今回解説するケースは、
例えば2011年製造のAVアンプを中古で購入して音がでない場合等を想定してる。
もしくはそれ以前、古いモデルはとくにありえるケースだ。
最近の製品や、新品についてはいきなり音がでないというのはやはり、初期不良が疑われる。
その中古AVアンプ、何年音だしてない?
例えばハードオフやヤフオク、メルカリなどで中古AVアンプを買ったとする。
そして、家のスピーカーなどに繋いでいざ音だし!
…………なんだ?
音がでないじゃん。
入力セレクターを確認。
BD/DVDのHDMI入力に問題ないし、AVアンプの表示パネルには
信号がデジタルで入力されている表示や、ドルビーデジタル表示も確認できる。
アンプまでは音がきてる!
次に配線を確認するが間違えてはいない。
ボリュームをあげたり下げたりしてみる。
ここで微かな音を感じた。
そして次の瞬間、バリバリっと音をたてながらノイズをかなり含んだ音が出る。
そして音楽が流れ始める。
あっ、音は出るな…
でもなんかおかしい、音量を戻してスピーカーに耳を近づける。
片方のスピーカーからしか音がでていない。
音量を十分に上げてもギャングエラーがでてるみたいな感じ。
初期不良として返品するか?
そんなことを考えていると、音楽が少しいい感じに鳴り出した。
やっと両方のスピーカーから音が出た。
この間ざっと、通電から10分~15分ぐらいだろうか。
このケースは音響機器では珍しくない。
AVアンプはしばらく通電がないと音が出なくなってしまう
ということなんだ。
新品でも、ほんの数秒のレベルでこういうことはあるかもしれない。
また、スピーカーのエージングのようにある程度の頻度で使い続けていると音が安定してくるのも間違いないと思う。
初期不良で返品する前に少し様子をみてみよう
新品の機器は一定の確率で初期不良がでてしまうというのは有名な話だが、新品、中古問わず少し通電させて音を出して使用してみてから検討するようにしよう。
まぁ、1時間様子見ても、うんともすんともいわないようなら完全にダメだけどね。