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【SBCの遅延と音質は?】Fire TV StickのBluetooth機能について語る

ファイヤースティックのパッケージ写真

Fire TV Stickの嬉しい機能Bluetooth。

これがFire TV Stickの重要な魅力のひとつだと思うんだが、ネットでも情報が少ない。

Bluetoothをちゃんと備えて販売してるあたり、Amazonはよくわかってるなーと感心する。

結論だけ先にいっておくと、SBCという標準的なコーデックで問題ない。

テレビ、プロジェクターの内蔵スピーカーは貧弱!Bluetoothスピーカーに簡単接続しよう!

リビングのBOSE

Fire TV Stickは画像表示機器に直接挿すだけで、簡単に映像コンテンツが楽しめるという商品だ。

だから、普通に考えると音声については、接続先の機器の性能に依存することになる。

一般的にはテレビ内蔵スピーカーで聴く場合が多いと思うんだよ🙄、ホームシアター好きなら、プロジェクター内蔵スピーカーという場合もあるだろうね。

ここでちょっと不満になることがある。

音響性能だ。

液晶テレビの音響性能は改善されてきたとはいえ、まだまだ専用オーディオにはかなわない。

Amazonなどでも人気のBluetoothスピーカーが、比較的安価で音もいい。

これらをお手軽にBluetooth接続できるだけで、ちょっとした映画館のような音響で楽しめる。

実際ぼくが愛用してる2種はちゃんと映画の音がするんだよね⬇️

Fire TV StickにBluetooth機能が搭載されていて本当に良かったと実感する瞬間だ。

しかし、少しBluetoothを知る人には不満に感じることがある。

SBCというコーデックだ。

Bluetoothのバージョンというのがある、バージョン4.1とか5.1ね。

例えば、Bluetoothの電波が届く距離、省エネ性能とか。主に音質以外の部分も着実にバージョンアップを重ねてきた。

それと別に圧縮したりして音声を伝達する方式をコーデックと呼ぶんだけど、それが1番標準的なSBCというもの。

現在ではSBCより上位の高音質低遅延コーデックが増えてきてるし、これから普及していくとは思う。

正直SBCどうなの?

音が遅れて聞こえるという噂は?

次はSBCについて説明するね。

Bluetoothコーデックは標準的なSBC、遅延や音質は?

結論は映画を普通に楽しむぶんには問題なし。

じつは2023年になろうとする今でも

Bluetoothのコーデックの主流はSBCなんだ。

Bluetoothのコーデックは送信側も、受け側も同じコーデックを要求される。

例えば、apt-xHDに対応してるイヤフォンをAmazonで4000円で買ったとする。

apt-xHDは低遅延、高音質と喜んだけど、…あれ!iPhone使えない。

iPhoneはAACというSBCよりは多少高音質、多少低遅延のコーデックしか対応してない。

この場合は結局SBC接続になる。Bluetooth対応機器同士は下位互換があるから、上位のコーデックが一致しなくても、最悪SBCでは接続できるようになっている。

apt-xHDに対応してるのってSONYのXPERIAとか、サウンドにこだわったスマホなんだよね。

あとミュージックプレイヤーとかだ。

なぜだかしらないけど高音質コーデックの採用はイヤフォン界隈だけ一歩進んでる

そしてBluetoothスピーカーのコーデックは?というと、ほとんどはSBCなんだ。

これは高音質を売りにしてるメーカーのBluetoothスピーカーでも同じ。

先ほど紹介した、BOSEやJBLが堂々とSBC接続なんだ。

そう考えると、Fire TV Stickの対応コーデックがSBCのみなのもうなずける。(4KMAXでもSBC)

いろいろコーデック対応させたところで受け側に対応する機器ないじゃん!というのが実情ではある。

Fire TV Stickのようなユーザー数が莫大な機器は、必ずトレンドを反映してくれるから、高音質コーデックが世間に広く普及して一般的になれば、その時の対応に期待したい。

次に遅延の問題だが、

ぼくはJBL charge3 やBOSE soundlink2といった、SBCコーデックのBluetoothスピーカーで何百回も映画を見た。

しかし、ジャンルを問わず音のズレが気になったことは一度もない。

厳密には遅延はあるのだろう。そしてSBCがいちばんずれるのだろう。

ただし、それがあなたにもそう感じるかは体験してみないとわからない。

少なくともぼくは気にならないレベル。これは感じかたに個人差もあるだろうけどね。

因みに最近のゲームではVRのバイオハザード4はSBCであんまり気にならなかった。

音ゲーとか敵の足音で状況把握して戦争するようなヤツではキツイ(笑)

特にビートセイバーはSBCではゲームにならない。Bluetoothの低遅延高音質を極めたい人は下の記事読んでほしい👇️

リズムゲームだけは特別で、それ以外はSBCで十分に楽しめるよ。

AmazonfireTVstickのAVシンク機能で遅延なし!

実はファイヤースティックには、設定⇒ディスプレイとサウンド⇒サウンド設定⇒AVシンク機能というのがある。

ここで、SBCの遅延約0.22秒ほどを調整することができるのよ。

但し、調整方法にややクセがあるので、コチラの動画で確認してほしい↓

ネットの情報だけを鵜呑みにして、

SBC=残念な音と考えてはいけない。

実際BOSEやJBLのBluetoothスピーカーは素晴らしい音が出るのだから👇

※プチプチ入る小さなノイズはスマホ撮影時のマイクの問題です。ごめんなさい。

だいたいよーく考えて欲しい。このような音響メーカーがガラクタのような音になるものを採用するだろうか?

ぼくはSBCのBluetooth接続でいまいちな音も聞いたことある。

一方でSBCでも素晴らしいと感じるものもあった、それ以外の要素が音響には大きく関係してる。

だからSBCだからという理由だけでオーディオ機器としてダメという烙印を押すのはやめにしよう。

「まだYouTubeで音楽聞いてるの?音悪いじゃん!」

といわれても、はぁ?となるじゃん。そんな感じ😋

ぶっちゃけ高音質には、元の音源の収録の質がいちばん大事だと思ってるよ。

ぼくのサイトでは、HDMI有線接続のAVアンプによる、本格5.1chサラウンドを推奨してる。

あくまでもカジュアルな使い方として、Fire TV Stick+Bluetoothスピーカーもいいよ👌と言ってるんだ。

まとめると、Fire TV Stickの購入を検討している人でBluetooth性能に不安があるという人には、大丈夫といいたい。

この映像再生専用デバイスを買えば人生はもっと豊かになる。

世界最小貧乏サラウンドシステムの研究者としていわせてもらう!

庶民が手軽に買える映画再生デバイスとしてFire TV Stickは間違いなく最高のものだ。

初期不良や故障の場合を除き、これを買わない理由がみつからない。最新型の4KMaxでもコーデックはSBCだ!

Bluetooth機能がついてると、自宅以外に持ち出したとき、とても便利なんだよ。友人の家のBluetoothスピーカーにつないだり、アウトドアでプロジェクター+Bluetoothスピーカーでお手軽にシアターできたり。(※屋外ではワイハイ等のオンライン環境が必要)

あと深夜とかBluetoothイヤフォン、ヘッドホンで映画みたい時に重宝する。騒音対策だね。

このようにただでさえ映画好きにはお買い得な神デバイスがBluetoothもあることで遊びの幅が広がるよ。

因みにノーマルのと4KMaxのスティックでコーデックの違いはない。

どちらもSBC。

ファイヤースティックのSBCは中華プロジェクターのBluetoothより遅延が少ない!

最後に重要なことを、

SBCはデバイスが搭載しているチップ性能により速度が違う。

よく話題になる中華プロジェクターのブルートゥース接続の遅延。

これは機種によるところもあるけどぼくが使っている最新のwimius プロジェクターで約0.5秒以下ぐらいある。これは映画はギリギリいけるけど、ゲームはきついという感じ。

しかし、基本的に中華プロジェクターはファイヤースティックを挿して使うのが前提だとぼくは考えているので外部音声とのブルートゥース接続は中華プロジェクター本体とではなく、ファイヤースティックと接続するべきなのだ。

そうするとあくまでも体感だけど、0.2秒程度の遅延に感じる。中華プロジェクターのSBCに比べてかなり高速だ。

皆さんの環境にもよるだろうけど、ぼくは比較実験をしたので断言できる。

ファイヤースティックのSBCのほうが遅延が少ないのは間違いない。

というわけで、通常の映画鑑賞にはあまりネガティブなイメージをもたずに試してほしい。