※この記事はAndroidのHEOSアプリの動作について検証。
結論は述べたので、なぜ?何がダメなのかについて簡単に説明しよう。
まず、ぼくはDENONは好きだ。
ぼくが愛用してる Denon AVR-X1600H は毎日必ず5時間は電源入りっぱなしで使い倒している。
このアンプはHEOS対応機で、本体にもオレンジ色のロゴステッカーが貼られている。
要はデノン、マランツ系の音響機器に搭載されている、家庭内WI-FIを使用したネットワークオーディオ機能のことだ。
でね、このHEOS機能そのものは普通に使えるんだけど、そこに価値を感じるかはユーザー次第。
因みにぼくは全く使っていない。このアンプの最大の魅力、「安く買えるけど、本格的なホームシアターが楽しめる」ということに比べたら、HEOS対応はオマケ機能にすぎない。
なんなら対応してなくてもOKなくらいだ。
HEOSアプリでAmazonミュージックを使うと何が問題なのか?
でね、HEOSのアプリはAmazon musicに対応している。
するとどうなるかというと、
Amazon musicを楽しんでいるユーザーは、スマホにHEOSアプリをインストールすることによって、快適に操作…
だからこの機能を使うことを前提で、Amazon musicHDを契約したり、ましてやAmazon Musicでネットワークオーディオを満喫するための再生機器として、HEOS対応製品を購入するという人は要注意だ。
好きな曲を再生しようとして、再生⏩️をタップする。
すると10秒後に音楽が流れはじめるという光の速さのレスポンス。
このように一曲目は非常に快適に再生することができる。
待ち時間はたった10秒だからね。
問題は2曲目以降だ!
アホらしくて正確には測っていないが…
ファミコンのディスクシステム、いや!ネオジオCDレベルの忍耐力が要求される。
もちろん、処理が遅いとか、通信が遅いとかではないんだよ。
単純にアプリの不具合というかエラーみたいな感じかな?何度もいうけどHHEOSは悪くない。HEOSアプリとAmazonミュージックアプリの相性の問題だね。
そしてそれが数年間放置されている。
そんなのクレームにならないの?と思われるかもしれないけど、
この界隈の人の人徳というのかな、要は大人なのよ。みなさん。精神的、経済的余裕がちがいますから。
だから、
「そうですか…残念ですが、まぁ、あきらめてPCから出力して音楽を楽しみましょう。」
みたいな流れで、たかがアプリの不具合ぐらいのことで、血眼になってネット上に書き込みしたり、大人の趣味が炎上することもないわけさ。
あとは…やはり、このDENON & marantzという企業への政治的な配慮も感じる。
オーディオ関連の企業メディアではHEOS機能にダメだししにくいんだろうね。
製品レビューでもHEOSで最高のネットワークオーディオ環境が構築できるみたいなこと書いてあるけど、それを鵜呑みにして購入してしまうユーザーのがっかり感を思うと辛いのよ。
あとは、地味だけどけっこう嫌なのは音楽を再生中にシーク操作できないこと。
シーク操作って、タイムリーに再生ポイントを変化させることなんだけど、この曲のサビをいきなり再生したいなと思っても、
正座して待つのみだ。
早送りも巻き戻しもできない。
HEOSはある意味、レトロなジュークボックス感はある。
場末の酒場の片隅にひっそりと佇むジュークボックス。
コインを放り込み、デイドリームビリーバーを選曲する。
たくさんのレコード盤が回転し、アームがレコードを自動的につまみにいく。
その間カウンターでバーテンにジントニックをオーダー、
すぐさまジントニックが出て来て一口飲む。
ふたくち飲む…
やっと曲がかかるみたいなやつ。
それじゃあ、USENみたいに、BGMみたいに流しっぱなしで聴くしかないね。っておもうじゃん。
それはできる。あらかじめAmazonミュージック内にあるプレイリストは垂れ流しにできる。
HEOSアプリでAmazonミュージックのプレイリスト再生
例えばこんなやつを流せばいいよね。
でもそうすると、だいたいの人は自分のお気に入りを集めたプレイリストを聞きたくなるじゃん?
でもHEOSアプリからの再生では自作プレイリスト機能には対応していないというカオス。
普段使ってるスマホのAmazonミュージックアプリ内のプレイリストとクラウドで共有できないという恐ろしい仕様。
どーしてもプレイリストを共有させて無線で快適に楽しみたい人は方法もあるよ👇️
ただし、このやり方だと16bit/44.1khzのHD音質にダウングレードされてしまう。
音質をとるか、快適さをとるかというところ。
HEOSだと、使い勝手が極悪でもフルスペックハイレゾ(24bit/192khz)になるのはいい。
しかし、さらに落とし穴があって、HEOSアプリで再生する音質はHEOS対応機器のDAC性能に依存するということなんだ。
今は単体のUSB-DACのチップ性能が爆上がり中だから、ぶっちゃけスマホ→USB-DAC→HEOS対応機器と繋いだ方が音がいいのよ。
同じフルスペックのハイレゾ音源を再生した場合でもね。
さらにスマホでAmazonミュージックアプリ使ったほうが操作性が段違いにいい。
ぼくはサイトではおふざけで毒吐くこともあるけどさ、結局はオーディオ愛なんだよ。だからホントに気に入らないものについては取り上げない、記事を書かないというスタンスなんだけど、HEOSはそこそこメジャーな部類に入るため、利用者も多く、残念な思いをしてしまうユーザーが多そうなので今回書いたのよ。