今日はBOSEの小型フルレンジで統一した9.2.4chドルビーアトモスシアターにおじゃましてきたので報告するよ(^^)/
BOSEのシステムに少し詳しい人なら???そんなんできるのか…となる構成だけど、定番のBOSE101×9台とかの話ではない。
BOSEの往年のホームシアターシステムとDENONのAVアンプを見事に融合させた自然な多チャンネルサラウンドであった。
目次
おばあちゃんの街、巣鴨でBOSE!

人生初の巣鴨駅に到着。ホームシアター訪問のためだけど…
地元民のT様に巣鴨~大塚エリアを案内していただき、ちゃっかり巣鴨観光も済ませてしまう。

サラウンド前の腹ごなしに塩大福。ほんのりしょっぱいという絶妙な塩気が旨い。
屋根裏部屋活用の100インチシアター

キクチの100インチスクリーン(ホワイトマット)手動とはいえ、上下巻き取りがウルトラスムーズで見ていて気持ちいい(^^♪
プロジェクターはJMGO N1S Ultra 4K 3色レーザー プロジェクターだ。
※写真の画像が紫がかるのはDLPプロジェクターをスマホ撮影したとき特有の症状なので、実際はとても綺麗な映像(^^♪
右手の窓は吸音材で埋めて遮光カーテン。プロジェクターに最適な真っ暗闇にしやすいのが、採光部の少ない屋根裏部屋活用のメリット。

ただ、カーテンだけではサブウーファーの低音で窓がビビるとのこと、合わせて吸音材を配置することでビビりが解消でき、結果ダイナミックレンジが拡大したという。

窓を埋めたので、換気は24時間換気を入れて対応。

屋根裏活用ということで、悩みは屋根の傾斜(勾配)なのだけど、スクリーン側は通常の部屋の高さがあるけど、リスナー側に向かって天井が低くなっていく。
これはドルビーアトモス環境には、なかなか手ごわい…
希少!BOSEで9.2.4chアトモス!

全部で15個のスピーカーをまずは、紹介しよう。
因みにフロア9chともなると、フロントワイドという聞き慣れないチャンネルが追加される。
従来のフロントとサラウンドのあいだに設置して更に方位感を補完しようという役割。
真正面のセンターを起点に0°とすると、フロント30°、フロントワイド60°、サラウンド90°という前方包囲感が密な配置となる。
フロントは、AM-5Ⅲダイレクトリフティングスピーカー
センター、サラウンドバックはLifeStyle600JewelcubeシリーズⅡスピーカー
フロントワイド サラウンド トップフロント トップリアはLifeStyleV30 Jewelcubeスピーカー
サブウーファーは【前後指向性モード】の2台使い、polk MXT10
フロアのスピーカーについては極力、左右対称(シンメトリー)な配置となっている。
天井4発については天井勾配の関係で、配置はいろいろ試行錯誤されている印象。
アサインモードは悩むところだけど、現在は【トップ】×4
フロントのトップSPはスクリーン上部、センタースピーカーと並ぶ形で設置されている。

サラウンドは梁に取り付け、サラウンドバックがしっかり後方にレイアウトできているのは勾配のため空間は狭いとはいえ音響的には良い結果になっている。
実はサラウンドバックがしっかり後方におけるホームシアターはそうそうない。
やられているかたは、無理やり押し込んだ経験があると思うw
トップリアだけはリスナーよりやや前方という変則的なレイアウト。
それでもリスナーより高い位置でないと効果が出ないし、天井は傾斜してきてるしで、苦渋の決断と思う。
こればかりはオーナー様しかわからないところ。
さて、そのサラウンドはいかに?(^^)/
NETFLIXのローマを視聴して自然なサラウンドの広がりが感じられた。特に前方北半球は開放感がある。多チャンネル、同一口径のBOSE統一の効果かな。
ぼくも実は AM-5Ⅲを実家で使っていた時代があるのでこれはとても嬉しかった。
BOSEで想像する特徴のある低音のイメージはもう関係なくて、サラウンドが柔らかく広がる感じが新しい。
とくにビーチのシーンは目を閉じると実際に浜辺で寝そべっている気がした。
例えば左後方から聞こえる音は製作意図にかなり近い再現がされているように思える。
ローマは町の雑踏がリアルなので、このシステムで聴くと楽しい(^^♪
そもそも9.2.4chという多チャンネルなんだけど、加えてダイレクトリフティングという、機構なのでそれぞれツインウーファーともいえるわけで…包囲感を生み出すのには有利なのかもしれないね。
BOSE LifeStyle600の5.1chにシステム変更も可能

愛着のあるBOSEサラウンドを聴きたくなった時のために、DENONのAVアンプからのバナナプラグ差し換えにも対応させた。
これでいつでもBOSE LifeStyle600の音響に戻すことができるのだ。ちなみに写真のバナナプラグメスの連結BOXはT様のお手製でワンオフのため、販売はされていない。
※BOSEは専用設計のため、通常AVアンプとのスピーカー端子接続は不可です。改造は自己責任でお願いします。

ホームシアター訪問のもうひとつの楽しみは、ディスクメディアや書籍のコレクションを拝見すること(^^♪
サラウンド愛好家あるあるでサラウンドジャンキー的な作品が並ぶが、お孫さんのためにとジブリ作品も抜かりないT様のやさしさがうかがえる。

大興奮ポイント①銀河鉄道999と、さよならの並列ディスプレイ!
机の上に鎮座するこれはさすがにスルー出来なかった。
ぼくは大の銀河鉄道…いやメーテルの大ファンなのだw
「メーテルも道中辛かっただろうね…テツローが機械の…」※自主規制
2人で少し湿っぽい話になってしまった。
とにかく、4K-UHDアトモスという豪華仕様でコンプが贅沢だ。
当時の人間からしたら 4K-UHDアトモス?何それ、美味しいの?の世界である。
しかし地獄の黙示録といい、昔の作品を4K-UHD化する流れはコレクションしたい人にはありがたい。

これもエアチェック世代にはたまらないはず…

このFMレコパル、なんと【定価二二〇円】!
なんとも時代を感じる価格設定だが、この本の中の記事に現代のDENON等のAVアンプに搭載されている機能に類似するものがあるというから驚愕だ。
オーディオ訪問のようなコーナーで読者のオーディオ部屋を訪ね、音響特性をマイクで測定して左右12バンドのイコライザーでフラットに補正するという企画…
まぁ、ステレオ音楽再生ではあるが、元祖Audysseyみたいなことが当時すでに行われていたとT様から教えていただいた。

👆上の写真をじっくり見てほしい。
この中に間違いが1か所あるのだが、非常にマニアックなため
正解難易度は★★★★★鬼レベルの問題だ。
…まぁ、DENONの中の人でも正解できないと思うので答えを言うね。
DENONのX6800Hを操作するリモコンがアリエクスプレスで購入した507円だw
※送料が520円、総額で1027円
大興奮ポイント②DENONの純正リモコンが…!

Aがアリエクスプレスで激安で購入したもの。
BがX6800H純正とのこと。ちなみに純正品は使わず元箱に綺麗に保管してあるそう。
ぼくも使わせてもらったが、操作に全く違和感がない!
というかぼくもDENONのAVアンプユーザーなのでいつものあれだ。
これはリモコン欠品、ボタン故障に悩まれている方に朗報だよね。
過去にAmazonで探したことあるけど、Amazonはあまり安くなかったと記憶している。
格安でちゃんと使えるリモコンならアリエクスプレスだ!
後日【DENON X3800H リモコン】で検索したら出てきた…

ホームシアターにこだわりの椅子! ニーチェアX

ホームシアターに欠かせない椅子もT様のこだわりがある。
これぼくも座らせていただいたのだけど、なんとも自然なフィット感で心地よい(^^♪
一見、布一枚で大丈夫?キャンプ用品?と思われるかもしれないが、そこらの低反発とか、やたらフカフカのクッションとは一線を画す座り心地なのよ。上手く説明できないのが残念でしょうがない。
あと、サラウンドシアターには重要な要素として。
背もたれの形状があんまりハイバックすぎないこと。
が挙げられる。あんまりゴツい包み込むような形状だと、サラウンド、サラウンドバックからの直接音が遮断されてアトモス体験にマイナスだ。
その点ニーチェアはスッキリしていてサラウンド音響の直接音を必要以上に遮断しない造りなのは有利なポイント。

ただ、かなりお高いので、一生モノと気合を入れて購入を検討される方はショールームなどに行かれて試してみることをお勧めする。
革張りの重厚なファーストクラスシートばかりが寛ぎではないと、勉強になりました…

DENON X6800H 9.2.4chともなるとアクティプスピーカーの表示もゴツい…

Audysseyのこの3つの活用や設定も、訪問先のオーナー毎に見事に違うのが興味深い。

T様の地元案内により、人生初の都電荒川線に乗せていただいたのも大興奮ポイントでした(^^♪(運賃支払いスイカも使えます)※くろかわは撮り鉄ではありません
いやー、おばあちゃんの街、巣鴨でまさかの9.2.4ch体験w(豊島区内でこれより多チャンネルあるのかな?)
今日も楽しいホームシアター訪問でした(^^♪
ホームシアターオーナー様アンケート
①いちばん気に入っているところ、満足ポイント
小型スピーカーならではの定位感
②もうちょい改善したい。こうすればよかった等課題
屋根勾配 屋根裏部屋なので仕方がない部分ですが、もう少し屋根勾配をなだらかにすればよかった
③これからホームシアターやる人に向けてメッセージ
リアルサラウンドシステムは手を入れれば入れるほど音に変化が現れます。サウンドバーでは味わえない経験と過程が単体オーディオの楽しみだと思います。みなさんでオーディオメーカーを盛り上げていきましょう!
T様邸ホームシアター付録:資料







