OculusQuest2とUSB-DACを接続して高音質再生する方法を解説するね。
ハイスペックなVRヘッドセットはゲーミングパソコンと接続して使うユーザーが多いと思う。
この場合、PC⇒USB-DACへのデジタル出力は容易。接続はコチラ⇒
しかしオキュラスクエスト2単体で遊ぶとなると、オーディオ出力はBluetoothか、本体のイヤホンジャックの2択。(一般の感覚)
しかし、
「オキュラスクエスト2 USB-DAC」等の検索でこのサイトにたどり着いたような重度の音マニアな人の場合、やはり遅延のない有線デジタルで…
早速ぼくの短い動画を見てもらうと理解が早いよ👇(4分36秒動画)
OculusQuest2とUSB-DAC(ZEN-DAC)の接続方法
今回も人気の実力機、ZEN-DACを使って実験した。
上のように接続、あらためて見るとUSBのタイプがそれぞれ違うのが面白い。
まずOTGケーブルだけど、ぼくが持ってるAmazonで700円ぐらいので2種類試したけど特に問題なく動作したので何でもOK。
次にDACに接続する変換ケーブルだけど、こちらを長いものにしないとヘッドセットを被るのは無理だね。
ぼくが使ってるAmazonベーシックのはこれ👇️
0.9m~2.7mで約800円(執筆時点)は安いなぁ。
でもAmazonベーシックのはけっこうゴツいケーブルだから、取り回しの柔らかさは期待しないでね。
ヘッドセットと有線接続する場合、タイプCのコネクタ部に負荷がかからないようにしたい。
ケーブルの重さを受けて下方向にかなりの重量がかかってしまうから。
完全にぶら下がる形ではなくOTGの短いケーブルのところで1度クエスト2のヘッドストラップに引っ掻けるなりしてコネクタ部の負荷がない状態で遊ぼう。
特にビートセイバーみたいに動くものはギリギリかなぁ…
ぼくみたいにAVアンプに出力してAmazonプライムVRで映画を楽しむ(VRコンテンツにサラウンド音声は基本ないので…2chだけど)とか、音楽系のVRコンテンツを椅子に座って楽しむならコネクタ部だけ守ってあげれば、USB-DAC接続で間違いなく最高音質で楽しめる。
自慢のオーディオ環境がある人には嬉しいやり方だとおもう。
因みにオキュラスクエスト2のOTG対応はぼくが実験しているので間違いないが、お使いのスマホがOTGに対応しているか合わせて知りたい人もいるだろう。
そんな時は、OTGチェッカー(無料)👇をインストールすると1発でわかる。詳しくはスマホとUSB-DACを接続の記事⇒コチラ
USB-DAC経由でイヤホンVSクエスト2本体ジャックに直イヤホンどっちが高音質?
これは興味深いよね?
ヘッドセットから遅延のない有線デジタルで出力したものを高性能なUSB-DACで変換して専用のボリューム⇒ヘッドフォン出力に繋げたイヤホンの音と、クエスト2のヘッドセット内のチップでD/A変換されたものを普通のイヤホンジャックから聴く音。
これを2時間ぐらい効き比べてた。
もちろんZEN-DACを接続したほうが音は良くなるけど、その差が予想してたよりほんの僅か。
小さな音で聞いていたら、ぼくにはほとんど差がわからない。
ボリュームを上げた時の余裕はさすがに違う。その時の低音域の輪郭もボヤけないしパワーが全然ちがう。
例えばこの記事を読んで、新規にUSB-DACを購入してまでやる価値あるのか?と言われたら微妙。
しかし、ぼくみたいにけっこう音を上げて楽しみたいユーザーの場合、クエスト2内蔵のスピーカーは音量MAXでもそこまで大きくない為、ビートセイバーなどの音ゲーは物足りないのは確か。
せっかくイヤホン、ヘッドホンの良いものを繋げても鳴らしきれてない気もする。
そしてクエスト2本体のボリュームMAXはギリギリ音が歪み出すような感覚がある。
標準搭載のスピーカーがキツそうなのは当然として、DACに接続した場合でも本体ボリュームMAXより、本体ボリューム8割、あとはDACのボリュームであげていったほうが音は綺麗に感じた。
「デジタルだからそんなことない!」と言われたら反論できないんだけど、ぼくの感覚ではそうだった。
OculusQuest2のアナログオーディオ出力(イヤホン出力)は音が綺麗!
クエスト2に搭載されている、オーディオ出力がそもそもかなり高品質というのがある。昔のパソコンや、テレビのイヤホンジャックとは別物。
あとこれはZEN-DACのボリュームノブのLEDでわかるんだけどサンプリングレートが48khz。ビット深度は調べたわけではないのでぼくの勝手な推測だけど16bitだと思う。
ビートセイバーだけでなく、ZEN-DAC繋げたままいろいろなアプリに移動したけどLEDの色が変わることはなかったので16bit/48khz固定の仕様なのかもしれないね。
つまりほぼCDや、DVDと同等の音質。
ただし動画でも感じたと思うけど、音量を上げた時の余裕は全然違う。
あくまでもアンプで増幅してリアルスピーカーをしっかり綺麗に鳴らすという用途に有効な今回の実験だった。
※おまけ、今回のいろんな実験に使ったイヤホン
①DAISO 100円のイヤホン
②VR、バイノーラル御用達! final E500 2000円のイヤホン
③②①の順で良かった。特にヘッドフォンは音量上げたときの余裕があり、イヤホンジャックとUSB-DACの差がいちばん分かりやすかった。
DACではないんだけど、2500円くらいで買えるこれをDACの替わりに接続すると、クエスト2から圧縮なしでフルデジタルでアンプまで接続できる。
24bit/96khzのハイレゾ対応だから、スペック的には余裕。音の良し悪しは繋ぐ機器しだいかな。DACはもってないけど、光接続できるアンプを持っているなら試す価値はあるよ。
最後にワイヤレス派に朗報だ👇使い勝手、音質、遅延のなさ、そしてコンパクト!オキュラスクエスト2でいい音を極めたいあなたの為の記事だ(^^)/