ハイレゾをゼロからやってみよう!
なんか世の中のハイレゾ情報って、高級というか、いい機材使うじゃん。
でもここは庶民のホームシアターサイトだから安価なもの、皆が家で再現できるようにAmazonとかでいつでも売ってるものを使って解説するよ。
ちゃんとしたオーディオの音を出す方法を具体的に解説するね
目次
パソコンでハイレゾ音源を出力する接続方法
接続に難しいところはないのでやってみよう!
まずパソコンあるよね?もちろんノートパソコンでもいいよ。
今回は、Windows10のパソコンのUSBポートにUSB-DACという機械をつないでスピーカーを鳴らすよ。
まず、USBポートを確認しよう。
ここにUSB-DACというのを挿すよ。
最近のPCは青いUSB3.0のポートばかりだと思うけど、USB2.0のポートに挿しても大丈夫(^^)/
どうせUSB-DACがまだ3.0に対応していない製品ばかりなので関係ない。(2021年なのに…0.5Aでバスパワー駆動問題ないらしいよ)
HP-A3は別に電源をとる必要がないタイプ。USBポートに繋ぐことで、USBから電源を供給してもらって作動(バスパワー駆動)するから楽チンだ。
オーディオ世界は深くいくと「いい音=電源」という鉄の掟がある。
だからUSBバスパワーなんて論外とか、PCからのノイズ乗るとか神経質な情報が気になると思うけど…
ぼくのレベルでは????
アンプのほうは電源がしっかりしたもの(電源アダプター)を選んで、USB-DACはバスパワーでいいよ。
FOSTEXなどのメーカーには音響のプロがいて、その方たちが「ぼくみたいなアホが使ってもいい音」を真面目に設計してるので普通に信じて使えばOK。
製品によってはアダプターを使ってコンセントから電源を取らないといけないUSB-DACというのもあるよ。
次に、USB-DACとアンプを接続する👇
この接続は一般的にはRCAというケーブルを使う。
赤と白のこういうやつね。
でも動画でも熱く語ったとおり、HP-A3の場合ヘッドホン出力からアンプに繋いだ方が音がいい。
そういう時はこれがいい👇
1本目から50cmとかあんまり短すぎるの買わない方がいいよ。実際取りまわしてみると最低1mないといろいろ困るからね。
アンプのRCA入力にこんな感じで繋げばOK👆
LRだけ間違えないように気を付けよう。中華デジアンあるあるだけど、音はメチャいいのに、最初からLRが逆という残念なモデルも存在する。
そういうときはLRチェックのYouTubeで確認するといいよ
これはぼくもけっこうお世話になってるよ。
そして最後にアンプとスピーカーを接続すれば完成だ!
基本はこれでいいんだよ。
でね!
初めてハイレゾや高音質なステレオに挑戦する人にとって一番不安なのは、USB-DACとアンプ選び。
この2つは何を買えばいいのか?全くわからないよね。
USB-DACとアンプとスピーカーはどれを選んだらいいの?
Amazonで「USB-DAC」「アンプ」などと検索すると沢山商品がでてくるからビビる。
そしてぼくも日頃から悩むのはお値段。
こちらはいい音で聞きたいから、一番安いものでも不安。
おおっ!と少し感動できるレベルで、それでもなるべく価格を抑えたものがいいよね。
今回紹介したぼくのシステムを完コピもおススメ。
あと、ぼくの経験則からいうと、DAC、アンプ、スピーカーは中古もいいと思う。
たとえば、当時HP-A3も新品だと25,000円ぐらいしたけど秋葉原のe-イヤホンの店舗で中古で12,000で買ったからね。
それからずーっと車メインで使ってきたけど(カーオーディオもやってるよ(^^)/)
現在でも音は綺麗だし、ボリュームツマミとかも調子いい。
これからちゃんとしたUSB-DACが欲しいという人は、ぼくのオススメというか…ぼくが先日買ったのはこれ👇️
中途半端なもの買って買いなおすより、2万円だけどずーっと使える性能だよ。
スピーカーは語りだすと長くなるから簡単に。
⭐とにかく予算を抑えて始めたいならハードオフやネットの中古
⭐特別なこだわりがなければ好きなブランドの2ウェイのブックシェルフスピーカー
⭐サウンドバーや、Bluetoothスピーカーはダメ!LRをしっかり離して設置できるタイプでステレオ効果を最適に
ぼくはパッシブスピーカーを前提に話してきたけど、もちろんちゃんとしたものならアンプ内蔵のアクティブ(パワード)スピーカーでもOKだ(^^)/
ただし、夢中になってくるとカスタム性の高さから、それぞれ単品のものを使った方がステップアップしやすい。
うーん…ひとつ間違いのない本格的な音がでる製品を上げるなら、ぼくも愛用してるJBLのA130。
これからホームシアターやオーディオの世界に入るにはいいと思うよ(^^)/
パソコンでハイレゾを再生する時に注意したい設定
冒頭で解説したとおり接続を行っても、通常PCからハイレゾの音はでない。
ちょっとWindows10のサウンドの設定をいじる必要がある。
パソコン画面の右下にこんなスピーカーの形のアイコンがある。
これを右クリック→サウンド(s)→ウインドウ上の「再生」タブを選択
そうすると接続されているUSB-DACが表示されるからそれをクリック
「サポートされている形式」を選択して96khzもしくは対応していれば192khzのチェックボックスにチェックを入れよう。
次に「詳細」のプルダウンメニューから最高のスペックになる音質を選ぼう。ぼくのHP-A3は24bit/96khzまでしか選択肢がでないからそれを選ぶ。基本的に最高スペックにしておけばいいよ。
接続しているUSB-DACによってこのあたりの表示は様々だから参考にならないかもしれない。英語ばかりのドライバーが使われると意味がさっぱりわからないこともあるんだ。
その下のチェックボックスも両方チェックが入っている状態を確認して終了(^^)/
これで再生ソフト側で音質を確認したときにこんな感じになるはず👇
USB-DAC本来のスペックが適用されないときは見直してみよう。
はじめてのハイレゾの音源はAmazonミュージックHD、プライム会員なら780円で聴き放題!
気の利いたプレイリストが充実していておススメ。
PCのUIも使いやすいし、スマホアプリとの連携も便利。
少し値段が高いのが気になるところ…1980円で、プライム会員だと1780円かな。
2021年6/9~HD追加料金廃止でプライム会員なら780円で利用できるようになったAmazonミュージックHD。
ただ、7500万曲が天文学的な数すぎてピンとこないw
ほぼすべての曲はCD以上の音質で配信されている。
家の中に世界中のCDがある感じだ!
しかし!B`zとチャゲアスはない
いや、ほかにもいろいろないかもしれんが、ぼくが気が付いたのそれ。
最高で24bit/192khz配信の楽曲もある。
ぱっと見、ハイレゾ楽曲のほとんどは24bit/96khzが多い印象だ。
パソコンでハイレゾを再生する環境を作れば、ハイレゾ以外のコンテンツも高音質に楽しめる
ここ数日AmazonミュージックHDでいろいろな音源の聞き比べをして、ちょっと感じたことがあるのよ。
因みにハイレゾ配信まで対応したHDプラン契約前は、Amazonプライム会員の無料版で楽しんでいた。こちらは320kbps配信。
要するに
320kbps(圧縮の無料配信)
16bit/44.1khz(CD音質FLAC850kbps)
24bit/192khz(ハイレゾFLAC3730kbps)
の音を聞き比べたというわけなんだが、その感想が、
もちろんなんの制約もなければ世の中全部ハイレゾで、大は小を兼ねるで、いいと思うのよ。
でもそうはいかないじゃん。
ハイレゾ配信するなら、今はユーザーにけっこうお金を負担してもらわないといけないでしょ。(Amazon、spotify、Appleミュージックのハイレゾ配信開始で三つ巴の価格競争が起きて一気に下がりつつあるよ)
音楽業界ってホント大変だと思う。アーティストも含めてWin-Winになるには、例えばハイレゾ音源のように、興味のない一般層からしたら、そこまで大きな差がないものに対して、けっこうな値段をつけていかないといけないビジネスモデルだよね。
ネットフリックスとか、ディズニープラスのような映画配信のほうが割安に感じるほど音楽って意外と高い…
でね!ここからは、音楽関係者でもなければ、専門家でもないただの映画音響好きなおじさんの話として聞き流してもらいたい。
でも本音で語るよ!
CDの16bit/44.1khzというスペック、最低このスペックがあれば、人は音楽で感動できる生き物だと思う。
これはけっこうな数のオーディオファンの人達にも頷いてもらえると思うわけ。
でね、
なんでCDの音のスペックが、なかなか良いのかな?と馬鹿みたいに考えたのよ。
CDって何年前の技術か知ってる?
約40年前だって。
当時のソニーの技術者は志があったんだよ。人間の感性でとらえられる限界まで情報を入れたいみたいな。
おかげで人間の聴覚をほぼカバーするスペックでCDを世に送り出したわけ。
それがこの激動のデジタル時代に今でも通用してる理由だからね。
ハイレゾかどうかよりもマスターの音質が大事と感じている人もたくさんいる。
アーティストによる、またはレーベルによる、という感じ。◯◯のCDは音がいいとか、◯◯は曲はいいのに収録がクソ!とか好き勝手思ったことあるでしょ。
邦楽CDって洋楽とかK-POPと比べると、収録音質低いと感じてる日本人多いし。
つまりハイレゾは良くて、16bit/44.1khzだからダメとかじゃなくて、曲によって大きく異なるマスターの収録音質差のほうが大きく影響するわけ。
そこにはセンスのいい音作りなんかも含まれるよ。
ハイレゾという規格そのものは、中途半端になってしまった感はあるものの、音楽好きな人に、優秀録音の楽曲の音に注目して深く楽しむと気持ちいい!という世界を教えてくれたような気もする。
販売側も、メッセージとして
数値上24bit/192khzハイレゾであるかどうかよりも、
「マスタークオリティに近いかどうか?」のほうがぼくらユーザーには刺さるんだよ。
「これはスタジオでレコーディングしたマスター音源そのものの音です!」のほうがうれしいわけ。
「ハイレゾって意味ねーよ!」とかではなくて、
ぼくを含め、音楽をいい音で聞きたい人達って一定数いる。
あんまり、言い争いしないでさ、1ミリでも感動の音に近づけるように、皆で工夫していく合言葉として「ハイレゾやってみよーぜ」でいいと思うんだ。
ハイレゾ配信するために、最新技術でリマスタリングされた音源が綺麗に聞こえるならそれも大歓迎。
そういう高品質な音源は16bit/44.1khzの従来の環境で再生しても綺麗に聞こえるからね。
最後にハイレゾに意味はあるのか?ということだけど…