プロジェクターの導入ってホームシアター最大のイベントであり、迷いどころ。
それだけに1番楽しい時間だ。
今回は特に安価で話題の中華プロジェクターの選び方の注意点や、ネイティブ解像度のわかりにくい表記のしくみ、商品レビューを眺めているだけでは伝わらないポイントを解説する👍
ファンの音もAmazonレビューで酷評されてるのを見てビビるよね?👇
目次
- 【重要!】置き場所を決めてから、プロジェクター選びをすると失敗が少ない。
- 焦点距離と高さ、画面サイズをイメージしてみよう。
- キレイな四角い投影画面で映画を楽しむためにどうするか?
- 激安中華プロジェクターの調整機能は0と考えよう!
- 1万円中華プロジェクターのネイティブ(リアル)解像度と製品仕様を解説
- Amazonの激安プロジェクターはネイティブ(リアル)解像度1万円の720p!、2万円の1080p!の2択
- もちろんネイティブ解像度720pでも映画は十分に楽しめるけど…
- 中華プロジェクターの明るさのルーメン、そして聞きなれないANSIルーメンって何よ?
- ファンの騒音㏈も気になる人には問題だ…
- 中華プロジェクターで人生の幸福度上がった
【重要!】置き場所を決めてから、プロジェクター選びをすると失敗が少ない。
プロジェクターを検討しだすと、Amazonレビューなどをみて、12000ルーメン?解像度が1080pでコントラスト比が…
といくつかのプロジェクターの性能比較をすると思う。
しかし、それはもっと最終段階でいい。
もっと大切なことから話す。
プロジェクターを買ったらどの部屋に置くか、どの場所に置きたいか?だいたい決めているよね?
焦点距離と高さ、画面サイズをイメージしてみよう。
例えばワンルームのマンション住まい。
狭いからほぼベッド!
寝ながらのんびり見たいから、ベッドの棚の部分にプロジェクターを置けば正面の壁にバッチリ!みたいなイメージを持つよね…
枕元から投影する壁までの距離が2.5m。狭いな~
でも壁は全面真っ白、これ専用スクリーン買わなくていいんじゃね?
そう!壁が白くて変な凹凸がなければ、スクリーンは後回しでいい!
スクリーンってその気になればいつでも買えるからね。
壁の色が赤!とか薔薇🌹のデザインとかならプロジェクターと一緒に買わないとしょーがない。
が、ここで大切なことを…
「部屋の壁は広いから夢の100インチは余裕でいけるだろう…😋」
うーん楽しみだね(^^)/しかし、実際はそこまで広がらないことも多い。
このワンルームの部屋の場合、確保できる壁までの距離が2.5mだったら85インチぐらいだろう…
次に、プロジェクターを使ったことない人は、こんな投影イメージをするはずだ⬇️
うーん、パーフェクト!
次に実際の映像を、
すまん!三角形を描くアプリの使い方がわからなかったからフリーハンドで書いたから汚いけど、要するにプロジェクターの高さを下端として上方向に投射されるイメージが実際に近いんだ。
これをオフセット(打ち込み角)という。
中華プロジェクターを買ってみたら、レンズの高さから上下に均等に広がるように照射された。
現在多くの中華プロジェクターはオフセットを設けない、水平投影タイプのものが増えているようなので注意してほしい。
これから中華プロジェクター設置する予定の人はこれを必ず読んでおいてくれ👇️
オフセットはメーカーの製品説明にはあまり記載がないので、レビューなどを参考にしたいところだが、これについて書き込みしてるユーザーはほとんどいないのが残念だ…
因みにwimius S26は、いちばん上の画像のような水平投影タイプ。
キレイな四角い投影画面で映画を楽しむためにどうするか?
つまり、プロジェクター本体を水平に置いたとき、画像は上方向に投影されるのか、水平方向に投影されるタイプなのかはイメージしておきたい。
それによって設置場所も変わるだろうからね。
これはメーカーによっても機種によっても違うとおもうが、これまでのプロジェクターは上方向にセッティングされているのが一般的だった。
なんでこんな余計なことしてくれちゃってんの?
と思うかもしれない。
例えば会議室でプロジェクターが使われるシーンを考えてみよう。
もしあなたがイメージするように映像が上下に均等に広がるプロジェクターだったら?
正面の巨大なスクリーンの高さの、約半分の位置まで脚立などを使ってプロジェクター本体を高い位置に持ち上げなければいけなくなる。
しかし、実際のオフィスの会議室って、
最前列の普通の事務机の上にポンとプロジェクターを乗っけてるでしょ?
事務机は60cmぐらいの高さ。
これでいけるのは打ち出し角が上方向につけられてるからだ。
そう!その天井吊りこそ本来プロジェクターが想定している設置方法なんだ。
先ほどのワンルームに戻ろう…
👀なるほど…
でもこれ下方向に投影されてるじゃん!さっきの説明と逆🙄
どういうこと?
プロジェクターには設置設定というのがあって天井吊り用の上下反転モードがある。
設定で簡単に変更が可能だ
「いやいや!賃貸だし!天井につけるとかそこまで無理だから😆」
と思ってるよね?
わかってる👍でもね知識として知っていたほうがいい。
それに、必ずしも天井に穴を開けて吊るす必要はない。タンスなどの上でも立派な高所だ。
突っ張り棒で工夫する人たちもたくさんいる。
ピッタリ天井につけたらダメだよ。部屋で座って見るには投影位置が高すぎる。
台形補正は使いもんにならないからあんまり角度つけて設置もダメ🆖
ここで天吊りを紹介したぼくなりの思いがあって、
貧乏にはこれだな…という大切な要素が満載なのだ
天吊り(高所設置)がいい理由
冷却ファンから少し距離をおくことができるので騒音がうるさくない。
台形補正(キーストーン)機能は画質が落ちる&ピント甘くなるので極力使いたくない
自分の後頭部などがかぶったり影になることがない。
省スペース、邪魔にならない。地面や三脚に置くより部屋がスッキリ。
貧乏で安いプロジェクターしか買えないから、本体がコンパクトで軽いほうが頭上設置も安心。
激安中華プロジェクターの調整機能は0と考えよう!
これは1万円のプロジェクターでも2万円のでも同様だ。
ここまで、設置方法とかだらだら長い文章で嫌になってきたと思うが、
ぼくが心配してるのは、あなたのお家、
「プロジェクターをしっかり真っすぐ置けるところがありますか?」ということなのだ!
何故なら調整機能は絶望的に使えない。
機能でもう少し大きくできるよね?…
中華プロジェクターは多くの場合、まだまだズーム機能とかない!2万円フルHDモデルはズーム(縮小のみ)できるモデルがやっと増えてきた。
基本は本体と壁との距離が全て。本体を前後させて壁との距離を物理的に変化させて画面の大小を変えるしかない。
小さい画像を望むなら、部屋の真ん中にいきなりプロジェクターがあるみたいな……
ムリに補正すると言葉にできないなんか不愉快な画質になる。解像度の低下と端のほうのピントがボヤける。2万円ぐらいだと15度ぐらいまではまあまあ違和感なく補正できたりする。(手動でリング回すタイプの台形補正はピント甘い、デジタル補正タイプはまあまあいける)
2万円フルHDモデルだと、最近はズーム(縮小のみ)機能を備えるものが主流になってきた。(2021年)つまり投影画面が大きすぎる時に50%ぐらいまで縮小できる機能だ。
これはかなり便利でデジタルズームだけど画質の劣化はあまり感じないから、軽い調整なら唯一使える機能だ。
これと逆に、小さな画面を拡大することはできないから注意しよう。
そうはいっても、庶民の最高画質にこだわるぼくは、もう5年以上台形補正(キーストーン)とかレンズシフト(高級機にあるズーム)とか使ったことないよw
1万円中華プロジェクターのネイティブ(リアル)解像度と製品仕様を解説
さてこのページを読んでいるあなたは、
Amazonなどでみかけるこんな中華製1万円以下の格安プロジェクターも検討してるはずだ。
👇例えばこれ解像度720p、スクリーンも付属。
Amazonの激安プロジェクターはネイティブ(リアル)解像度1万円の720p!、2万円の1080p!の2択
👆これはリアル解像度1080pで約2万(クーポン使用で実質2万)
「ぼくの映画館」使用モデルだ!失敗したくない人はこれが安心(^^)/
メーカーサポートのスタッフの誠実さが感動レベル。中華製品の不具合や、初期不良が不安な人はこのメーカーいいよ。
プロジェクターの画質は綺麗なほうがもちろんいい。
しかし、いいものは高いから困っちゃうわけだ。
有名メーカーの4Kプロジェクターは10万以上
有名メーカーのフルHD1080pプロジェクターは5万以上
そこで売れているのが激安プロジェクターだ!
現在Amazonで主流の約1万円プロジェクターはHD720p(1280×720)という解像度。
そして1.6万円ぐらいの価格帯からはフルHD1080p解像度(1920×1080)となる。
解像度が高いほど細かい表現ができるから高画質になる。
ここは初心者🔰の人には誤解を招くわかりにくいところだ。
販売業者も売るのに必死だから、できればフルHDという表現を使いたいわけ。
この無秩序な状態を、ぼくが強引にまとめた⬇️
貧乏ホームシアター研究家のぼくの意見は、予算に余裕がなくても2022年からもフルHDプロジェクターを買った方が幸せになれると思う。
もちろんネイティブ解像度720pでも映画は十分に楽しめるけど…
最近のVODはフルHDの配信がメインになっているから解像度1080pで配信されたものを720pで投影した時の画質は意外と綺麗なんだ。元のソースは大切。
YouTube動画で4kカメラや8kカメラで撮影した自然の風景の映像とかあるじゃん。
これをフルHDの液晶テレビで見ても、普段のフルHD画像より綺麗に感じるはずなんだ。一瞬気のせいかな?と考えるけど。やっぱり美しい印象だ。
これはプロジェクターにも言える。
年々制作側のカメラ性能もアップしてるから、映像は初期のHDと呼ばれた時代より進化してる。
先ほどVODといったが、VOD+フルHD格安プロジェクター+Amazon fire stickの組み合わせは最強の1080p映画再生マシンとなる。
中華2万円のフルHDってこんな感じ👇️
これで十分じゃないかな?
※5.1chサラウンドをやる人は、fire stickをプロジェクター直挿しではなくAVアンプ直挿し接続になるので注意。
中華プロジェクターの明るさのルーメン、そして聞きなれないANSIルーメンって何よ?
ぼくのモバイルプロジェクターは720pの500ルーメンというスペックだが、暗くして使うので明るさ0-100の設定のうち、50インチで見る時は48。90インチぐらいにするときでも65。
それで問題はない。
今どき500ルーメンとか聞いたことないと思うけど、スペックだけ競争していて、6000とか8000とかいっても実際の明るさは購入してみないとわからない。
ファンの音がうるさすぎては映画に入り込めない激安プロジェクターもある。
バランスが大切だ。
また激安プロジェクターのレビューを読むと、
「そもそも○○〇〇ルーメンなんか出てないんじゃないか?」
「部屋を暗くしないと色が薄い!」
「私の持っている3500ルーメンのプロジェクター。エプソンの2000ルーメンより明らかに暗いんだけど…
のようなコメントも見かける。
このルーメンはもはや比較要素になりにくい。基準が最高値だったり各社バラバラのカオス状態のようだね。
そこで最近の高性能モバイルプロジェクターはANSIルーメンという表記で製品を発売してる。150とか300とかね。
だから従来のルーメンとの比較は単純にできないと覚えておこう。
まぁ、ぼくみたいな貧乏シアター専門にはしばらくは縁のないこと、
ぼくの持ってるモデルは8000ルーメンということだけど、明るい昼間にカーテン全開でこんな感じ。
プロジェクターは暗くして映画館の雰囲気を楽しむのが醍醐味だと思うけど、ぼくは昼間でも気にせずいろいろ見てるよ。
ファンの騒音㏈も気になる人には問題だ…
騒音は50dBを大きく超えるようなら結構気になるはず。説明書や仕様に表示されているから、神経質な人は確認してから購入しよう。
Amazonレビューも騒音の書き込みは多いから、参考にはなる。
しかし、騒音は個人的な主観に左右されるから過度な期待は禁物だ。
ぼくの小型モバイルプロジェクターは500ルーメンだから騒音は低く32dB。これはかなり静かだけど、天井に投影する用途で耳元に置いたらやっぱり気になる。フルHDの8000ルーメンのは50dBちょい。
騒音30以下の据え置き型プロジェクターは5万以下ではおそらくないと思うけど、そのレベルから下は気になる人はいないレベルで静かだ。
因みにプロジェクターによっては、本体の投影の明るさを上げるとファンの音はうるさく、明るさを落とすとエコモードみたいに静音になるタイプもある。
どうしても、騒音が気になる人は自己責任でこういう手もあるみたい…
ぼくはやったことないけど👇
ぼくはYAVERのフルHD2万円の中華プロジェクターを使って半年以上経つけど、完全にファンの音に慣れてしまった。
今ファンの音が耳に入ってくることはほぼない。今回この記事をリライトしていて
「…ファンの音?」そういえば購入当初聞こえたのになんで今全く聞こえなく感じるのだろう…と不思議に思った。
試しに本体のそばで聞いてみると確かにファンの音はしているという感じ。
だから慣れの要素も多分にあると思う。
どうしても気になる人は読んでくれ↓
中華プロジェクターで人生の幸福度上がった
さて、ぼくはホームシアターに正解はないという考え方だから、プロジェクターが絶対必要とは言わない!
でも、プロジェクターがあれば確実に幸福度はあがるし、
最高のサラウンド5.1ch環境と合わされば映画館のようだ。
据え置きで常設して毎日ガッツリ使う人にプロジェクターはオススメしたい!
都度片付けて、映画見るときだけ引っ張り出すというのはけっこうめんどくさくて使わなくなってしまうような気がする。
買うなら毎日テレビ同様に使い倒す!がいいよ。
最後に中華2万円プロジェクターの購入を迷っている人にぼくの思いを動画にしたからみて欲しい。