庶民の乗る車は、だいたい純正スピーカーとしてフルレンジ(全ての音をひとつのスピーカーから出すタイプのスピーカー)がついている。
これだとは高音と低音があんまり良く鳴らない、微量に出てはいるんだけど、それだと音楽本来の楽しさを楽しむには不足といったところなんだ。
今回のフロント2way+サブウーファーにしようというのは、今出てない音をまずは全部出しましょうという考え方。
高音と低音をそれぞれ強化して音楽に本来含まれている音の数を出してあげてメリハリのあるリアルな音にするよ。
例えるの下手くそなんだけど…
ゴルフクラブで例えると、
今は、ドライバーとパターのない状態でコースに出てる感じだ(笑)
ドライバーとかパターはもっと上達してから買えばいいな…
とはならないでしょ?
とりあえず道具を一通り揃えて、上手い下手はともかくコースに出てゴルフを楽しむというのがいいじゃん。
カーオーディオもそれでいいんだよ。
フロント2way+サブウーファーは音楽を楽しむ為に必要な道具なんだ。
フロント2way+サブウーファーがオススメのスピーカー構成だ!
だから、フロント2way+サブウーファー!最初から、このシステムを念頭において少しずつ手をいれていくのがいいよ。
進め方として
チューンナップサブウーファーをつける
セパレートスピーカーに交換する
フロントドアをデッドニングする
この辺りをネットで調べたりして、実施する順番とか悩んでいると思うのよ。
まず、カーオーディオの世界では、リアスピーカーを鳴らさない、フロントツーウェイのシステムがスッキリ高音質にできるからオススメだ。リアスピーカーにお金をかけないから、予算をフロントスピーカーに使えるのもポイント。
※フロントツーウェイというのは、ドライバーからみてフロントの右ドアスピーカー、左ドアスピーカー。
それに加え、ダッシュボード上もしくはドア上部に埋め込まれた、ツーイーターという高音を専門に再生するスピーカー。
これも左右でペアだから、これらを合わせて車内前方の4つのスピーカーユニットで音を鳴らすシステムのことだよ。
もう一度この図を眺めてほしいんだけど、3種類のスピーカーから出る音のボリュームはかなり違う。
ほとんどがドアのスピーカー(ウーファー)から出る。
ツイーターの4khzから上や、サブウーファーの80hzから下というのは、それだけで聞いたら「ん?」という音。
全く音楽になっていない。
しかしメインのウーファーにそれぞれを重ねていくと…
ちゃんと音楽性のある音になる。
しかしその重ねかたが微妙というか難しい。
それが楽しいところでもあるんだけどね。
庶民がカーオーディオを楽しむならフロント2way+サブウーファーがおすすめ。
かかる金額についても、 DIYで 工夫することで、抑えることはできる。
特にサブウーファーは、単品のいかにも凄そうなやつを買う必要はない。
ひと昔前はサブウーファー専用の外部アンプと、25~30cmぐらいのサブウーファー1発のようなのが流行ったけど、音楽を美しく、楽しく聞くだけならそこまでいらない。
⬇️こういうのは敷居が高い。
アンプ内蔵のチューンナップサブウーファーというタイプで十分だ。
大切なことはちゃんとこのシステムで低音を鳴らして、バランス良く調整すること。
それに比べたらスピーカーのブランドとか価格の差とかは、今の段階ではたいしたことではないんだ。
誰かに見栄を張る必要はないよ。
Amazonで1万円ちょいのパワードサブウーファーを堂々と使いこなそう。
しっかり調整できれば、素敵な音楽がきけるんだ。
カーオーディオの闇のひとつとして、どんなに高いものを買っても調整や設置がいまいちだと宝の持ち腐れになる率が非常に高い。
カーオーディオは、家でオーディオやるより数倍難しいよ。
セパレートスピーカーの選び方
純正(フルレンジ)からセパレートスピーカーに交換するときの、選び方なんだけど、
なるべくツーイーターとウーファーが低めの周波数でクロスしている製品がいいよ。
例えば4Khzより1.5Khzとかね。
車の設置の場合、このほうが違和感なくつながる。
ツイーターの振動板の素材はハードドームよりソフトドーム。特に安いツイーターはアルミドームとか金属系はキンキンやかましい響きになるからやめよう。
シルクのソフトドームとか個人的には好き。
高級機になると、金属素材全てダメと言うわけではないけどね。
ツイーター台座の角度調整の自由度が高いもの。
プロのショップにお願いして、適正な角度でキレイにインストールしてもらうなら調整はできなくてもしょうがない。
でも自分でやる場合、あとからやっぱり角度を変えたいとか、いろいろ変えて検証してみたいときもあるだろう?
初心者のうちは間違いなく、何度も変更したくなる。
ツイーターの自由度と、見た目のカッコよさは反比例するのが辛いところだけれど、ぼくは調整優先でダサくてもこんな感じで気にしない(笑)
あとね、純正フロントスピーカーがわりと高い位置にある車の場合だけは、必ずしもセパレートタイプにしなくてもいい。
ダッシュボード上についてる場合なんかそうだね。
逆にセパレートにして効果的なのはドアスピーカーのかなり低い位置に純正フルレンジスピーカーがついている車種の場合だ。
これは特に高域がマスキングされて、リスナーに届いていない可能性あるから、セパレートスピーカーでフロント2wayにすると激変するはずだ。
これは好みで決めればいい。
純正の音に不満ならフロント2way+サブウーファーに挑戦してみよう!
まとめると、もともと純正でフロントにツイーターがついているような、ちょっといい車にのっているなら、チューンナップサブウーファーを追加しよう。
純正スピーカーがフルレンジでも、ダッシュボード上や、ドアスピーカーの高い場所に設置されている車。これもまずはチューンナップサブウーファーを追加しよう。
純正がフルレンジで、スピーカーがドアの下部についている車は、まずセパレートタイプのスピーカーに交換しよう。
そして、リアスピーカーの音は鳴らさないようにしてみる。
純正からの、はじめの一歩はここからスタートしてみよう!