むだけで固定は完了。
だんすぴの段ボールけっこう硬めなのでそれだけでいけるよ。
次にスピーカーターミナルなんだけど、真面目に作るならカッターでシュッと切り込みを入れてターミナルの端子を差し込んで、ネジ穴を…
このスピーカーターミナル、今更だけど…こうやってあてて、このままボールペンでマークする。
型紙とかいらん…
カッターで、+と-の端子の2つの間隔だけ正しく穴あけすればいいよ。
でね!
こんな感じで両面テープをつけてから穴に突き刺したら固定は完了だ!
吸音用フェルトの張り付け
吸音フェルトは最終的にこの形を完コピしておくれ。
もちろん吸音材に詳しい人は自由にやって下さい。
でも「吸音材って何?それ美味しいの?」という人は完コピだ。
この見本を良ーく見て、位置関係を精密に再現するように。
ターミナルとスピーカーをケーブルで接続
付属ケーブルが少し作業しにくいんだ。
手先が器用ならいいけど、ぼくのおすすめはもう少し長めのスピーカーケーブルを別途用意して内部の接続をする方法。
これが細く短くなかなかムズい。
段ボールを折って作業しないと届かない…
ぼくの技量ではギブアップなので、いつものやつ登場!
ぼくのサイトではこれをおすすめしてる👇
これは「太さ、しなやかさ、美しさ、安さ」の4拍子揃ったスピーカーケーブル
とくに安さについては最安値の部類。5m×2本で800円ぐらい。
30cmぐらいにカットしてターミナルとスピーカーケーブルをプラスとマイナスに注意しして接続しよう。
最終的にこんな位置関係になる👇
これは底の面から覗いた感じ。
ついにここまできた…あとはそっと閉じるだけだ。
だんすぴkit完成
底面だけはセロテープかガムテープなどで止めなきゃダメ。
スピーカーケーブルをアンプと接続するとこんな感じ。
ネジ止めしてないけど、ターミナルが外れる感じはしないよ。
できた! 完成!
デスクトップスピーカーとしてニアフィールドで使ってみた(^^)/
さらにだんすぴをサラウンドスピーカーとしてゲーミングチェアに固定すると臨場感のある5.1chがデスクトップで楽しめる👇
今回紹介したモノ