HDMIケーブルには大変お世話になってるからホントに助かるんだけど、イライラ💢することも多い。
ケーブルは多様なフォーマットをうまく認識しないことがあるし、受け口の端子(ポート部)もホコリが溜まりやすく劣化しやすい。
AVアンプって複数HDMI入力が備わっているけど、右から2番目はHDMIを挿しても無反応…
とかハードオフのジャンク品を買うとよくある。
中古なんて、そもそも一個ぐらいまともに映るポートあればラッキーぐらいのポジティブさが必要だ😄
現在、デジタルデータの大容量伝送にはHDMI規格が一般的で、いろいろな映像コンテンツを楽しむAV機器の接続には必須となっている。
ドルビーデジタルなどのサラウンド音声も上位のフォーマットはHDMIでしか送れない。(DTSマスターオーディオ、アトモス等)
とまあ、大活躍のHDMIケーブルなんだけど、実はけっこうダメなヤツだったりする。
全然優等生ではないのだよ!
ぼくの体験からHDMIの欠点と選び方を解説していく。
HDMIケーブルの欠点①触るとアウト!
ぼくの車は音響関係はかなりカスタムしてる。それはいいんだけど、ケーブル類の処理はけっこう適当。
だから、運転中よくHDMIケーブルに手や足が当たる。
すると、HDMIケーブルは信号が途切れる。
コードは繋がったままでも、コネクターに強めの振動が伝わるとほぼ100%途切れる。
アナログのケーブルや、光ケーブルはこういうことないよね。
HDMIはコードが繋がったままでも強く接触すると途切れるというのが嫌😭
しかも再読み込みに時間がかかる。
ディスプレイに
「1080pですよー宜しく!」みたいなのを再送してる。そして画面が復帰するまでのタイムラグが5秒ぐらいあるからね。
もう少し、物理的な衝撃に強くなってほしい。
HDMIケーブルの欠点②バージョンが多すぎる
これ懐かしいよね😄
RCAケーブルとか
AVケーブルとか
ラインケーブルとか
みんな好き勝手に呼んでた気がする。
VHSのビデオデッキ、スーパーファミコンあたりを思い出す。もちろん現役で使ってる人もまだまだいるはずだ。
映像と画像を同時に伝送するケーブルとして、長いこと主役だったケーブル。
HDMIの大先輩という感じがする。
この両者の違いで1番気になっているのが、
バージョン違いが存在するか否か?
これは常に使えたじゃん?
これであれば(笑)
段ボールの中にぐちゃぐちゃにいろいろ入った箱に黄色と赤が目に飛び込んできたらOK🙆
「あった!よし使える!」となる
HDMIケーブルはそうはいかない…
ぼくも詳しくないけど、
HDMIは1.2→1.4→2.0→2.1とかバージョンがあるのよ。USBも1.0→2.0→3.0とかあるじゃん?あんな感じ
でもUSBはまだ親切心が少しある!
3.0になるとパソコンのコネクターの差し込み口が青かったりする。
まぁ、肝心のケーブルや、アダプターは見てもわかんない感じだけど…
HDMI規格はかなりカオス状態。
まぁ、基本的な構造は定められてるらしいんだけど、各メーカーの裁量で少し変更を加えられる余地があるらしい…
それが、
あれ?対応してないのかな?
相性が悪いだけなのかも?
他のHDMIに変えると認識しました!
などの数々のドラマを生んでいる。
代表的なのは4K対応、eARC対応とか、ハイスピードとかプレミアムといった表現だ。
HDMIケーブルのパッケージやAmazonのHDMIケーブル販売ページでは4K対応とデカデカと表示する。
が、
それは4K30hz対応で4K60hzには対応してません!
みたいなことが起こる
ARC(オーディオリターンチャンネル)もカオス!
わざわざARC対応ケーブルとパッケージに記載されている製品がある一方で、特に記載されていなくてもARC機能は普通に使えるケーブルがほとんど。
基本的に一部の、初期のケーブルや、粗悪品を除きARCには対応するのがHDMIケーブル。
では何故記載するかというと、ARC接続をメーカーとして保証しますよ!という意思表示らしい。
絶対できますアピールだ。
これでユーザーが安心して買えたり、多少値段が高くてもポチるのだろう。
語るとキリがないが、
このようなバージョン違いが、速いペースでどんどん生まれてくる。
しかもそれは何の特徴もない黒いコードであり、目でみて識別できるもんじゃない。マニアの人は見分けられると言うかもしれないけど、
普通の主婦とかには無理だろ…
というわけで、いろいろ識別できずに映像や音響が送れない問題が日本中で起こるのよ。
4k、5G通信時代と、これからますます変化の速度は早くなるから大変だねぇ。 そもそもケーブルという有線の伝送方法も、もうなくなるかもしれないしね。
HDMIケーブルの欠点③長くなると繋がらない
これは意外と知られていない。
5m以内なら問題ないと思うけど、プロジェクターと繋げたりする場合、ある程度長くなるようなら高品質なケーブルを選んでおいたほうがいい。
ぼくは過去に5mぐらいで不安定になる状況を経験してる。プロジェクターと繋げたときにノーシグナルと表示がでて繋がらないときがあった。
短いケーブルに変えて映ったから、品質と長さに問題があったと思う。
HDMIケーブルはかなり神経質なケーブルだ。
デジタルのくせに、繋がるときと、繋がらないときがある。
迷ったら、汎用性の高い3m。AVアンプとプロジェクターを繋ぐホームシアターをやりたい人は5mがオススメだよ↓
最後にHDMIケーブルの選び方とつきあい方
ケーブルに保証がついてるのは当たり前の時代になったけど、
HDMIケーブルの選び方は、
「常にその時代にいちばん売れてるものを買う」というスタンスがいい。
例えばAmazonでいえばHDMIケーブルと検索していちばん最初に表示される2~3種から選べばいい。
Amazonベーシックがすぐでてくるよ。
でもAmazonベーシックってやっぱり無難よ。
レビューが27万越えてるとか、そんなの世の中の商品でみたことある?
へんな⭐ひとつのレビューが10件ぐらい続いてるときあって、少し躊躇するときあるけど、
買ってみると…あれはなんだったんだというぐらい普通なことばかりだった。
大量に売れてるから不良品も一定数混ざるということなのかもね。
AV機器のトレンドがどう変化するかわからないから、いちばんいいHDMIケーブルを高値で買っても、将来的に無駄になることもあるからね。
一生もんのケーブルを買うという感覚ではなく、
1000円前後の価格のケーブルを定期的に買っていくという意識でいたほうがいいね。
あと、最後にもう一つ!
HDMIポートの埃に注意!
たまに、旅先のホテルの部屋のテレビにHDMIを挿すことあるじゃん。
でもめちゃくちゃホコリかぶってて、ポート部を綿棒などで掃除してからでないと、映らないことも多い。
ポート部はホントにデリケート。金属っぽい見た目の時はまだいけるけど、たまにつや消しのマットな灰色になったポートを見かける。こうなってくるとちょっと埃を除去したぐらいじゃ認識してくれない。
定期的にエアダスターでホコリを飛ばしてもいいけど、本当に大切に使いたいなら、空いてるポートにはキャップをしておくといいだろう。