デッドニングは素人がDIYでやるにはなかなかハードルが高いよね。
特に新車だったりすると、いきなりドアの内張り剥がせって言われても嫌だ(泣)
次回の車検通すか迷ってるくらいの中古車とか、たまたまオーディオが壊れて音が出なくなったみたいな時は逆にチャンスだよ。
この記事はデッドニングを推奨してる。素人でなにも知識がない人で多少不器用だとしてもやる価値はある。
デッドニングすると音が良くなるという単純な理由だけではないよ。
目次
初心者のデッドニングは無意味なのか?
そんなことないよ。
デッドニングって、
「スッカスカのドア内部をちゃんとしたスピーカーBOXにしよう!」
だいたいこんなイメージでやるわけじゃん。
制震材とか内部にはスピーカーBOXみたいに吸音材も貼り付けたりやることは盛りだくさん。
人によってやり方もいろいろ。
丁寧にやる人
穴だけ塞いどけ!の人
デッドニングキットケチったら、最後足りなくなったけどめんどくさいから終了させた人
いろいろだ。
また、カーオーディオに詳しそうな人が
やりすぎはあかん!
まさに音が死ぬ(デッド)
だからデッドニング!みたいなことを言うから、やったことない人は怖いわーとなる。
もちろん、どの程度穴ふさげばいいかとか、ドア鉄板叩いてみて、感じて貼り付けろといわれても理想的な仕上がりは難しいよね。
人生でそう何回もやることじゃないし…(笑)
ぼくなんかいつも最後の方飽きてきちゃって、「次回やることがあったら完璧にやれる!俺はやれる!」と言い聞かせながら内張り戻してるからね。
で、
素人が一生懸命やって、その施工が音響的に不十分だったとしよう。
語られることのないデッドニングの意外な効果とは?
デッドニングすると、
車内が少しだけ静かになる。
サービスホール塞いだりいろいろやって気密性が高まるのかもしれない。
これは重要で、高音質に静寂は絶対条件。
ホームオーディオやってる人はわかるとおもうけど、うるさい場所で高音質ってありえない。
高級車ってカーオーディオも高音質に感じるよね?
もちろん、装備されているプレミアムサウンドシステムなどもいいんだろうけど、高級車の車内が、軽トラなどと比べて防音がしっかりしてて静か。
それが間違いなく高音質に感じることに影響してるよ。
あんまり高級車乗ったことないけど…
駐車場に停めるときに試してほしいことがある。
停車してシフトをパーキングに入れたら、エンジンをoffにするでしょ?
その時完全に切らないで、アクセサリーの位置でキーを止める。
そうするとエンジン切って、車体の振動がない状態でカーオーディオだけ音がでる。
これで違いがわかるはずだ。
エンジンを切った瞬間、
スッキリとした音に聞こえる。
エンジン音とロードノイズがなければと何度思ったことか…
そう考えると、プリウスとかテスラモータースなんかカーオーディオに適してるんじゃないかな?
もしぼくがプリウス乗ってるなら、デッドニングをして、さらに防音強化、スピーカーの出音を良くしてみたい。
デッドニングの結果、音がデッドになってもいい
もちろん、程度の問題もあるけど音の響きがなくなったように感じるのは当然なので問題ない。
これは素人施工の失敗ではないよ。
本当に気持ちのいい低音の響きというのは、純正状態ではそもそもなかった。
内張りやドアが共振することで、なんとなく低音に響きがプラスされていたかなぁ?
程度。
本当に気持ちのいい低音はそういうものではなくて、ちゃんと低音の出るスピーカーで出す必要がある。
そしてそれはドアウーファーとサブウーファーを合わせて作り上げるイメージだよ。
だから、デッドニングするなら、サブウーファーまで付けて、高音から低音までちゃんと音を出すようにしよう。
全ての帯域がでてから、調整することを強くオススメする。
純正→デッドニング施工をする。デッドニング直後は、音の変化に興奮して、もうサブウーファー要らないかなぁ…?という感想を持つと思うのよ。
イコライザーとかDSPなんかでいろいろ音を変化させて、車の中だけで音楽聞いているぶんには高音質になったような気がする。
でも家のオーディオと比較してみると…
冷静にオーディオとして聞いていると、やはり低音のボリュームではなく、量感が足りていないと感じるだろう。
デッドニングで音をしっかり抑え込んでしまうほど、そう感じている人は多いと思う。
ぼくの車、音がわざとらしい…
クリアだと思ってた高音もめちゃくちゃ刺さる音。
イコライザーで80hzあたりから下をいくら持ち上げてもそれは気持ちのいい低音にはならない。
デッドニングして、締まりのある中低音をウーファーで出す。
次に、サブウーファーを追加して軽く低音を重ねる。
これが心地よい音楽を聞く為の基本システムだ。
車だけで音楽を聞いている人は気を付けよう。
カーオーディオに興味ない人が助手席に乗って聞いたら、疲れる音になっているかもしれない。
初心者でもデッドニングは意味がある。内張りを剥がすことで愛車を知ろう!
ネットのデッドニングのやり方の情報や、デッドニングキットの取説などに書かれてる内容をいくつか調べて、その平均をとって施工する人がほとんどだと思う。
それで大丈夫だよ。
デッドニングは少し勇気がいる。
でも、ネット検索すると丁寧な図解や、YouTubeなどもあるから、その通りやればなんとかなる。
スピーカー交換と同じタイミングで、デッドニングも一緒にやってしまうことを推奨してる人もいる。
これは、どっちがいいとは言い難い。
ぼくは、デッドニングによる音の変化を知るというのは経験として有意義だと思ってる。
トレードインスピーカーと交換するタイミングで同時にデッドニングもやると、
スピーカー交換が良かったのか?デッドニングが良かったのか?音が変化してもいまいちよくわからないんだよね。
あと、両方やると疲れる。楽しいけど疲れる。
半日のイメージだと時間的に足りない。1日丸ごと熱中して作業する感じになるよ。
結果を急ぐのでなければ、その後何回かドアの内張りを剥がすことになっても、分けて作業したほうがいろいろ学べることもある。
サブウーファー導入
フロントスピーカー交換
デッドニング
というステップが、少しづつ音が本格的になっていく気がして楽しいよ。
カーオーディオのはじめの一歩は、デッドニングを最初にもってくる人が多い印象だけど、
もし、最終的にとことんやりたいと思ってるなら、
先にフロント2way+サブウーファーを構築して、上も下も全ての音を出してから、デッドニングなどのチューニングを行うほうが音の変化を体感できる。
右も左もわからないうちにデッドニングだけしてしまうと、良くも悪くもその音だけが基準になるからね。
デッドニングすると、車に不思議と愛着が湧いてくる。
バラシて戻す!その繰り返しで、自分で作業する度胸をつけていく。
たま~にクリップの爪を折ったりするだろう。でもたいしたことない。
ロッドを固定してしまって、集中ドアロックが作動しないとかあるよ。
デッドニングで失敗といっても特にリカバリーできないようなことはない。
だから楽しみながらやってみようよ(^^)/楽しいし、音が好きな感じに変化すれば達成感も凄まじい…
愛車の構造を知るいい機会。
これがDIYデッドニングの音響以外のいいところだ。
カーオーディオショップに高いお金払ってデッドニング+スピーカー交換をやってもらった場合、ここはショートカットしてしまう。
少しもったいない。
庶民なら、DIYでデッドニングしよう!
↓の記事もかなり関連あるから、ぜひ読んでみて。