PC

ドラゴンクエスト11をリアル5.1chで遊ぶ感動【PC版XBOXゲームパス】

windowsのゲームで5.1chサラウンドで遊べる名作ゲームないかなぁ…と探していたところXBOXゲームパスでダウンロードできるドラゴンクエスト11というのが評判良かったのでさっそく遊んでみたよ。

プロジェクターで68インチぐらいの画面とリアルサラウンド5.1chで楽しむのが没入感あるよ↓

くろかわ
くろかわ
なかなかいいじゃないか… 最初のオープニングタイトルがフルオーケストラのステレオ2.0ch再生なんだけど、ここで涙腺崩壊しそうになった、リアルタイムで1、2、3を遊んだっきりのぼくには懐かしさが込み上げたよ
えいが子
えいが子
3の次が11をプレイかよ…30年ぶりにドラクエのテーマ聞いて泣く中年オヤジ

どうやらこの作品はPS4版だと7.1chまで対応らしいんだけど、ぼくのPC版は5.1chだね。

くろかわ
くろかわ
いつも感じるんだけど、ゲームが5.1chやアトモスなどのサラウンドに対応しているかどうかはほとんど情報としてオープンにされていないのがゲーム業界
えいが子
えいが子
ほんと音声なんて誰も興味ないというレベルが悲しい。メーカーに直接質問することもできるらしいけど…普通に【PCM5.1ch対応】とか小さく記載してくれればそれでいいんだけどw

ゲームパスなんかでも概要に、インストール容量とか、配信日なんかの情報はあるけど、音声フォーマットについては表示がないので、ひとつひとつ調べるしかない。

FORZAHORIZON4と5はドルビーアトモス対応だよ、アトモスの設定は↓

パソコンゲーム業界はリアルサラウンドの情報が少ないので、

ドラゴンクエスト11とFF14は5.1ch対応だよということをここに明記しておくね。

5.1ch設定方法はこちらの記事を読むと理解できるよ↓

ドラゴンクエスト11の5.1chサラウンド音響はどんな感じ?

AVアンプのインフォメーションがこんな感じになっていればどのシーンも違和感ない音響で楽しめるよ

まず、全ての独立チャンネルが鳴るフルスペックの5.1ch再生がされるのは各ムービーシーンのみとなっている↓

ムービーシーンのみフルスペックの5.1chサラウンドが出力される

フィールド移動シーンは4.0ch↓

戦闘シーンも4.0ch↓

つまりプレイ時間の8割以上を占めると思われる部分は4.0chサラウンド(実際にはセンターとLFEchには音声が割り当てられてないので4.0chで音が作られている)

オープニングタイトルはイントロの30秒ぐらいは5.1chで、オーケストラの演奏からは2.0chステレオにシームレスに切り替わる。

Windowsというか、パソコンのマルチPCM出力の仕様なのか、設定⇒システム⇒構成で選んだのが7.1chなら実際には2chステレオのみのゲームでも、AVアンプの入力にはPCM7.1chと表示されてしまうのでややこしい。

PCゲームから出力されるサラウンド成分を判断する方法としては、AVアンプのモードをマルチチャンネルにして、再生中にスピーカーに耳を近づけて音がでているか確認するしかない。

この方法でドラクエ11のフィールドシーンや戦闘シーンのセンター、LFEchから音が出ていないことがわかった。

またドラクエ11で7.1ch設定にしたところ、サラウンドバックスピーカーがどちらも無音でサラウンドスピーカーは木の葉が揺らぐ音が鳴っていたので5.1chだとわかる。

先ほどムービーシーンは5.1chと言ったが、映画のサラウンドと違い、正面の登場人物のボイスもセンターからは出ない。フロントスピーカーのステレオファントムで正面から声がする。

じゃあ、センターなにしてんの?となるが、馬車が右から左へ移動する時のカラカラとという車輪の音が控え目に鳴ったりする。映画コンテンツだとセンターが主役みたいなところあるけど、ドラクエのサラウンドでは環境音が補助的になる程度であまり重量ではなさそうだ。

逆にシンプルに4.1chや4.0ch構成のホームシアターを組んでいる人にも遜色なく楽しめるシンプルなサラウンドとも言える。

くろかわ
くろかわ
含まれている重低音もかなり控え目、サブウーファーなしのシステムでもフロントがブーミーにならずに楽しめるタイプだね

ドラゴンクエスト11の5.1chサラウンドの魅力

デフォルメされたわかりやすいサラウンドがなかなかいい。

ステレオに比べて、パーティーメンバーみんなで戦ってる感が強い。

例えば、スライムがピョンピョン跳ねて右後方に移動すると右サラウンドスピーカーからわざとらしく大きくピョン!と音が鳴る。

映画サラウンドではこの表現をするときに、当然右サラウンドスピーカーもピョン!と鳴るのだけれど、右フロントスピーカーも、左サラウンドスピーカーも音量レベルは低いもののピョンと鳴る。

それらが合成されて右後方の空間にピョンと定位する。

しかしドラクエサラウンドは単独のチャンネルが大きく鳴るので、スピーカーに張り付くように方向がリスナーからもろにバレる。これはホームシアターでは禁じ手というか、映画の没入感を下げてしまう。

「あっ、今スピーカーから音が出た…」と現実に引き戻されてしまうから。

ところが、例えばアニメのエヴァンゲリオンでは、この手法が多様されているんだけど、独特の世界観とマッチしていてぼくは好きだった↓

同じくドラクエ11のデフォルメされた鳥山あきら先生の絵の世界ではセリフの吹き出しのように、分かりやすく大きく派手に音がするのは気持ちいいのだ。

くろかわ
くろかわ
アラレちゃんの「んちゃ!」的なノリの戦闘エフェクトが楽しい
えいが子
えいが子
今の人それわからないって…

FF14は映画的な包囲感のあるサラウンドがシームレスに穏やかに繋がる印象だったけど、ドラクエ11のサラウンドはもっとド派手でわかりやすい。

このあたりの違いがゲームの世界観にそれぞれマッチしていて面白い。

超シンプルな4.0chで楽しい本格的サラウンドを実現しているドラゴンクエスト11は初めてホームシアターや5.1chに挑戦したい人にもオススメだよ。

いきなり5.1chじゃなくて4.0chでやってみるといい。

AVアンプを中古で安く仕入れて、最初はなんでもいいから安いスピーカーを4個置くだけでなんとかなる。設定の参考にしてね↓